俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

ふくら雀

2009年01月24日 | 俳句

『水仙を 活けて生命の 長らえり』
(すいせんを いけていのちの ながらえり)

『苔地蔵 傍らに咲く 野水仙』
(こけじぞう かたわらにさく のずいせん)

『冬の日の 地蔵の顔に ふくよかさ』
(ふゆのひの じぞうのかおに ふくよかさ)

『電線も ふくら雀に 撓りおり』
(でんせんも ふくらすずめに しなりおり)

『梅さえも 届かぬ西の 桃便り』
(うめさえも とどかぬにしの ももだより)

『店員の 挨拶良きや 春隣』
(てんいんの あいさつよきや はるどなり)

『映え渡る 原色の純 寒椿』
(はえわたる げんしょくのじゅん かんつばき

『夢を見る 明日を継ぎて 春を待つ』
(ゆめをみる あすをつなぎて はるをまつ)

『はにかみも マスターOK 春近し』
(はにかみも ますたーOK はるちかし)

『冬の朝 スーパーのチラシ 漁り読み』
(ふゆのあさ すーぱーのちらし あさりよみ)

『遅れ来て 咳の子早く 帰りなん』
(おくれきて せきのこはやく かえりなん)

コメント
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