自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アカツメグサに産付されたモンキチョウの卵(前)

2016-06-26 | 昆虫

河川敷に行ったとき,モンキチョウが舞っていました。目で後を追っていると,そこらに生えた葉にとまったり,シロツメクサの花で蜜を吸ったり。産卵行動には至りませんでした。

ふと,「それなら,卵を産み付けた葉があるかもしれない」と思い,アカツメグサを見て行くことに。シロツメクサならわたしの経験の範囲ではそう珍しくはありませんが,アカツメグサはそうでもありません。見て行くうちに,うれしいことに1つ目にとまりました。赤みがかった卵です。


葉を採集して持ち帰ることに。そうして撮ったのが下写真です。


トリミングすると……。すっくと立っている姿が美しい,この一言に尽きます。それにしても,自然の接着剤の威力,大したもの。全体が赤色でああるものの,濃淡がはっきり感じとれます。孵化が近づいているのです。

 
24時間後。色の濃淡がもっとはっきりしてきました。下部にその変化が現れています。

 
それから10時間が経ちました。日付が変わる時間帯です。上の方には頭部が黒く見えています。胸脚らしいものが3本確認できます。いよいよ孵化が近づいてきたようです。しかし,すぐには始まらないとみて,一旦就寝。数時間後に起きればだいじょうぶ,との見通しを持ちました。