へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

らんららん♪

2006-05-30 00:00:05 | ひるまのもめごと
デンファレの花が、蘭科だってつい最近知った。君子蘭は、ユリ科の植物。
よし、覚えたぞ
俺は、これでも理科の先生
けんちゃん号で長閑な田園を散歩すると、気持ちいいぞ~。チャリの天敵は、ザリガニとカエルだ。

蘭は、例えると彼女のような花…と、白いヤツがぶつぶつ言っている。
なあにが蘭の花だ。捨てられたクセに。

中島教授は、蘭のビニールハウスの奥にうずくまるようにして、何やら作業をしていた。
むんっとした暑さの中で俺が目にしたものは、うす気味の悪い袋のついた白っぽいびらびらした、植木鉢に植えられた大量の花らしきものだった。
「何だあ、こりゃあ、き~もちわりぃなあ」
俺は顔を近づけて、袋を覗きこんだ。
「誰だあ、罰あたりなことをほざいているのはっ
声のした方を見ると、どこの農家のおっさんかと見間違えてしまう作業着姿の中島教授が、ピンセットを持った右手を振り回していた。
「馬鹿者パフィオは、れっきとした蘭だっ
「こ、これが蘭?」
蘭の花といえば、カトレアとかそんなものしか浮ばない俺は、思わず花をよく見ようと手を延ばしたとたん、
「触るんじゃあないっそれは10年前のコンクールで優勝した品種だ。株分けしたものとはいえ一鉢20万はする代物だ」
と、われがねのような声で怒鳴りつけてきた。
「げっこれが20万っ
俺は白いヤツと顔を見合わせて、また花を見下ろした。
「これが20万ねえ・・・」
袋を指ではじこうとして、再び教授にどやしつけられた。

あ、日付がかわるからつづく ・・・と思ったら、間に合わなかったので、書き直そうと思ったけど、やめた・・・。

てきとーだな、俺も・・・
コメント (3)
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