2012/06/07(木)
梓川地区にある天狗岩へ登ってきた。写真を撮りながらであったので上りに3時間、下りは2時間半を要した。まだ、レンゲツツジには早く、ムラサキヤシオが今盛りである。道脇のワラビもまだ早く、ベニバナイチヤクソウはもうすぐ咲く状態。
昔小屋のあった先の林道脇山側斜面上から熊と思われる動物に吠えられた。ウォンという太いひと声を発し、ガサガサと去っていった。金松寺山を巻き、水場でカエルを見、尾根道へ出てゆくと所々にサルの糞が落ちていた。案の定、しばらく登った道脇で、素早く樹を下り騒がしく音をたて笹薮をかき分け逃げてゆくサルの群れに出くわした。天狗岩の上では朝飯を摂り休んでいると、岩下の樹の陰でガサゴソ草をはむ様な音がした。凝視することしばし、カモシカの頭を確認、カメラを構えたが、相手に見つかってしまい逃げられてしまった。かなり大きな個体であった。上空は晴れているが、展望は下界のみで、遠くの山々は雲で隠れ見えなかった。帰途、巻き道の水場でカエルを撮り、植林地を下った道上でヒミズと思われるモグラの食餌に出合い、しばし観察。林道へ出て、花に止まるチョウを見つけながら下った。

植林地内をゆくと鳥が飛び立った。その辺りを探すと、藪に隠れた切り株の根際に巣があり、卵があった。温めている最中だったので、もう戻ってこないかもしれない。悪い事をした。

ヒキガエルと思う。もう一匹いたので、合体しようとしているのかも知れない。

天狗岩近辺ではイワカガミが今見ごろ。

モグラ類は夜行性だと思うのだが、あちこち掻き分け、虫を食べているのだろうか。靴先まできても、逃げる気配は全くなかった。尤もこちらがジッとしていたせいもあるのだろうが。手のひらに乗るくらい小さくて可愛い。