俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬電車

2009年01月14日 | 俳句

『冬ざれて レールの軋み ガタゴトと』
(ふゆざれて れーるのきしみ がたごとと)

『締め方の 同じマフラーの 女の居て』
(しめかたの おなじまふらーの ひとのいて)
  
『内股の 襟巻男 辞書を引く』
(うちまたの えりまきおとこ じしょをひく)

『本を読む 皮手袋の ままの女』
(ほんをよむ かわてぶくろの ままのひと)

『足を組む 族が眠る 冬電車』
(あしをくむ やからがねむる ふゆでんしゃ)

『その足の 短さゆえに 冬温し』
(そのあしの みじかさゆえに ふゆぬくし)

『携帯の 声高乗せて 冬電車』
(けいたいの こわだかのせて ふゆでんしゃ)

『黒装束 眼はキリリ 冬の女』
(くろしょうぞく まなこはきりり ふゆのひと)

『車窓に 浮かぶ己に 冬歪む』
(しゃそうに うかぶおのれに ふゆゆがむ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設四年目

2009年01月14日 | ごあいさつ

本ブログも、今日から四年目を迎えます。
皆様のご指導・ご声援の程、よろしくお願い申し上げます。
                        千秀

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする