王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

15日 トランプ氏返り咲きでゼレンスキー大統領、頼清徳総統が怯える「悪夢のシナリオ」

2024-11-16 07:05:06 | 米国(トランプ2)関連
トランプ政権に代わると「米国のウクライナに対する支援と台湾に対する支援」が変わるとマスコミ各紙が伝えています。
その微妙な話に(失礼乍ら)アサ芸Bizが記事を書いたのを見つけ読みましたが、中身は大したものです。!!
【ウクライナに関して「戦争によってアメリカの軍需産業は増益増収となっていますが、軍事支援の負担はあまりに大きい。キール世界経済研究所(独)によれば、米国によるウクライナ支援はこれまでに900億ドル(13兆9000億円)に上っている。加えて、米国企業のロシア撤退による経済損失も計り知れず、トランプ氏はこの状況を打開したいと考えています」(ジャーナリスト)
(中略)そして台湾について
日本がより気になるのが台湾有事だが、中国に「関税60%」と貿易戦争をほのめかす一方、台湾の安全保障に関しては後ろ向きだ。
「半導体ビジネスが100%台湾に盗まれた」と米メディアの取材に語っており、台湾に対する言葉は攻撃的。軍事面でも「台湾は防衛費を払うべきだ。われわれは保険会社と変わらない」と不満を述べており、増額に応じなければ台湾放棄という事態もないとはいえない。そうなれば、台湾・頼清徳総統にとってまさに悪夢だ】と概ね納得のゆく解説をしています。
この結果はやがて日本にも跳ね返ってきます。軍事比負担増。豪州、インドとのクアッド推進、韓国との協調等 複眼できょろきょろしながら慎重に進まないといけない難しい事態が起きそうです。

写真:ゼレンスキー大統領とトランプ次期大統領

アサ芸Biz:
事前予想は大接戦と報じられていたが、トランプ氏の圧勝に終わった米大統領選。任期の上限が2期8年となっている米国で大統領に返り咲いたのは、1885-1889年と1893-1897年のクロバー・クリーブランド氏のみだ。
まさに異例とも言える再選だが、これが国際情勢にどのような影響を与えるのか。トランプ氏はかつてウクライナ戦争について「自分が大統領なら24時間以内に終結させる」と語っており、同国への軍事支援に消極的な立場であることが伝えられている。
「戦争によってアメリカの軍需産業は増益増収となっていますが、軍事支援の負担はあまりに大きい。キール世界経済研究所(独)によれば、米国によるウクライナ支援はこれまでに900億ドル(13兆9000億円)に上っている。加えて、米国企業のロシア撤退による経済損失も計り知れず、トランプ氏はこの状況を打開したいと考えています」(ジャーナリスト)
そのため、現在ロシアに実効支配されているウクライナ東部からクリミア半島にかけて停戦ラインを引く形で、米国が和平案を示すことは十分ありうるという。ゼレンスキー大統領にとっては受け入れ難い悪夢のシナリオだが、米国の支援がない中で戦争を続けるのは容易ではないだろう。
逆に、トランプ氏が停戦に消極的と言われているのが中東情勢だ。
「イスラム系以外の米国人の間でもイスラエル批判が高まっており、反イスラエルのデモが各地で行われていますが、トランプ氏は『ユダヤ人に対するヘイトを排除する』と明確に打ち出しています」(同)
トランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏はユダヤ系で、結婚を機に娘のイバンカさんもユダヤ教に改宗。さらに前回の大統領就任中には在イスラエル米国大使館のエルサレム移転をはじめ、歴代の米国指導者では初めて在任中にユダヤ教の聖地・嘆きの壁を訪問した。一時はイスラム教徒の入国禁止を掲げるなど、露骨なまでのイスラエル寄りの姿勢だ。
われわれ日本がより気になるのが台湾有事だが、中国に「関税60%」と貿易戦争をほのめかす一方、台湾の安全保障に関しては後ろ向きだ。
「半導体ビジネスが100%台湾に盗まれた」と米メディアの取材に語っており、台湾に対する言葉は攻撃的。軍事面でも「台湾は防衛費を払うべきだ。われわれは保険会社と変わらない」と不満を述べており、増額に応じなければ台湾放棄という事態もないとはいえない。そうなれば、台湾・頼清徳総統にとってまさに悪夢だ。
いずれにしても、バイデン時代からガラリと変わり、「アメリカファースト」を隠さないトランプ外交。来年1月の就任以降、各国は大きな政治判断を求められそうだ。
(引用終わり)
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13日 【米政権交代】 バイデン大統領とトランプ次期大統領が会談 スムーズな政権移行を約束

2024-11-15 07:03:27 | 米国(トランプ2)関連
「13日(現地時間)アメリカのジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ次期大統領が13日、大統領選挙後初めて会談し、共に「スムーズな」政権移行を唱えた」と映像付きで報じられました。
2020年の選挙後は「トランプ前大統領が開票の結果は不正だ」と怒り、倍dん大統領との引継ぎ会見は「しなかった」のですから、今回の圧勝は「バイデン大統領側にその様な礼を失する態度は見せなかった」事が判りました。
多分にセレモニーが主で「政権以降の手続きは新旧閣僚」の間でなされるのでしょう。「ウクライナ紛争の支援」については「支援のバイデン政権」と「ウクライナ紛戦争 停止のトランプ政権」では真逆ですから、引継ぎの問題より「新旧大統領による政策の違い」がウクライナとロシアのクルスク州の戦闘現場には大きな影響が出そうです。その反面「イスラエル」の扱いはウクライナの扱いとトランプ政権では一層イスラエル寄りとの見方が有ります。「安全保障全般」「中東問題」「貿易問題」等等混乱と分裂等いろいろ問題が多岐に起きそうです。トランプ政権は「どのように整合性を取るのですかね? 整合性など必要ないと考えているかもしれません」。手に汗握って見守るしか無さそうです。

写真:握手する新旧大統領

BBC News,Japan:
アメリカのジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ次期大統領が13日、大統領選挙後初めて会談し、共に「スムーズな」政権移行を唱えた。 両者はホワイトハウスの大統領執務室で会談。バイデン氏は「スムーズな政権移行を(中略)楽しみにしている」、「あなたが順応できるよう、できる限りのことをする」とトランプ氏に伝えた。 トランプ氏は、「スムーズな政権移行にとても感謝している。限りなくスムーズにいくだろう」とバイデン氏に返した。 この友好的なやりとりは、前回の大統領選挙の後とは対照的なものとなった。2020年の大統領選では、バイデン氏が勝利した後、トランプ氏は慣例に逆らい、ホワイトハウスにバイデン氏を招かなかった。 トランプ氏は当時、選挙で不正があったと虚偽の主張を展開。今年の大統領選でも、トランプ氏はたびたび同じ主張を繰り返した。 ■4年ぶりにホワイトハウス内に トランプ氏はこの日、4年ぶりにホワイトハウスに足を踏み入れた。 両者は素早く写真撮影をすると、炎が上がる暖炉の前に座り、カメラの前で儀礼的な言葉を交わした。 バイデン氏は、「ようこそ、お帰りなさい」とトランプ氏にあいさつ。 トランプ氏は、「政治というのは厳しく、多くの場合であまり良い世界ではない。だが今日は、良い世界だ」、「(スムーズな政権移行を)非常に感謝しています、ジョー」と応じた。 次期大統領と現職大統領が会談している間、両者の妻が一緒にお茶を飲むのが慣例となっている。しかし、トランプ氏の妻のメラニア・トランプ氏はこの日、ホワイトハウスに同行しなかった。 そのため、ファーストレディーのジル・バイデン氏は、トランプ氏の出迎えで夫の隣に立った。そして、メラニア氏に宛てた手書きの手紙をトランプ氏に手渡した。ホワイトハウスによると、ジル氏のチームが政権移行を支援する用意があると伝える内容だったという。 トランプ氏とバイデン氏はカメラの前で会談した後、プライベートな場所に移って2時間近く話した。外交政策や政権移行の流れなど、話題は多岐にわたったとみられる。 会談の一部には、トランプ氏が次期首席補佐官に選んだスージー・ワイルズ氏と、バイデン氏の首席補佐官のジェフ・ザイエンツ氏も加わったと、CBSニュースがホワイトハウス関係者の話として報じた。 この会談の最中、連邦議会上院では共和党が会合を開き、2回の投票を経て、院内総務にジョン・スーン議員(サウスダコタ州)を選出した。 CBSは同じ13日、下院も共和党が多数派として掌握する見通しになったと報じた。これでトランプ氏は、上下両院で支持を得ることになる。 次期大統領は1月20日の就任式に向け、新政権の人選を続けている。FOXニュースの司会者ピート・ヘグセス氏を国防長官に、富豪のイーロン・マスク氏を新設の「政府効率化省」トップに起用したことなどが大きな話題となっている。 政治任命の人数は約4000人で、最終的な就任まで数カ月かかる場合もある。 (英語記事 Biden and Trump promise smooth transition in White House meeting
(引用終わり)
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12日 トランプ氏の政権移行チーム ウクライナでの戦闘凍結案を検討 WSJ報道 

2024-11-12 07:16:45 | 米国(トランプ2)関連
トランプ次期大統領が就任したら「ウクライナとロシアの戦争は24時間で終わらせる」と発言していました。残念ながらそれをどの様に実行するのかは、語られていません。
表題は:
【トランプ氏の政権移行チームは、ウクライナの前線を固定化して、およそ1280キロメートルにわたる非武装地帯を設ける戦闘凍結案を検討しているということです。
非武装地帯の警備はヨーロッパ諸国に担当させるとしています。
また、案では、ウクライナには少なくとも20年間NATOに加盟しないことを約束させる代わりに、アメリカがウクライナに武器を供給し続け、ロシアを抑制するとしています】と6日付のアメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、トランプ次期大統領に近い複数の人物の話と説明しています。
この案によれば:
事実上、ロシアがウクライナの国土のおよそ2割を占領し続ける事になります。このためウクライナ側がこの案を受け入れる可能性は今のところ低いとみられます。そう思います。又「武力による国家間の国境線の変更は認めない」との米国の理想主義的戦略にも反する事になります。
別紙では「たランス政権になったら”トランプ大統領に忠誠心のない軍幹部は総入れ替え」との記事を見ますからどうなりますかね?
素人考えでは「目下ロシア領クリミア州のウ・ロ軍の衝突現場にいる北朝鮮兵にウクライナ軍が壊滅的打撃を与えればウクライナ側に有利な状況が出そう、反対ならロシア側に有利」と思えますがどうでしょうか?
それとトランプ政権のイスラエルに対する軍事援助も横目で見ておかないといけません。両方を矛盾なくトランプ政権は処理できますかね?

写真:トランプ次期大統領

TBS NEWS DIG:
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、アメリカのトランプ次期大統領の政権移行チームが非武装地帯を設けるなどの戦闘凍結案を検討していると、アメリカメディアが報じました。

これは、6日付のアメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、トランプ次期大統領に近い複数の人物の話として報じたものです。

トランプ氏の政権移行チームは、ウクライナの前線を固定化して、およそ1280キロメートルにわたる非武装地帯を設ける戦闘凍結案を検討しているということです。

非武装地帯の警備はヨーロッパ諸国に担当させるとしています。

事実上、ロシアがウクライナの国土のおよそ2割を占領し続ける事になります。このためウクライナ側がこの案を受け入れる可能性は今のところ低いとみられます。

また、案では、ウクライナには少なくとも20年間NATOに加盟しないことを約束させる代わりに、アメリカがウクライナに武器を供給し続け、ロシアを抑制するとしています。

これまでトランプ氏は選挙戦の最中、大統領選に勝利すれば「ウクライナでの戦争を24時間以内に終わらせる」などと主張していましたが、具体的な方法は示していません。
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10日 トランプ氏がロシア大統領に忠告 戦争拡大しないよう、初電話会談

2024-11-11 06:40:20 | 米国(トランプ2)関連
10日、トランプ次期大統領の「政治活動の第1弾」が動いたようです。
【7日に、トランプ次期大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの戦争を拡大しないよう忠告したと報じた」】とシントン・ポスト電子版は10日報じたそうです。
関係者の話として:
【両氏は欧州の平和について話し合い、トランプ氏は「戦争の早期解決」に関して、今後も協議を続ける意向を示した】とも伝えています。
一方、これまでのトランプ次期大統領の考えとしてプーチン氏との関係が良好だと主張し「戦争を24時間で終わらせる」と主張したが、具体的な方法は示していない。同紙によると、ロシアが占領した一部の領土を維持する形での取引を支持する考えを示しており、プーチン氏にも簡単に提起したという】
近くウクライナのゼレンスキー大統領と他ランプ次期大統領の会談も予定されている様ですから、厳しい内容の会談になりそうです。

写真:2018年、ブエノスアイレスで開幕したG20首脳会合冒頭の集合写真撮影でのプーチン・ロシア大統領(左)とトランプ氏(ロイター=共同) 

共同通信:
 
【ワシントン共同】ワシントン・ポスト電子版は10日、トランプ次期大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの戦争を拡大しないよう忠告したと報じた。7日に実施されたという。トランプ氏の大統領選での勝利確定後、プーチン氏と話すのは初めてとしている。
 同紙は関係者の話として、トランプ氏が欧州には多数の米軍が駐留していると念押ししたと伝えた。
 両氏は欧州の平和について話し合い、トランプ氏は「戦争の早期解決」に関して、今後も協議を続ける意向を示したという。
 トランプ氏は大統領選期間中、プーチン氏との関係が良好だと主張し「戦争を24時間で終わらせる」と主張したが、具体的な方法は示していない。同紙によると、ロシアが占領した一部の領土を維持する形での取引を支持する考えを示しており、プーチン氏にも簡単に提起したという。
 次期政権での国務長官就任も取り沙汰されるハガティ上院議員は10日、テレビインタビューで「米国の問題を優先しなければならない」と述べ、ウクライナへの軍事支援継続に消極的な姿勢を示した。 
(引用終わり)
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8日 イラン革命防衛隊、9月にトランプ氏の暗殺を計画か…米司法省が工作員3人を訴追

2024-11-10 07:25:46 | 米国(トランプ2)関連
ここ数か月イスラエルのイラン或いはイラン影響下にある組織に対する攻撃の凄さでイランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」がトランプ大統領に「何ほどの攻撃をできるのだろうか?」と思いました。よく読むと「ミサイルによる空爆やドローンによる長距離攻撃」ではないことが判りました。
【8日イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が今年9月、工作員にトランプ次期大統領の動静監視や暗殺を指示していたと発表した。暗殺は実行されなかったが、メリック・ガーランド司法長官は「米国の安全保障を危険にさらそうとするイランの試みを容認しない」、同日、イラン系米国人の殺害を企てたとして、革命防衛隊工作員のファハド・シャケリ容疑者(51)ら3人を訴追したと発表した。発表によると、シャケリ容疑者は米捜査当局が電話で行った聴取に対し、革命防衛隊から9月にトランプ氏の監視と暗殺を指示されたと供述した。10月に計画策定を指示されたが、提出しなかったという。
 シャケリ容疑者は逃亡中でイランにいるとみられているが、米国で服役している人物の減刑のため、聴取に応じたという。ほかに訴追された2人はニューヨーク在住で、7日に身柄を拘束された。同省はトランプ政権下の2020年に革命防衛隊司令官が米軍に殺害されたことを受け、イランが報復を狙っていると指摘した】と司法省の発表です。
手段については「書かれていませんが、銃撃がまづ第1ですかね? ここをクリック⇒2020年に革命防衛隊司令官が米軍に殺害されたことを受け、イランによる報復」と有りますから気の長い話になります。

写真:アメリカ大統領選の開票結果を受けて登壇したトランプ氏(6日、米フロリダ州で)=ロイター© 読売新聞 

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=山本貴徳】米司法省は8日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が今年9月、工作員にトランプ次期大統領の動静監視や暗殺を指示していたと発表した。暗殺は実行されなかったが、メリック・ガーランド司法長官は「米国の安全保障を危険にさらそうとするイランの試みを容認しない」と表明した。
 司法省は同日、イラン系米国人の殺害を企てたとして、革命防衛隊工作員のファハド・シャケリ容疑者(51)ら3人を訴追したと発表した。発表によると、シャケリ容疑者は米捜査当局が電話で行った聴取に対し、革命防衛隊から9月にトランプ氏の監視と暗殺を指示されたと供述した。10月に計画策定を指示されたが、提出しなかったという。
 シャケリ容疑者は逃亡中でイランにいるとみられているが、米国で服役している人物の減刑のため、聴取に応じたという。ほかに訴追された2人はニューヨーク在住で、7日に身柄を拘束された。同省はトランプ政権下の2020年に革命防衛隊司令官が米軍に殺害されたことを受け、イランが報復を狙っていると指摘した。
(引用終わり)
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