前回の"魚露目"の続き話です。
写真を撮っている途中のこと。ふしぎなことが起こりました。わたしはもちろんメスを撮っていたわけです。するとその近くに,からだが一回りも二回りも小さなオスが突然現れました。レンズはメスのすぐ前。わたしの手はすぐ傍。そんなことはまったくお構いないとでもいうように,オスが近づいてきたのです。ほんとうに意外な展開!
背中に乗りかかろうとしました。どうなることかと,一瞬思いました。
と思ったら,すごすごともう降りかかったのです。
後脚がすこしだけ見えています。惜しいことにこのままオスは離れて行きました。
これが交尾にでも至っていたら,と思うと,観察ってどんな事象に出会えるかわからないものだなあと感じ入った次第です。ここの草地はバッタが躍動しているので,大いに気に入っています。次の出会いはなにかな。