燕岳山頂 燕山荘の窓に反射する夕陽(常念が見える窓から撮影)
15日午前2時 部屋の窓から星座は庇が邪魔して観察できない、防寒衣を着こんで外に出た。
折りたたみの椅子を持ち出し、仰向けになって空を見上げる、双子座は中天に昇り、半月は既に山に沈んで、暗い空に冬の星座が輝いていた。
流星は双子座から出るのではなく、その付近の広い範囲で思い出したように流れた。
それは花火のような華やかさを纏わない、長い沈黙の末にようやく星々の間を切り裂いて一筋流れた。
半秒にも満たない輝きである、瞬きする間に気付かずに消えた流星も多数あったかもしれない。
ほぼ30分の間に10回ほど見ることができ、不確かな満足感に満たされた。
現在 首に違和感があるのはあの時刻の天体観察によるものかもしれない、ほぼ真上に位置する星の観察がこれほど大変なものとは思わなかった。
双子座流星群 冬木立はさざめき半円を切り裂いて消える星の軌跡