姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

来室データの奥にある涙と笑顔 本日のべ95名の来室!!

2007年02月02日 | Weblog



 今日は、朝から たくさんの生徒が保健室にやってきました。

 生徒が下校してから、記録を整理してみると、のべ95名!!!


 あらーー。新記録達成だわ。これ。


 本校は、来室者管理もすべてコンピュータ入力なので、1人1人のデータの蓄積もできるので、大変ありがたい環境にあります。


 
 4月からこれまでのデータを見ると、一番多い生徒は90回近くも来室しているんですね。


 だれが、いつ、どの月に、どれくらいら遺失していたかというデータを見ると、その子が不安定だった時期とかも把握できます。



 数ヶ月にわたって、来室回数が多かった生徒も、ある時期から、来室が減っているようすなどを追っていくと、ああ、この子、この時期に悩んでいたなぁ。

 

でも、自分なりに解決をして、このころから、教室で自分の居場所を見つけて元気になったっけ・・・。


そんなことも、データでわかります。


このころは、○○さんといつもいっしょに来室していたのに、次に来室が多くなったころは、△△さんとの行動が多くなってる。

そうそう、人間関係が変わってきた時期だよね・・・。


そんなことも、データから見えてくることもあります。

心と体は、ひとつ。本当にそう思います。


体調不良が続いて、来室が多くなる。その裏に、人間関係とかその生徒なりの心の動きがあって。


そんなことも、データは物語っています。

データっていいうと、数値的な感じがして、冷たい感じもするけれど、数字のその奥にあるものは、生徒たちの血の通った心とからだの物語だったりします。



それにしても、さすがに95名は、多かった。下校ぎりぎりまで、たくさんの生徒がやってきました。


保健室を施錠して、職員室に戻ったら、さすがにぐったりでした。



今日も、生徒の笑顔と涙に出会いました。



どんな目的の来室者も来室を拒まないっていうのは、小規模校だからこそ、できることかもしれない。


そんなに受け入れているから、大変なんだよっていわれそうだけど、かまわないと思っています。

大人になれば、「そんなこと」って思うことも、かれらにとっては一大事だし、


ちょっとした息抜き、ガス抜きができる場が、ここであれば、それもOKだし。

大人が無くしたものをもっていて。


大人がすでにもっているものを、彼らはまだ見つけられなくて。



子どもでもあり、ちょっとだけ大人でもある中学生。


どの子も、どの子も、すてきな子です。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミヨさんありがとう ()
2007-02-11 14:36:54
コメントのレスが、おそくなってごめんね。

どこまで、受け入れていいのかなっておもいながらも、生徒の来室って楽しいです。

養護教諭は、学年一人いるんじゃないかって思うこのごろです。

でも、お互いがんばろうね。
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凄いですね(><) (ミヨ)
2007-02-05 11:41:15
初めまして。
初めてコメントさせていただきます。

私がいるところは、中高一貫の学校の保健室ですが、そこまで来室することはありません。
本当にお疲れ様です(><)

子どもたちが、今悩んでいることに目を向けていく姿勢。
私も心がけていますが、時々、本当にいいのかな…と迷うこともありました。
特に、一部の教員からは「子どもを甘やかしている」と冷ややかな意見を言われることもありましたから…。
でも、訪問回数が徐々に減って、次第に笑顔が戻るのを目の当たりにすると、私が勇気付けられることも多々あります。

事務的な押し後も多い中、大変だと思いますが、これからも子どもたちの力になってください☆
私も頑張りますp(^^)q
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