いよいよ頭部の細密写真を撮ります。捕獲したアオモンイトトンボ(メス)をスタジオに持ち込んで,時間をかけて撮影。といっても,手元の機材はカメラ一台。レンズとカメラ本体の間に中間リングを接続します。これはとくべつというほどのものではありません。素人ですから,最小機材の最大効果を願うほかなし,です。
こうして見てみると,視覚が果たす役割の大きさがズバリ理解できます。小さなからだのでっかい複眼!
前から撮るのは,じつはとてもたいへん。複眼の色の変化がやさしくって,味わいがあります。
オスは色でもメスを識別しているのでしょう。トンボの目でどのように見えるのか,そんなことを考えると,ますます自然の深さに引き込まれそうです。
アオモンイトトンボに感謝。