こんばんは、へちま細太郎です。
今日はお花見。
ほんと、桜はきれいだね。 花びらがすきとおっていて、ほんのりピンク色がいいなあ、と言ったら、みんなに笑われました。
なんで?
「細太郎は、おとうさんと違って、女の子をほめる言葉を知っている」
藤川先生がうなづきながら言いました。
???
「うるせえな、余計なことを教えるな」
「おまえみたいに、女の子は大好きだけど、手を出しても大失敗ばかりというんじゃなあ」
ぎくっ。
「余計なこと言うなっ」
「ほんとのことだよな」
今度は広之おにいちゃん。
ぼくは、ふたたび、ぎくっ。
「何でこんなに、女に縁がないのかね」
「要は、モテないってことだよ」
勝手なことをいいまくってるけど、ぼく傷ついちゃった。
ぼくが、りょうこちゃんと仲良くなれないのは、おとうさんゆずりなのかな。
ちぇっ。
風にゆれた桜が、ぼくを笑っているように見えました。
今日はお花見。
ほんと、桜はきれいだね。 花びらがすきとおっていて、ほんのりピンク色がいいなあ、と言ったら、みんなに笑われました。
なんで?
「細太郎は、おとうさんと違って、女の子をほめる言葉を知っている」
藤川先生がうなづきながら言いました。
???
「うるせえな、余計なことを教えるな」
「おまえみたいに、女の子は大好きだけど、手を出しても大失敗ばかりというんじゃなあ」
ぎくっ。
「余計なこと言うなっ」
「ほんとのことだよな」
今度は広之おにいちゃん。
ぼくは、ふたたび、ぎくっ。
「何でこんなに、女に縁がないのかね」
「要は、モテないってことだよ」
勝手なことをいいまくってるけど、ぼく傷ついちゃった。
ぼくが、りょうこちゃんと仲良くなれないのは、おとうさんゆずりなのかな。
ちぇっ。
風にゆれた桜が、ぼくを笑っているように見えました。