1802年~1945年までグエン王朝の都が置かれていたフエ。
旧市街の中心部に、グエン朝時代の王宮が残されており、
1993年にベトナムで初めてユネスコの世界遺産に登録されました。
かっては100以上の建物があったそうですが、
ベトナム戦争の激戦地であったため、多くの建物が失われたそうです。
戦後王宮門や太和殿などの主要な建物は復元されましたが、
全体の復元計画はまだ途上で、中央は芝生が広がるだけとなっていました。

體仁門手前の外堀りにかかる橋の上から
フエのシンボルマーク「フラッグタワー」をズームで!

體仁門(16:40)

午門(王宮門)が見えてきました。

午門(16:45)
鳳凰が両翼を広げた姿を象った王宮の午門。
皇帝や貴族専用の正門で、庶民の出入りは許されなかったそうです。

中央の屋根だけが黄色ですが、黄色は皇帝の色を表し、
皇帝が御する場だそうです。
中央の閉じられた門は皇帝専用。

両側の緑の屋根の部分はそれぞれ文官と武官が
控える場だそうで、
「午門」の午というのは方角のことで
「南の門」という意味だそうです。

大和殿(16:50)
午門の正面にある北京の紫禁城を模した宮殿で、
高さ約12m、幅約44mの建物です。
内部は至るところ皇帝を示す龍の彫刻で彩られている
そうですが、見学はできませんでした。
皇帝の即位式が行われたそうです。

太和殿を抜けると広い広場になっています。
左右に同じような建物があり、こちらは向かって右側の建物。

内部は旧王宮の写真の展示室となっていました。

太和殿以降は自由散策となりました。
壁の向こうに後宮があるというので覗いてみることにしました。

この門から後宮に入ります。


ベトナム戦争で破壊され、建物などは何一つ残らなかったそうです。
現在は原型に近い形で復元されつつあるそうです。

復元された回廊部分


回廊内部

回廊内部


約1時間の王宮見学は終わりました。
時計を見ると5時40分。
次はバスで10分ほど移動し、フォン川クルーズをします。

ドラゴン仕様の木造船に乗船(17:50)

商売熱心で少しの時間でもお土産をすすめることを忘れません。

同じ船が対岸を走ります。

一日中曇りでしたが、雨に降られなくて良かった。
夕食はバスでホイアンに移動してからですが、
フエからホイアンまでは130㎞、3時間かかるそうです。

夕食(ホイアン名物料理)
食事時間は約1時間(21:10~22:10)
宿泊はメルキュール ホイアン ロイヤル(2連泊)
ホテルまでは30分ぐらいで着きました。