6月9日(木)。孵化への変化はクローズアップ撮影で確認できます。それで,卵をざっと見ておいてから対象卵を決めることにしました。といっても一頭の成虫が産んだ卵なので,きょうだいです。同じ頃に孵化するので,観察しやすい卵を選ぶことになるでしょう。
卵の高さは1.2mm。シロツメクサの葉の表側に産み付けられています。表面に縦方向の筋が見えます。
6月10日(金)。あまり変わっていないように見えます。
6月11日(土)。色が一気に変わってきました。見事なほどの色です。自然がつくる色には感嘆します。
ミヤコグサの葉裏に産付された卵も同じ経過をたどっています。
10個の卵は,それぞれ同じ変化を見せています。
6月12日(日)。朝見ると,単色でなく,影のようにまだら模様が見えます。からだが形成されているのでしょう。
夕方見ると,影が濃くなっています。
ところが,ところが。この個体,結局,どうしたことか成長はここで止まってしまったのです。何が起こったのか,知るすべもなし。深夜,他の卵も似通った色をしていましたが,孵る見込みがないと判断。それで就寝。