自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ミツバで見た幼虫・卵の成長(1)

2016-06-06 | キアゲハ

6月5日(日)。午前,小雨模様。アゲハの庭園に,ミツバがあちこち生えています。植えたというのでなく,生えているのです。そこで偶然見かけたのがキアゲハの終齢幼虫。ずっしりと大きなからだをしていました。我が家のミツバでこの幼虫を見かけるのは初めてです。

 

 
ばりばりと貪り食うといった感じの食欲ぶりです。


6月6日(月)。葉柄でじっとしたまま。もうすぐ蛹になりそうです。それで,ネットを被せておきました。

 
そのあと庭の手入れをしているときに目にとまったのが,キアゲハの卵。落ちた種が散らばってあちこちにミツバが生えています。花壇の石囲いに生えた一本で偶然見かけたのです。もちろん,ミツバで卵を見るのも初めてです。


同じ茎の,別の葉にも一粒。色から推測すると,同じ成虫が同じときに産み付けたものかもしれません。 

 
この卵の変化も追ってみる価値がありそうです。

また別の株では,3齢幼虫がいました。これにもびっくり。


キアゲハは,とにかくセリ科植物が大のお気に入りなのですね。 

 


道央の旅(4) ~虫たち②~

2016-06-06 | 旅行

タンポポが咲いていると,「どんな昆虫が訪れているかな」と思いながら近寄って行くことがよくあります。すると,大抵は訪花昆虫に出合えます。北海道でも同じでした。どれも蜜やら花粉やらを集めるのに,すっかり夢中になっている様子。

ハナバチのなかまです。からだには花粉がたくさん付着しています。 


ヒメハナバチのなかまでしょうか。腹部の縞模様がじつにくっきりとしています。 

 

 
セイヨウミツバチです。よくもマア,どの昆虫も頭を突っ込んでいることよ,という印象を受けます。

 


旭山動物園で。園内でアオダイショウが見つかったとかで,写真は爬虫類飼育担当者が来館者に説明しているところ。「今,気が立っているので,触っちゃだめ!」といって,来館者に指1本さえ触れさせていませんでした。どうしてかなあ。解説するぐらいなら,指で触れるぐらいいいじゃない? ヘビへの関心をもっと引き出すチャンスなのに。もったいない,もったいない。サービス精神が乏しいというか,爬虫類愛護意識が旺盛というか。ヘビは“蛇” 。虫偏から成り立つ漢字です。わたしの感覚としてはやや強引なのですが,語源を尊重,虫のなかまとしてご紹介まで。


ライラックは北海道を代表する花です。匂いはかすか。そこで見かけたのが下写真の昆虫。アワフキバチでしょうか,ドロバチモドキのなかまでしょうか。それとも?

 

  
クモバチのなかまなのでしょうか。北海道ならではの昆虫なのかもしれません。花の近くで群飛していたのは,ペアを探す行動だったように思われます。写真の個体は花にとまって吸蜜していたのかどうか,不明です。口吻は見えていません。


多彩な昆虫が見られるというわけではありませんでした。これは風土の特徴なのでしょうか。時期の問題なのでしょうか。