サブで使っているEQ5GOTO赤道儀ですが、昨年末からオートガイドが上手くいかずキャリブレーションに時間がかかる。あるいはキャリブレーションが完了しないことが多くありました。
赤道儀の駆動部分を分解、グリスアップ、ウォームネジ、ギヤ―のバックラッシュ調整等を行いましたが思わしくありません。自動導入は問題がないのでコントローラー、モーター等のメカ的な事ではなく、PHD2の設定が悪いのかもよくわかりません。
春の銀河祭りも近づき、色々と試していても埒が明かないので思い切って駆動系をベルトドライブに更新しました。
コントローラー、モーター、ブラケット等一式がキットになったものを購入して組み替えました。
良く作られたキットなので取り付けは簡単でした。ベルトの張りの調整でブラケットの長孔を加工したする必要はありますが、これは個体差があるので現物で調整するしかありません。
組みあがった状態です。
モーター、ベルトの部分にはキットに付いていないカバーをアルミ板で製作して取り付けました。
コントロールはwifiで繋いだAndroid端末に、Onstep2 Controllerをインストールして行います。初めてのOnstep2の操作で少し手惑いましたが慣れればシンプルで使いやすいと思います。
さらにOnstep2はUSBケーブルでPC、Asiairにつなぎコントロールすることが出来ます。
まず、いつも使っている撮影ソフト、ステラショットで望遠鏡をコントロール。自動導入も動作もOK。
Asiairでも普通に使えます。
夜になるのを待ち、実際の星で自動導入、導入補正も問題ありません。
問題はオートガイドですね。PHD2を使用、ガイド鏡に星を入れてスタート。キャリブレーションが始まりました。ここでOnstep2でガイド速度X0.5,x1.0を設定してガイド状況を確認。うまく行っているようです。
まぁ、これならば春の銀河祭りに参加できそうです。
Onstep2の使い勝手は非常に良いと思います。
1.電源が入ると恒星時追尾がすぐに始まります。
2.スマホでOnstep2と接続するのは最初に導入速度とガイド速度の確認、設定だけです。
3.PCでステラショット、又はAsiairに接続すれば場所、時間などの設定は必要ありません。そしてアライメントなど必要なく直ぐに導入できます。もちろんこの後に撮影して導入補正を行います。
これで従来のSynScanコントローラの電源投入からの儀式から解放されます。
昨夜の愛好会skypeではありがとうございました。
先にこちらのblogを拝見していれば良かった~と悔やんでおります。AlThibaを使っていますが、Onstepもベルトドライブ(調整や耐用年数など)も、良く解らないながら使っております。今度いろいろご教授下さい<(_ _)>
カイロス、衛星の写真まで撮られていたのですね!
>最初からうまくいくことは無いですよね
そう思います。それだけ難しい事にチャレンジしているのだなとも改めて思いました。
こちらこそ遅くまでありがとうございました。気づけば日付が変わってました。
AlThibaって、桑名のマチカナリモートさんのですよね。同じ三重県で近くの市ですがお会いしたことはありません。
Onstepは初めてなので私も良く解りませんが、Onstepで操作するところは殆どなく、接続したPC又はスマホから使えるので良いかなと思っています。
私が手に入れたコントローラー、モーター等キットのパーツは汎用性が高く、amazonで安く手に入るので壊れたら交換できます。でも、そうそう壊れることもないと思います。
ベルトも大きなトルクが掛かっていないので、プーリーの平行と張りの調整が良ければ相当の期間大丈夫だと思います。必要ならば張りの調整用にアイドルプーリの追加も可能でしょう。実はこんな事をするのが楽しんですよ。
スペースワンのカイロス初号機は残念でしたが、記者会見でも地上施設の損傷は殆どないようですので早期の2号機の打ち上げに期待したいです。
思い出しました。日本初の人工衛星”おおすみ”が打ち上げられたときは高校生で、授業中にラジオのイヤホンで中継を聞いていました。