自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏,クロアゲハの孵化(3)

2022-08-11 | クロアゲハ

一つ目の孵化は葉裏のもの。出方はさっさとしています。程々の穴が開くと,じつにすばやく出て来ます。

 

そのタイミングに合わせて,シャッターを切ります。小さなものを写す場合は,ピント合わせはマニュアルフォーカスにしているので,わずかなズレを気にしておかなくてはなりません。

 

上から撮るのはめったにないこと。

 

こうして見ると,幼虫の特徴がよくわかります。とくに頭部傍に生え揃った毛は,長さといい束の太さといい,からだの大きさと比べて貫禄十分。

 

出終わりました。あとには穴がぽっかり。

 

幼虫はしばらく休んでいます。時間が経ってから180度向きを変えます。もちろん,卵殻を食べるために。

 

一つ目の孵化を見逃さずに撮れました。それにしても,発見から孵化まで短時間でした。

 


夏,モンキアゲハの孵化(2)

2022-08-11 | モンキアゲハ

8月6日(土)。四日目。うーん,変化なし。

 

8月7日(日)。五日目。やっぱり変化なし。

 

8月8日(月)。六日目。変化が見えないので,おかしいなあと思いかけたところ。

 

8月9日(火)。七日目。変化! ところが幼虫のすがたどころか,卵内が空洞になっています。

 

底面に近いところに,幼虫のからだを形成するべき成分がかたまっている感じ。

 

どうも変です。未成熟卵なのかもしれません。産卵後,寄生昆虫がいたわけではありません。つまり外部からの何らかの侵入による影響は考えられません。

 

今しばらく観察を続けようと思います。