俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬温し

2009年01月29日 | 俳句

『川の辺に 不動の鴨の 立ち続け』
(かわのべに ふどうのかもの たちつづけ)

『エイプリル 四月の陽気 春隣』
(えいぷりる しがつのようき はるどなり)

『眉の濃き 吾子の来るとて 冬温し』
(まゆのこき あこのくるとて ふゆぬくし)

『カイロして 寝れば腰痛 ひどくなり』
(かいろして ねればようつう ひどくなり)

『快晴の 空の青さよ 冬の空』
(かいせいの そらのあおさよ ふゆのそら)

『片戀の 思い出痛し 冬の薔薇』
(かたこいの おもいでいたし ふゆのばら)

『冬温し 言われて判る 汗の筋』
(ふゆぬくし いわれてわかる あせのすじ)

『冬温し 何は無くとも 朋の有り』
(ふゆぬくし なにはなくとも とものあり)

『山茶花の 紅の道標 今もあり』
(さざんかの べにのどうひょう いまもあり)

『寒鯉の 浮かんで見える 長き髭』
(かんごいの うかんでみえる ながきひげ)

コメント
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