自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

道央の旅(9) ~街中の電車~

2016-06-11 | 旅行

街中の路上を走る電車,つまり路面電車。この電車が,札幌市民のたいせつな交通手段になっているようです。路面電車は多くのまちで消えてゆきましたが,今なお重要な輸送手段として守り育てているまちはいくつもあります。排ガス抑制の効果にも,一定の役割を果たしていることでしょう。

粋な姿をしているので,「これは!」と思い,早朝撮影したものをご紹介します。

曲線がなんとも上品で,やさしく見える,小さな電車です。ヘッドライトを点灯してこちらにやって来ます。

 
カラフルさが際立っています。これは向こうへ去っていく電車。


白い車体がやって来ました。 

 
交差点を直角に曲がって右折。


停留所で停止。 


発車して,すぐ左折。 


惜しいことに,乗る時間はありませんでした。

付け加え話。ガイドのRさんの話では,札幌の地下鉄は鉄製の車輪ではなく,ゴムタイヤを付けているということでした。つまり,レールはないってことです。これはフランスにある地下鉄方式を採用したことによるらしいのです。わたしには,タイヤを付けて走っているというイメージがどうしても浮かんできませんでした。地下鉄を見るだけの時間もなし。結局,帰宅してからネットで調べて,「ははーん,こういうスタイルなのか」と理解できた次第です。

その土地ならではの風物詩というものは,ほんとうに学び甲斐,触れ甲斐があります。 

 


ミツバで見た幼虫・卵の成長(3)

2016-06-11 | キアゲハ

6月10日(金)。午前6時。縞模様がはっきりとしています。黒い部分はからだと殻とが接触しているところで,白っぽい部分は空気層なのでしょう。孵化が相当近づいているように思われます。

 
へこんだ卵は,褐色の模様が薄らいでいます。中がすっかり濁っているようで。さて,大丈夫なのでしょうか。さっぱり先が読めません。

 
終齢幼虫にネットを被せておいたら,前蛹になってミツバの茎に付いていました。

 


ネットを外すと,前蛹がちょこんと一つ。ところが,からだには寄生バチのアオムシコバチが2匹! 「これはまずい!」と思ったものの,自然の摂理に従うのがわたしの流儀。


6月11日(土)。朝見ると,前蛹が激変していました。頭部を含むからだ半分が完全になくなっているのです。もうびっくり! 茎には黒いしみが付着していました。それにアオムシコバチが居ついているようです。いったいどんな事情があったのでしょうか。カマキリにでも襲われたのでしょうか。かわいそうに。


一方,卵は2つとも黒くなり,そのままの状態が続いています。先に孵化間近ではないかと書きましたが,どうも,いのちが停止してしまっているようです。