爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

小さくても大物です

2009年09月29日 | 日記
9/29・期待は薄くともキノコを求めていつもの山へ出かけました。
  (今日は夏に取らなかった休暇を頂いた休みである。)
所定の場所から捜し始めても乾燥していて、何も無い。標高の高い地点まで行き、やっぱ駄目かと思いつつ歩を進めたらありました。「水がねえんで、でかくなれんズラ」とばかりに、一本だけ傘を開いた小さな大物(マツタケ)。質の余り良くないシイタケに似ていた(20gもない重さで、すっかり寒くなりキノコが止まった晩秋に名残りで出てくるそれに似ている)。
左横はクロカワ。これも一本だけポツンと樹下にあった。雨が少し降ったが濡れているのは地表だけで、キノコの発生を促すには程遠いお湿りだ。明日からの雨に期待したい。週末に間に合うよう、「しとしと」としっかり滲みるように降って欲しいものだ。

  小さくても香りはあるぞ!
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キノコ君に慈雨を下さい

2009年09月27日 | 日記
 土曜日に訪れた天狗岳の登山道脇にあったキノコ。定かではないが、スギタケと思われる。傘にぬめりがあれば、ヌメリスギタケやヌメリスギタケモドキであり、安全な食菌なのだが...
このところずっと降雨が無く、私の住む松本近郊の里山(特に東山方面)はカラカラで、種類、収穫量ともゼロに近いのが現状であろう?!28日、29日の天気予報が当たれば、10月に入って一斉に色々なキノコが出始めると思う。

中山の上は秋空(八ヶ岳)
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天狗岳(八ヶ岳)へ登る

2009年09月27日 | 日記
9/26(土)
 登山口、唐沢鉱泉へ着いても曇天は変わらず。朝8時近くにも係わらず駐車スペースはまだあり、登山客が意外に少ないのだと思う。鉱泉の源泉に立ち寄り、黒百合平~中山峠~東天狗岳~西天狗岳~枯尾の峰分岐(西尾根ルート)~鉱泉戻りにコースを採る。先輩と息子さん、私の3人パーティーである。鉱泉は標高1920m、源泉は硫黄臭のする水で、取入口の先からもコンコンと湧き上がっている。この環境下でも育つ苔類の生命力に驚く。

ヒュッテの建つ黒百合平は2410m。比較的急登のない見事な原生林帯を縫いながら、500mの高さを克服する。渋の湯分岐から辿る涸れ沢は石がゴツゴツして歩きにくかった。峠とは思えないほどあっけない中山峠を過ぎてから東天狗岳までは急登。渇水状態は山岳地域でも変わらないのか、道脇のナナカマドやハンノキなどは枯葉状態が散見された。目指す峰は一旦窺えたのも束の間で、ガスが覆ってしまった。東天狗岳で昼飯をとり、ガスが上がるのを待つ。甲斐あって主峰・赤岳方面は無理だが、硫黄岳までの稜線は見え始まる。
 
歩を進めた西天狗岳で赤岳~阿弥陀岳の稜線も現れるが、霞んでいて今一であった。鉱泉へと下った尾根は結構な距離と傾斜で、下りに使ったのが正解であった。俯瞰の素晴らしい二つの展望台ではまだハイマツも見られた。

第二展望台から阿弥陀岳を望む(もう少し陽射しが欲しかった)


第一展望台より、来し方を望む:西天狗岳(左端)は遥かな高みとなった
(真ん中は根石岳、右端は箕冠ミカムリ山でこの鞍部はコマクサの群生地でもある)

 ◇今回のコースタイム(休憩時間含む)
  ・唐沢鉱泉7:52-渋の湯分岐9:24-黒百合平10:08-東天狗岳11:43 <3時間51分>
  ・東天狗岳13:14-西天狗岳13:30-第二展望台14:05-第一展望台14:28 -枯尾の峰分岐15:05
-唐沢鉱泉15:38 <2時間24分>  
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白馬から

2009年09月21日 | 日記
 午前10時頃キノコ採りから帰り、母、妻と3人で白馬へ出掛ける。
連休で交通量が多く、田沢の先で国道19号を左折した光橋(僕はここから望む常念岳がお気に入り)で渋滞。大王わさび農場の横を通り、堤防道路で大町へと向かう予定を変更し、高速下の信号を直進。国道147号へ出て向かうも、今度は道路工事で渋滞。
 出発時には霞がかっていた山々も、大町に近づくにつれはっきり見え始め、素晴らしい景観を満喫しながら進む。八方尾根が迫ると、10を超える数のパラグライダーが気持ちよさそうに宙に舞い、人々の目を釘付けにしていた。室外のテーブルで白馬三山を望みながらソバに舌鼓をうつ珠玉のひと時は素晴らしい。
携帯のカメラで画質は悪いが、白馬三山を載せた。

写真:向かって左から鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)~ソバ屋から
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シラヒゲソウ(鳳凰三山・続々)

2009年09月17日 | 日記
 岩の多いこの山塊は随所に撮影スポットが存在する。北アルプス・燕岳(ツバクロダケ)の優美なそれとまた趣が違う。写真は薬師岳近辺での一枚(岩のてっぺんの雲が余計だったか?)もう一枚は岩の積み重なった隙間(窓)から夕暮れの北岳を撮ったもの。一杯やりながら夕時まで過ごしていたら、其処からジッとカメラを覗いていた人がいたので、パクったもの。ガスが晴れるのを待てなかったみたいだ。


 シラヒゲソウ : 鳳凰小屋の裏手にあり。小屋の主の話では「岩場から種を採ってきて植えたら生えてきた」そうだ。稀少で図鑑やガイドブックには載っていないとの弁であったが、山渓ポケット図鑑「秋の花」には載っていて、解説を読むと、さほど珍しいとは思われない。インターネット上にも写真と共に多々紹介されている。尾瀬のような湿地帯で見られるようだ。
 であれば、白糸ノ滝からの急登が終わり、水平道を下って着く支流の源流帯:北御室(昔、小屋のあったあたりと思われる)にも咲いていてもおかしくはない。ここ迄の行程の辛さを考えなくても(私的には)正に別天地で、「緩やかな流れ、心地よい草の緑」とゆっくり時を過ごして見たい場所だ。ここから沢へ下りて五色ノ滝へも行ける。か細い道だが、オオビランジを道脇に見ることも出来る。しっかりした道を選ぶなら、もう少し登った標識からでも良い。しつこい様だが、他の滝はさておいてもこの滝だけは近くまで行って見るべき価値がある。真夏であれば滝壷で水浴びしても良いかも。
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鳳凰三山・続

2009年09月13日 | 日記
 この山域は花崗岩帯で山頂付近には巨岩が点在する。地蔵岳のそれ(所謂オベリスク:尖塔)は登るのが至難である。ロープはあるが、殆ど頼りにはならないと登った人の弁。無論高所恐怖症の私は断念。
写真は薬師岳から望む観音岳。ウラシマツツジの紅葉も徐々に始まり、この後の大型連休は錦秋山行の期待大!中道の登山道脇はシャクナゲが多く、花の時季を狙って是非来て見たい。
南精進ヶ滝手前の沢付近でむせ返る様なマツタケの臭いがしたが捜す余裕が無かった。

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赤抜沢ノ頭から見る北岳、その奥に間ノ岳、農鳥岳の山陵

 
オオビランジ                タカネビランジ(もう終期)


赤く色付くゴゼンタチバナの実
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鳳凰三山へ登る

2009年09月12日 | 日記
 雨が無くキノコ採りは諦め、鳳凰三山へ登山。
土曜日は雨の予報であったので、天気の良い11日に青木鉱泉1100mからドンドコ沢を上り、地蔵岳2764mから最高峰の観音岳2840mを経て薬師岳2780mまで行き、翌日は欲張って「辻山-大馴鹿峠-千頭星山-御所山」経由で青木鉱泉へ戻るコースを計画した。
 南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝と素晴らしい滝が連続し、苦しい登りの励みとなる。殊に最後の五色ノ滝は滝壷まで近づくことが出来、その景観に圧倒され言葉を失う。脇の岩壁にはオオビランジの濃いピンクの花も数多く見られた。登山道にもどり、小一時間ほど汗をかくと、ヤナギランの群生を分けて、左岸の林の中にある鳳凰小屋へと着く。沢岸に飛び出た時から窺えた地蔵岳はもう見えない。ここから地蔵岳までは、急登の連続をこなしたばかりの足に更に拍車をかけるきつさであった!殊に樹林を抜けてオベリスクの基部まで続く白砂の道はザクザクとして容易に高度を稼がせてくれない。このコースを下りに使う所以であろう。賽ノ河原から地蔵群の先に望む甲斐駒ケ岳、更に歩を進めた赤抜ヶ沢ノ頭からは北岳から農鳥岳へと続く3,000mの尾根、更に地蔵岳のオベリスクと景観は申し分なく観音岳まで続く。タカネビランジやホウオウシャジンといった高名な花々が多く見られるのもこの間である。観音岳から薬師岳までは起伏の少ない快適な道である。薬師岳手前では富士山が綺麗に見えた。小屋の宿泊客は30名ほどであった。翌朝、外は霧雨と風であったので、御座石のある中道を下山。雨具のお世話になる前に車に辿り着き、慈雨の中、お昼前には帰宅と相成った。

   
上左から南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝(地が震える位の水勢)、五色ノ滝(落差もスケールもでかい)


賽ノ河原から甲斐駒ケ岳を望む

◇今回のコースタイム

 9/11:青木鉱泉5:58-南精進ヶ滝7:35-鳳凰ノ滝8:13-白糸ノ滝8:46-五色ノ滝9:25-鳳凰小屋10:13-地蔵岳11:20
     -赤抜沢ノ頭11:35-観音岳12:40-薬師岳13:10-薬師岳小屋13:34 (7時間36分)
 9/12:薬師岳小屋6:03-御座石6:38-林道出合8:00-青木鉱泉8:23  (2時間20分)

※全ての滝を近くで見るには結構時間を費やすので考慮が必要。

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当てが外れた!

2009年09月08日 | 日記
 朝夕の気温が下がったので、今日はもう少しお出まししていると思ったのですが、やはりこの少雨はきつい!収穫は3本のみ。雑も毒もキノコは見当たらない。地割れを掘って2本(120g、60g)、一番右は20gでこれも頭は出ていなかった。全体の身も締まっており、多分最高級クラスです。

帰途、アゲハチョウの幼虫にあてがうサンショウの枝葉を切り取って持ち帰る。家のサンショウはとっくに葉が無くなってしまっている状態。これから先、どの位の期間で「サナギ」に成れるのか?理科の勉強が必要です。うーーん自分の至らなさに失望した次第。
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キノコが出ました

2009年09月06日 | 日記
 今日はいつもの山へキノコ探しに。標高の低い所にはキノコは見られなかったものの、少し登った所には出ていました。マツタケもあったが、猛毒菌:ドクツルタケが2本並んで生えていた。タマゴタケ同様に白い袋状のツボを持ち、茎は白のダンダラ模様で上部にツバ、傘もヒダも全てが真っ白といった特徴がある。

マツタケは数本。昆虫に傘や茎を食われていたものも勿体無いので採った。
中程のズングリしたのが70gで一番重く、地割れを掘って収穫したものである。
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マツムシソウ咲く

2009年09月06日 | 日記

9/5(土)戸谷峰(トヤミネ・1629m)へ
 伊那へキノコの様子を見に行き、空振りで帰る。
せっかく出かけたついでに戸谷峰へ登る。最近山の雑誌に紹介され、都会からの登山者も多いと、よくこの山へ通う先輩から聞いていた。登山口の野間沢橋上の駐車スペースには既に1台止まっていたが、頂上まで人に会わなかったので、多分キノコ採りに入っている思われる。この峰から三才山トンネルの上、六人坊にかけての急峻な南斜面は、ガレ場を中心にマツタケを始めとしたキノコが採れる場所でもある。沢の西(松本方面)の鉄ハシゴを上り送電線の鉄塔巡視路を辿るコースで、いかにもキノコの出そうな場所を時折縫いながら行く事になる。暫くいったガラ場でカモシカ一頭に出会う。キノコは無いかと目を配りながら、ひたすら登り、1時間チョットで山頂へ着く。頭上は晴れて、暑い日射し。丈が高くなった雑木の茂みに囲まれ思ったほど展望が利かない。背伸びして見る北アルプス方面は雲の中。山頂にはマツムシソウが数本咲いていた。萩の花もあり、足元にはミヤマママコナも数多く見られる。帰りは尾根上を六人坊方面へ行き、キノコを探しながらトンネル手前の沢へ降り、10分ほど車道を下り車へ戻る。無論収穫はゼロ。雨が恋しい!

◇今回のコースタイム
 野間沢橋8:11-No71鉄塔8:43-No72鉄塔8:52-No73鉄塔8:58-山頂9:12 <1時間01分>
 山頂9:24-六人坊手前10:08-野間沢橋10:59 <1時間35分>
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