29日長野県小谷村のバックカントリー(BC)スキーを楽しむツアー客が雪崩に会い遭難し3人が自力で脱出(後に2人の誤りだと訂正)し、残る二人が雪崩の中に30日まで半日も居たようです。怪我は無くても低体温で亡くなられたのでないかと思っていました。近頃のマスコミは、素人目にも亡くなったと判断できても「心肺停止」と報じる例を数々見ます。その様に報じるマナーなのか? 医師以外は死亡の判断は出来ない?とでもしているのですかね??
さて、今回は多数の外人ツアー客が現地に入り込み、雪崩で遭難したのを別のグループが通報した様です。
バックカントリースキーと聞くと20年も前に次男坊が冬のバイトで長野の八峰でスキーパトロールをやっていて「スキーコースを外れて、リスクの高い遊びをするスキーヤーが居て「コースに戻る様、呼びかけたり、コースの近くならコースに戻る様誘導する」ので大忙しだと言ってたのを思い出しました。
その頃の感覚で考えると「バックカントリー スキーをやる奴は、どうしようもない輩だ!」と思っていました。今回の事件を見ると旅行社も入りBCツアーを企画している様です。本来、自然の中を歩くのは「人間の自由な行為で他人に禁止されるものでない」と極めて社会派的に考えても、間違えると命が失われますから、現地のある程度の規制と管理が必要になりそうです。救助の警察官(立派な体格をしています)が重装備で救助に向かわないと二重遭難のリスクが有りそうで、県民の税金が使われる事になるのでしょう!
原則自由と原則禁止の中間で「折り合いの線が出てくる」事をを期待します!
写真:遭難者の救出に向かう長野県警の警察官ら(30日午前6時57分、長野県小谷村で)=桐山弘太撮影
読売新聞オンライン:
手つかずの自然の中を滑走するバックカントリー(BC)スキーは近年、人気が高まっているが、管理・整備されたコースとは違い、危険と隣り合わせだ。捜索・救助体制も整っていない。
BCでは、解けた雪が固まり、その上に積もった新雪が滑り落ちる「表層雪崩」が起きやすい。谷への滑落や立ち木への衝突など様々な危険が潜んでいる。
事故が起きた長野・白馬エリアは、良質なパウダースノーを求めて外国から訪れるBCスキーヤーらが増えており、その分、事故も増加している。スキーリゾートのニセコなどを抱える北海道も同様で、道警によると、昨シーズンまでの5年間ではBCスキー中に251人が遭難した。今シーズンの遭難者は今月29日現在で35人(うち外国人13人)。昨シーズンの27人をすでに上回っており、コロナ禍による入国制限や行動制限の緩和に伴い、事故の増加が懸念されている。
BCスキーは自己責任で楽しむものだが、警察や専門家は、雪崩に遭った際に自身の位置を知らせる小型発信機や予備の防寒着、食料といった装備の重要性を強調。入山前に天候や滑走ルートをよく確認するほか、現地に詳しいガイドの利用などを呼びかけている。
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