昨日7日午後「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が開いた記者会見」でいろいろな事が判ってきました。
報道各紙はそれぞれが興味のある点を強調して報じています。
産経の記事は「被害者の親族による会見の印象」を中心に報じています。
今朝NHKの朝ドラの後「羽鳥慎一モーニングショー」に切り替えると9時前に「この記者会見の話題」になり鈴木エイト氏をゲストに厳しい旧統一教会の幹部の発言に厳しい見解を示していました。
1:おわびとは謝罪でないそうです。法的に被害者が確定してないので「下部の者の管理不十分をおわび」だそうです。
あり解散請求には争うのでは謝罪にならない被
者側の弁護士、学者さん方の見解です。
3:「最大100億円程の供託金を用意する」以降に
ついては、教団の資産を明かさないで置いて、法
制度にない供託を言い出すとは?? と批判の対
象です。又予想被害額1000億円程に比べ10
分の1にもなりません。
国と裁判で争いながら、特別扱いを求めるのは
「与野党で議論されている”裁判中の資産保全命
与野党で議論されている”裁判中の資産凍結
令”を避ける手ではないかと厳しい目で見られてい
ます。
鈴木エイト氏はじめ識者の意見では「トップが会見で謝罪することで幕引きを図ろうとしているのでは」と見たそうですが素人の浜爺にもそう見えました。
長い戦いの始まりですね!
写真:記者会見する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長(左)ら=7日午後、東京都渋谷区(寺河内美奈子撮影)© 産経新聞
産経新聞:
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が7日、開いた記者会見では、補償に充てる資金として国側に60億~100億円を供託する意向が示された一方、解散命令請求自体は「受け入れられない」と強調。親の影響で入信した「宗教2世」や元信者らは「(教団は)変わっていない」と、厳しい視線を投げかけた。
「話し方は、信者の前で祈禱(きとう)するときと同じ。教会に通っていたときのことを思い出した」
東日本に住む30代の女性会社員は、記者会見で教団の主張を述べる田中富広会長の姿を画面越しに見ていて、こう感じたという。
女性が幼いころ、専業主婦だった母親が近所に住む信者から勧誘を受けて入信。母は父親の稼ぎを教団につぎ込み、いさかいの絶えない家庭に育った。自身も母の影響から7歳で入信したが「神様が決めた人以外、好きになってはいけない」などといった教義に疑問を抱き、20代前半で脱会した。
「会見では宗教2世のケアについて触れられていたが、それは今でも(教団を)信じている2世の話。私のように離れた被害者は『いなかった』ことにされている」
女性はそう指摘し「彼らにとっては、自分たちを信じてお金を払ってくれる人にだけメッセージが届けばいい。会見での姿勢を見ていて、ある意味、ブレていないなと改めて思った」と話した。
昭和62年から平成8年までの間、入信していた経験を持つジャーナリストの多田文明氏も、教団が真に被害者と向き合っているようには見えなかったとの印象を抱いた。
「被害者の中には1億円を預けたという人もざらにいる。100億円の供託ではとうてい足りない」とし、「かえってイメージが悪化したのでは。現役信者への世間の風当たりも、強くなるように感じた」と語った。
教団の問題点を追及し続けてきた立正大の西田公昭教授(社会心理学)は、この日会見した田中会長の〝立場〟に言及。「韓国に本体のある教団の中で、日本法人の会長は中間管理職に過ぎない。『おわび』発言もあったが、ただの印象操作にしかみえなかった」との見方を示した。
(引用終わり)