自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

庭のヤマトシジミ,終齢幼虫から羽化まで Ⅱ(2)

2022-08-25 | ヤマトシジミ

8月17日(水)。昨夜からずいぶん雨が降りました。朝,雨の間に確認したら,もう孵化済みでした。手で茎をそっと動かしたら,羽化した個体がパッと舞い上がりました。

カタバミの茎に,まだ残った幼虫がいないか,よくよく見てみました。すると,若齢幼虫が3個体見つかりました。さらに,同じプランターに生えたムラサキカタバミの葉裏に蛹が一つ。

 

根元の蛹は……。これは葉の裏で蛹化し,それが垂れさがった上に,葉がほとんど枯れた状態になったものです。

 

8月18日(木)。翅が赤っぽくなっています。羽化が近いことが窺えます。

 

これはまだ大きな変化はありません。

 

9月19日(金)。朝。カタバミの葉裏の個体は激変。全体が黒っぽく,翅に青みが現れました。目が離せません。

 

そのとおり,この日に羽化しました。詳細については次回記事にします。

 


'22 昆虫の頭・顔 ~アオモンイトトンボ(オス)~

2022-08-25 | 昆虫

アオモンイトトンボはオスがメスより数がずっと多いように思います。仲よくやっているように見えながら,適当に縄張りのようなものがあるように見えます。すぐ近くにオスが近づくと,追い払おうとする行動が見られます。

 

複眼はすべてのイトトンボと同じように複眼が左右にはっきり分かれています。アオイトトンボは上方が黒っぽく(じっさいはこげ茶色のようです),下方が黄緑をしています。青くて丸い斑がくっきりと見えます。

 

こういう姿勢でとまっているのがほとんど。爪が茎に突き刺さっています。

 

上から撮るチャンスは,まあまああります。しかし,トンボを接写で撮るのは苦労がいるはず。

 

青い斑が黒字に浮き上がります。

 

今度はもっと倍率を上げて撮ってみます。そうなると,頭部だけの顔面写真ということになります。下写真のように撮れるチャンスは稀です。これは交尾中の一対がチガヤの葉にとまっていたので,葉を緩く曲げて前方から撮りました。

 

同じ顔をやや斜め前,上の方から撮りました。青い斑がくっきり。

 

野外でこのように撮れたのはほんとうに幸運としかいいようがありません。