爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

松本城から

2010年01月18日 | 日記
 晴天が約束されている。通勤途上に日はもう昇る!カメラを持ってお城へ着いたのが朝8:00近く。日の出頃の朝焼けとは程遠く陰影が薄いが、何とか撮った。常念岳の左、蝶ヶ岳方面へ下った鞍部に僅かながら槍ヶ岳の尖鋒が窺える。春はまだ遠いが、夕暮れ時が少うし延びたことは確かだ。通例の朝ドラ鑑賞にはぎりぎり間に合った本日、月曜の朝でした。
   槍ヶ岳拡大



 ※若干朝焼けの有明山(左:2268m)と餓鬼岳(右端:2547m)/家の近所から
   ・講のある有明山より先ず登る人のずっと少ない餓鬼岳。静かな山行は約束され
   るが、兎に角遠い。
   「燕岳を目指す人の圧倒的な賑わいを尻目に中房川へ下り、東沢乗越を経て剣吊
   の岩場を樹林帯で巻いて登る」中房登山口コース、「信濃常盤から松川村の国営
   アルプスあずみの公園脇を通り過ぎ、笹薮を切り開いた駐車スペースから連続す
   る滝を脇に見て急登を辿る」白沢登山口コース、いずれを採ってもかなりのアル
   バイトを課せられる。
   しかし、登山黎明期の山はこうであったであろうと実感させてくれる静謐と孤高
   を兼ね備えた味わい深い山であると私は思う。
   とは言え、もう何年来訪れていないので、あのひなびた小屋の様子も変わってい
   るか知れない。
   アルバムを開くと平成6年に長男を連れて一泊した記録があった。
   自分としては2回目の訪問である。
   小屋主の伊東さんに何時まで飲んでいるのだと下山時間をたしなめられた事が懐
   かしく思い出される。
   小屋から白沢口にタクシーを予約してあったのであった。登山ノートを処分して
   しまったのでどのくらいの時間で下ったのか不明であるが、かなりのスピードで
   有ったと記憶している。一緒に下山した藤原さんの著書にその旨の記述が載って
   いたが、走らんばかりに下山したので、滝などに見入る暇はこの時はなかった。
   今年はこの急登に挑戦してみようかと思う。
   健脚であれば日帰りも可能な山であろうが、一泊して高瀬川方面へ張り出した唐
   沢岳まで足を延ばし、ただただ目に入ってくる山々を何も考えずポカンと見入っ
   て時を過ごすのも良いのではないかと思う。
   花崗岩の白砂の周りには僅かながらコマクサも見られる。
   但し往復に3時間ほどかかるので、下山時間の考慮は必須!  
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常念岳・冬姿

2010年01月17日 | 日記
暖冬予想とは裏腹に新年に入っても寒い日が続いている。今朝、松本の最低気温は-9.9℃。日の当たらない北側の地面の霜はお昼近くになっても融けないで残っていた。北アルプスの山並みが数日振りに見渡せたので、9時頃近隣のアルプス公園へ行き常念岳を写真に収めた。北口広場(駐車場)から森の里までの間は奈良井川を隔てて絶景を目の当たりにしながらのプロムナードであった。平瀬のゴミ焼却場(ラーラ松本)が邪魔なのだが。。。。。


  鍋冠山の稜線上に蝶槍(蝶ヶ岳)と2592mピーク(右)を見る
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キノコ山にも雪が

2009年11月03日 | 日記
 キノコを採りに行く四賀の山にも雪が来た。尾根までの北斜面は枯葉の上に2~3cm程積もり、明朝は凍ると思う。南斜面は陽射しで解けてしまった様だが、1,200m位の辺りでは解けずに残っていた。写真は小木を取り払って整備した平らな場所で、一箇所だけマツタケが出る所がある。松葉が厚く積もっているので一度掻く予定である。

 午後2時前に上り始めたのだが、駐車スペース迄向かう途中、仲間で来たハンターが3台の車に乗るのを見たので、すれ違いのためバックしたら、脇のぬかるみに嵌ってしまいスリップで抜け出せずにいた。彼らは声を掛けるでもなく過ぎ去っていった。近間の小屋にあった板を借用し、何とか抜け出した。狩猟解禁は15日の筈。ここへ来る手前でもカバーをかけた銃を肩にしたハンターがいた。銃声を聞いた訳ではないので何とも言えないが、ルールが守られていないと怒りを感じた。

  尾根道にも雪が残る

 ※その後、警察に問い合わせたところ、「有害鳥獣駆除」と思われるとの回答。そういえば、皆同じ服装で腕章も巻いていた。届出があるのであれば、日時や地域等を広報などで公開すべきかと思う。また狩猟解禁も迫った今時にやらなくても良いのではないのだろうか?

午前に行った伊那富県の山道から望んだ中央アルプス・駒ケ岳

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山整備は難しい

2009年10月30日 | 日記
 県南部の伊那・JA富県(トミガタ)のグリーンツーリズム活動の茸山に応募し、当選したのは6年前(H.15/2003年)のこと。放置された山林を整備し、採れた茸等を採集出来ると言う趣旨であった。

 充てがわれた区画は雑木が繁茂し、とてもキノコが(特にマツタケは)生えるとは思えないほどであった。温暖化の先駆けであるのか一番繁茂していたのが「ソヨゴ」であった。こいつは横枝を盛んに伸ばし切って片付けるのが大変である。

 狭いエリアではあるが初年度に兎に角、雑木は切りに切った。有望な場所は区画の1/3程で積もった松葉、マツカサ、小枝も綺麗に掻いた。あとの講義で知ったのだが、高低木の環境が大切で、初めは皆伐せず、キノコの発生場所をインプットしてから対応が必要とのことであった。しかし時既に遅し。私はもうその時点で皆伐状態であった。

それでも幸いな事にマツタケが発生する場所が一箇所だけあったので、その年に80gの開いたものが1本採れた。これはと期待していたが、翌年(H.16)は1本、H.17はゼロ、H.18に7本、H.19は2本、去年と今年はゼロである。

山整備の難しさはイコールどういう環境がベストであるのか知り得る事だと思う。キノコと話が出来れば問題は解決するのだが、樹齢、地質、地形、周りの樹木の種類と背丈、日当たりに風通し、斜面の向き等々、経験者の話や書物の記載だけでは埋めようが無い。余分と思われる木を切り、積もった葉を掻いて、果たして何年後に成果が得られるのか?全てはその場所での研鑽が一番なのかも。。。。
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今年最後の収穫-クリタケ

2009年10月30日 | 日記
 今年は 9/25 以降、全くと言って良いほどキノコの姿を見なかった。マツタケは30本程の収穫(例年の2割~3割か)で虫食いが多く、それ以外のキノコの収穫はほぼ無し。毒キノコさえ出ていない最悪の出来だった。9月の乾燥が恨めしい!
記録ノートを遡ってみると、平成4年以来の不作である。
この年マツタケはゼロ、クリタケを1、2回しか採っていない。やはり9月は極端な少雨であった。

 今日は半日休みを頂いて、17日の雨後に期待してみたが、尾根への登りでクリタケを採ったのみ。1,200m位の高さの所はもう落葉。松葉がうっすらと積もり、リスが木の実集めに忙しい。鹿の鳴き声も頻繁では無くなった。樹間から望む常念岳には雪は無く、お隣の大天井岳には見られると言うのもこの時季ならではの面白い現象である。無論その奥の槍、穂高は冠雪状態。
そう言えば29日に伊那へ行った時に眺めた南アルプスも同様で、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳には雪が見られず、後方の間ノ岳や農鳥岳にはそれが残っていた。

11月に入ってすぐ、寒気が南下する予報なので今日がおそらく今年最後のキノコ採りと成るだろう.....。


    埋もれている枝から綺麗に生えていた

    今日唯一の枯れた株付近での全収穫
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キノコは依然姿なし

2009年10月04日 | 日記
 雨なし9月の影響はやはり大きい。
10月にはいると先ず発生するホンシメジはおろか、毒や食不適のキノコすら姿がなかった。雨後の昨日半日の照りではさすがにキノコも出る要件に至らずといったところか!今日一日「日」が当るので、今週末には期待できるか?希望の陽射しであって欲しいものだ!
8時間近になり霧も取れ、青空が広がる。今年は異常気象を知ってか、ドングリが山道にタップリ積もっている。そういえば、8月に栂池高原から白馬大池へ行った時のゴンドラの中で、今年は例年になくオオシラビソの実の成りが非常に多いと案内があった。植物もこの旱魃を敏感に予感し、子孫を残す策をとったのかもしれない。
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小さくても大物です

2009年09月29日 | 日記
9/29・期待は薄くともキノコを求めていつもの山へ出かけました。
  (今日は夏に取らなかった休暇を頂いた休みである。)
所定の場所から捜し始めても乾燥していて、何も無い。標高の高い地点まで行き、やっぱ駄目かと思いつつ歩を進めたらありました。「水がねえんで、でかくなれんズラ」とばかりに、一本だけ傘を開いた小さな大物(マツタケ)。質の余り良くないシイタケに似ていた(20gもない重さで、すっかり寒くなりキノコが止まった晩秋に名残りで出てくるそれに似ている)。
左横はクロカワ。これも一本だけポツンと樹下にあった。雨が少し降ったが濡れているのは地表だけで、キノコの発生を促すには程遠いお湿りだ。明日からの雨に期待したい。週末に間に合うよう、「しとしと」としっかり滲みるように降って欲しいものだ。

  小さくても香りはあるぞ!
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キノコ君に慈雨を下さい

2009年09月27日 | 日記
 土曜日に訪れた天狗岳の登山道脇にあったキノコ。定かではないが、スギタケと思われる。傘にぬめりがあれば、ヌメリスギタケやヌメリスギタケモドキであり、安全な食菌なのだが...
このところずっと降雨が無く、私の住む松本近郊の里山(特に東山方面)はカラカラで、種類、収穫量ともゼロに近いのが現状であろう?!28日、29日の天気予報が当たれば、10月に入って一斉に色々なキノコが出始めると思う。

中山の上は秋空(八ヶ岳)
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天狗岳(八ヶ岳)へ登る

2009年09月27日 | 日記
9/26(土)
 登山口、唐沢鉱泉へ着いても曇天は変わらず。朝8時近くにも係わらず駐車スペースはまだあり、登山客が意外に少ないのだと思う。鉱泉の源泉に立ち寄り、黒百合平~中山峠~東天狗岳~西天狗岳~枯尾の峰分岐(西尾根ルート)~鉱泉戻りにコースを採る。先輩と息子さん、私の3人パーティーである。鉱泉は標高1920m、源泉は硫黄臭のする水で、取入口の先からもコンコンと湧き上がっている。この環境下でも育つ苔類の生命力に驚く。

ヒュッテの建つ黒百合平は2410m。比較的急登のない見事な原生林帯を縫いながら、500mの高さを克服する。渋の湯分岐から辿る涸れ沢は石がゴツゴツして歩きにくかった。峠とは思えないほどあっけない中山峠を過ぎてから東天狗岳までは急登。渇水状態は山岳地域でも変わらないのか、道脇のナナカマドやハンノキなどは枯葉状態が散見された。目指す峰は一旦窺えたのも束の間で、ガスが覆ってしまった。東天狗岳で昼飯をとり、ガスが上がるのを待つ。甲斐あって主峰・赤岳方面は無理だが、硫黄岳までの稜線は見え始まる。
 
歩を進めた西天狗岳で赤岳~阿弥陀岳の稜線も現れるが、霞んでいて今一であった。鉱泉へと下った尾根は結構な距離と傾斜で、下りに使ったのが正解であった。俯瞰の素晴らしい二つの展望台ではまだハイマツも見られた。

第二展望台から阿弥陀岳を望む(もう少し陽射しが欲しかった)


第一展望台より、来し方を望む:西天狗岳(左端)は遥かな高みとなった
(真ん中は根石岳、右端は箕冠ミカムリ山でこの鞍部はコマクサの群生地でもある)

 ◇今回のコースタイム(休憩時間含む)
  ・唐沢鉱泉7:52-渋の湯分岐9:24-黒百合平10:08-東天狗岳11:43 <3時間51分>
  ・東天狗岳13:14-西天狗岳13:30-第二展望台14:05-第一展望台14:28 -枯尾の峰分岐15:05
-唐沢鉱泉15:38 <2時間24分>  
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白馬から

2009年09月21日 | 日記
 午前10時頃キノコ採りから帰り、母、妻と3人で白馬へ出掛ける。
連休で交通量が多く、田沢の先で国道19号を左折した光橋(僕はここから望む常念岳がお気に入り)で渋滞。大王わさび農場の横を通り、堤防道路で大町へと向かう予定を変更し、高速下の信号を直進。国道147号へ出て向かうも、今度は道路工事で渋滞。
 出発時には霞がかっていた山々も、大町に近づくにつれはっきり見え始め、素晴らしい景観を満喫しながら進む。八方尾根が迫ると、10を超える数のパラグライダーが気持ちよさそうに宙に舞い、人々の目を釘付けにしていた。室外のテーブルで白馬三山を望みながらソバに舌鼓をうつ珠玉のひと時は素晴らしい。
携帯のカメラで画質は悪いが、白馬三山を載せた。

写真:向かって左から鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)~ソバ屋から
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