網状星雲は広がりの大きい星雲ですので、過去の撮影では全体を捉えようと短焦点で撮影していたのですが納得できないものばかりです。あまり期待せずに思い付きで鏡筒を向けた網状星雲ですが、モニターに現れた画像に驚き思わず声が出そうでした。
DPPのカタログ画像です。
小さなモニターでもハッキリと赤や青色の網状フィラメントが確認出来ました。
よし、これだ。ということで撮影を重ねた結果の画像です。
TITLE:NGC6992網状星雲
DATE:2020-08-14
TIME:23:56..01:17
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:EdgeHD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:300s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:20℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、
Lrで仕上げ 、トリミングなし
この網状星雲は数万年前に爆発した超新星残骸のガスが毎秒100kmで広がっている姿だと考えられているそうです。複雑に絡み合い、稲妻のように急に方向が変わり、赤、青、白のフィラメントが非常に美しいです。
宇宙空間を航行する宇宙船の航跡の様にも見えます。でも、ここで何が起こったのでしょうか?
素晴らしい仕上がりですね。
生画像も現地で見させていただきましたが、
すごい解像度で詳細に構造がわかります。
秋、冬と長焦点での世界を楽しみにしています。
ありがとうございます。
最初の画像がモニターに現れた時には驚きましたね。
暑くて、夜に晴れない天候が続いていますが、次の新月期には涼しい所へ撮影に出かけたいです。