爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

常念岳へ

2011年08月24日 | アウトドア
2011/08/24(水)
 今週の晴天は今日だけの予報を信じ、一の沢から常念岳へ登った。稜線上空は雲が多く、風が止むことなく若干寒かったが、昼頃に青空となり日射しが眩しくなった。常念岳ピストンののち、小屋でおにぎりを食べながら生ビールを頂く。従業員の話を漏れ聞くところ、今日は中学生の集団登山で140名程が宿泊とのこと。そろそろ彼等が着きそうなので腰を上げ、折角なので横通岳を往復した。登山道はトラバースしてゆくので、今まで頂上を極めたことが無い。2杯のビールが効いて息が上がるが、小1時間かけ何とか三角点へ辿り着いた。道脇には花期を過ぎたコマクサが小株ながら結構見られた。眺望も特筆する程ではないが、対峙する常念岳や大天井(オテンショウ)岳方面が良いか!?人も殆ど来ないので静かだ。
 稜線上の花は種類が少ない。トウヤクリンドウ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、イワイチン、ミヤマウイキョウ、ミヤマママコナ?やオヤマソバ、ミヤマコゴメグサくらいで、コケモモやクロマメノキも実を付け始めている。


 横通岳のケルンと槍ヶ岳(花はオヤマソバ)


 大天井岳方面を望む


 対峙する常念岳


 道脇のコマクサ


 常念乗越から望む横通岳


 胸突八丁下の河原沿い(北側)は湿性のお花畑でベニヒカゲが沢山見られた

◇今回のコースタイム
 ・駐車場 5:12 - 登山口 5:27 - 笠原沢 7:05 - 乗越 8:57 - 常念岳 9:57
・常念岳 10:32 - 乗越 11:03/12:30 - 横通岳 13:28/13:38 - 乗越 14:10 
・乗越 14:30 - 笠原沢 15:37 - 登山口 16:48 - 駐車場 17:05     

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雨の中の収穫

2011年08月21日 | アウトドア
2011/08/21(日)
 河川敷のアレチウリ駆除が雨天で1時間早く終わったので、濡れついでにキノコを見に山へ入る。樹木が覆いかぶさる林道は薄暗く、フシグロセンノウの朱色の花びらが不気味なほどに良く映えていた。
林に入って先ず見るシロであるツガの木の脇に出ていました、こげ茶色のささくれ頭が。写真の左端がそれで、70gあり、茎も充実していた。後の3本は別のシロにあった、40g、80g、30gで、いずれも若干虫食いであったのはこの時季、止むを得ないことか!?
カメラを携行しなかったので、大きく開き束生していたニンギョウタケを紹介できなかった。
あっ、忘れていた。前回のコゲチャイロガワリは食して異常はなく、結構おいしいキノコ。レパートリーが一つ増えました。
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コゲチャイロガワリ ?

2011年08月13日 | アウトドア
2011/08/13(土)
 サマツを求めて四賀地区の山へ。しかし、お湿りが足りないのか地面は渇き、キノコの姿は極端に少なかった。尾根へ出る辺りでイグチ系のキノコを見る。端を欠いてかじったが苦味、酸味、不快臭ともない。ひと回りして下山時に採って帰る。傘、管孔、茎とも暗褐色で、ヤマドリタケモドキの全てを暗緑色にしたバージョンといえば判り易いかも?茎は太く堅く充実、割ると茎、傘肉とも青変するが部分的である。
帰宅し図鑑(山と渓谷社刊の「日本のキノコ」1988版)を調べたが、コゲチャイロガワリが一番近かった。記述はないが、傘はビロード状で傷つけると黒変、茎も掲載写真よりしっかり太い事の点で同定が出来なかった。しかも食用の記載はなし。こういう時のインターネット検索では食べたという記述があり、この種(イグチ系)の研究は遅々たる歩みなので危険ではあるが、一番小さな個体を電子レンジでチンして試食した。半分を食べ15分経ち、異常が無かったので残りを食べる。癖はない。食後 1時間ガ経過したが、今の処異常なし。しかし、近年見つかったドクヤマドリは4-5時間後に症状が現れたので油断は禁物である。


 一番小さいのを割ると、傘肉が青変した。これを食した。


 前々回うまく撮れなかったクモキリソウの葉を駐車スペース近くで撮る
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ツリフネソウ

2011年08月12日 | アウトドア
2011/08/12(金)
 夏がやっと来た!と思う天気になった。朝から常念岳方面がしっかり見える。朝夕も涼しくなり、虫の声も聞こえ始めた。
午後、思い立ってキノコの様子を見に東山へ出かけた。5日振りだが、林道脇に前回と変わった花はない。ミズヒキやヌスビトハギが数多く見られた。写真、赤花のツリフネソウも多いが、同形で黄花のキツリフネはまばら。

   
 人が入っていなかったか収穫があった
(左から3枚目までは掘り出すまでを撮った。露地ではほんのチョコッと見えている頭を見逃さないことが大事。無論、過去採った場所を覚えている事。)


 総収穫(大きいのは70g):傘まで見えていた2本は案の定、虫食いであった。
 一番小さいのが掘った写真のそれ。20gに満たないが、中身は締まっていた。 
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クモキリソウ

2011年08月11日 | アウトドア
2011/08/10(水)
 花は地味ではあるが、ラン科の多年草。葉は根元に双葉、広卵型で柔らかくツヤがあり縁には緩い鋸歯状で、茎がその間からスゥーと立つ。樹林下の木洩れ日が当たる湿り気の多い地を好むと書は教えています。花は極小さく、地味な淡い緑色か暗い紫色で5~15個くらい付くとある。今年教わった植物で、キノコを採りに行く四賀地区の山道脇にも小群生していた。今まで余り植物や蝶などに気を留めなかったので、知り始めると結構面白いものだ。尾根へ出るまで食用キノコは極少ない北斜面なので、良い勉強のできる道になるだろう!?


 午後、常用の水汲み場(辰野)でスミナガシという綺麗な蝶が姿を見せてくれた
 <手振れしたので、拡大できないのが残念>


 ミスジチョウも水を求めてやってきた
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今夏の初物

2011年08月05日 | アウトドア
2011/08/05(金)
 昨日、鹿嶺高原でキノコを見たので誘われるように山へ出かけた。キノコ好き人間はまあこんなもんだ!朝ドラを見てからの出発は「多分ない!」だろうなと思う心の表れでもある。林道には水溜りもあり、お湿りは充分に見える。地温はどうなのか?だけが問題です。開花植物を確認しながらゆっくり歩いていたら、後ろから鈴の音が聞こえた。これはいかん。追い抜かれない様、足早となった。先に林へ入ったが、後から来た男性は私の入っている所へは寄らずに、もっと先へと通り過ぎていった。広いアカマツ林があるが、入る人が多く、自分の知っているシロ(マツタケの発生する場所)がごく少ないのでもう足を延ばさないでいる。
さて、林内には他人が入った足跡が残ってはいたが、露地にサマツ(夏発生するマツタケ)のそれらしき頭を発見。まだ小さいが明日になれば誰にでも判るほど大きくなってしまうので、キノコ採り人間はこんな物も採ってしまうのが常です。


 抜いた(掘り出すこと)マツタケは極小:下の写真の一番左端がこれ


 ひと回りした収穫はこれだけで、マツタケご飯には随分足りない量だ。


 林道脇に3株ほどあったフシグロセンノウ


 アサギマダラがイケマの花に吸蜜


 シデシャジンが林道の始まりで数株見られた


 午後、四賀地区の山へも行ったが、地が乾いていて収穫はなく、
 追い打ちをかけるように雷雨に会いびしょ濡れになった。


 ピンボケしたが、テングダケの幼菌もマツタケの近くにあった。
 という事は、シロのせめぎ合いがもう始まっているということです。



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鹿嶺高原へ

2011年08月04日 | アウトドア
           林道脇のシナノナデシコ(色はもっと赤っぽい)

2011/08/04(木)
 林業大学の公開講座で伊那・長谷地区の鹿嶺高原へ植物観察に行く。
南アルプスの展望に期待したが雲の中で、このところの天候が恨めしい。高原上は本来さまざまな植物が見られる宝庫であったが、近年問題となっている鹿の食害ですっかり衰退してしまっているそうだ。ヤナギラン、マツムシソウ、ニッコウキスゲ、ゴマナ、イタドリなどは好物で、マルバダケブキやトリカブトなどは食べないとのこと。
標高1,800mは亜高山帯への限界高度で、シラカバ→ダケカンバ、モミ→シラビソへと樹木が遷移する場でもあると大木先生から話があった。ドクベニタケ、チチタケなど夏ギノコも見られた。稀少植物もあったが、盗掘が後を絶たないので記載しない。


 帰りに寄った長谷・熱田神宮

 神殿は保護の為、茅葺の保護用建物の格子越しにしか窺えない
 

 床下をはじめ、彫刻は異常な多さだ


 アゲハチョウの仲間・ミカドアゲハか?(よく調べたらキアゲハであった)


 ウメガサソウ(寄生の関係か盗掘しても栽培は不可とのこと)
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長峰山から

2011年08月02日 | アウトドア
2011/08/02(火)
 梅雨のような天気が続いています。
森倶楽部の活動で長峰山へでかけました。今日はオオムラサキとカラスアゲハが目をひきました。
樹液を吸っている途中に襲われたのか、アオカナブンに蟻(ムネアカオオアリ?)が群がっていた(白い汁はなんだろうか?多分カナブンが出したと思われるが。。。)。ナムアミダブツ!
カナブンが蟻の巣(幹の中に巣を作ると図鑑の解説にあり)に刺激を与えたせいなのでしょうか?
NHKの朝ドラの影響で、県外ナンバーの車が結構見られた。北アルプスや後立山の山並は雲の中なのが残念であった。


 オオムラサキが樹液を求め、口吻を伸ばす


 東屋で昼食中、傍らのアザミにカラスアゲハが止まった
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