実を採集するために植え付けたホッカイコガネは,わたしの期待に100%応えてくれました。昨年度は植えたイモがすべて出芽して,どの株も実を付けました。今年もまたそうです。地上の育ち方から見て,地中でもイモがじゅうぶんに育っているように思われます。
ホッカイコガネは,2つのプランターにそれぞれイモを2片ずつ植え付けました。合計4株が育ち,もちろん各株に実が付いています。
さて,真正種子から育った苗をプランターに植えたのが順調に育っています。これも2つのプランターに苗を各2本植えましたから,合計で4株育っていることになります。
これまでに繰り返して書いてきたことなのですが,ホッカイコガネの実から得た種子はホッカイコガネの形質を100%受け継いでいるわけではありません。他家受粉をして実った結果,種子には他品種の遺伝子情報もプリンティングされていることになります。その情報が,食用にするのによりよいものなら新品種になりうるわけです。
さて,交配種だと見てわかる手がこれ。つまり,親であるホッカイコガネの花弁と比べて色が同じかどうか。4株のうち1株の花が純白です。親は薄い紫色。はっきりこれは,交配していることを物語っています。
親は薄い紫色。はっきりこれは,交配していることを物語っています。
実のできやすさを継承しているかどうか,これは花後の様子を見てみないとなんともいえません。