震災後初めての蕎麦打ち
いつものようににこにこ顔で仲間たちが集まった。
確認済みだが挨拶は
地震どうだった? 棟瓦(ぐし)が落下修理は 瓦屋さん忙しいので一年後だって今シートで覆ってある あっけらかんとした言葉が返る。
全員多少なりとも被害は あったようだ。
本日は ナメコ菌の植菌 先般伐採した桜に打ち込む作業
太すぎて運搬に手間どる恐れがあり短く切断 約100本ほどになった。
先ずドリルで孔をあけます
駒を打ち込みます
作業中に言葉が
いつ生える? 二夏経過の秋口来年の秋だ そんなにかかる?それまでに 俺食べられるかな? 心配だな?
なんて冗談が
全員10本ほど分配 梅雨前に本伏せ 日陰の所で1/4ほど埋め込む作業が残る。
作業後は いつもの蕎麦打ち 粉は 私が石臼で挽いておいた
水回し のし等作業する者は 決まってる
同級生同士早口の茨城弁が頭上を飛び交う
やはり震災の話
東北地方の方たちの悲惨な光景が
仲間の中に親類が南三陸町に住んでおり幸いに命だけは 助かったとのことだった
俺たちまだまだ幸せだ 東日本震災救援募金に協力しようや
誰からともなく提案が
なんて素晴らしい仲間たちなんだ
そば打ちつくば九重会復興のため共に立ち上がりたい。
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