王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

11日 東日本大震災 被災地の誓い「未来の命を守る」 鎮魂の12年-3・11の現在地

2023-03-12 09:41:53 | 東日本大震災
昨日11日は東日本大震災が派生してから12年目となりました。
マスコミ各紙はその前の日当たりから「被災者慰霊」「生き残りの被災者の苦労」「原発事故のその後」「福島漁民の悩み」等様々な角度から12年目をとらえる報道をしていました。
死者行方不明者 およそ18,549人 避難者いまだに31万5千人というたくさんの関係者の思いが残っています。
鎮魂の祈りをささげる方々(ネットより)

同じく

謹んでご冥福をお祈りします。
その中でいまだに福島原発の原子炉内のデブリ(放射性破片)が除去できていない問題、その結果汚染水の保管が限界にきて、この夏には海中投棄せざるを得ないような状態を「福島漁連の会長が動画に出て困る」と言っていたのをちらっと見ました。
漁協では試験操業を繰り返し、放射性汚染0を証明しようと頑張っています。(ネットより)

一方、タンクは、満タン 海中投棄しかないか?(ネットより)

この汚染水は早ければ6月頃から海中投棄が始まる様で遅くとも年内には始めたいのが政府の腹積もりの様です。
原発事故が起きた時、ここをクリック⇒フランスのフランスのサルコジ大統領とアレバ社(ALPS関連企業)の女性CEOが来日し、彼女は「何でも除去できます。従業員と思って使ってください」 と大見えを切りましたが、その6月に更迭になりました。
放射性物質のトリチュムを除去できないのですよね! 除去できないから世界的基準よりさらに希釈して、海中放棄を進めるのか?」「他に方法を求めるのか?」大いに議論しなければいけない問題だろうと思いますが、あまり問題になりません。 微妙ですね!!!

写真:記事の写真はコピペ出来ないのでネットより

デイリー:
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は11日、2011年3月の発生から12年となった。地震発生時刻の午後2時46分、各地で遺族らが黙とうした。岩手、宮城、福島3県をはじめとする被災地で追悼行事が開かれ、悲しみを抱えながらも体験を継承し「未来の命を守る」と誓った。この日、ようやく慰霊碑建立にこぎ着けた地域がある。一方、高齢化で存続の岐路に立ち、十三回忌の今年で行事を区切りとした遺族会もある。
 福島市で開かれた県主催式典の遺族代表、宮口公一さん(65)は南相馬市で父母を津波で亡くした。原発事故で捜索が打ち切られ、遺体発見に時間を要した。「『無念』は今も心に深く重く横たわる」と語った。岩手県釜石市では県と市の合同追悼式が開かれ、両親を亡くした佐々木淳子さん(67)は遺族代表として「未来の命を守るために『備える、逃げる、戻らない、語り継ぐ』を継承していく」と誓った。
 17年に避難指示が解除された福島県富岡町仏浜地区では、慰霊碑の建立式が開かれた。町の犠牲者479人のほとんどが事故後の避難生活に起因した「震災関連死」だ。93人が犠牲となった宮城県気仙沼市杉ノ下地区では、遺族会が最後となる慰霊祭を営み、約350人が参列した。
 天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは皇居・御所で、上皇ご夫妻は仙洞御所で黙とうした。小泉純一郎元首相と菅直人元首相は都内で追悼の催しに出席。小泉氏は「原発は古里がなくなってしまう代物。時の総理が自然エネルギーを活用して原発ゼロにしようと言えば、ほとんどの国民は賛成してくれるのではないか」と指摘。原発活用にかじを切った岸田政権を批判した。
 復興庁によると、全国で3万884人(2月1日現在)が避難生活を送っている。警察庁などによると、2月末現在の死者は12都道県で計1万5900人、行方不明者は6県で計2523人。避難中の体調悪化や自殺による震災関連死は計3789人(22年3月末)。災害公営住宅で孤独死が増えるなど被災地の困難は続く。今年は原発処理水の海洋放出も始まる見込みだ。
〈引用終わり)



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東日本大震災から10年海岸や慰霊碑などで犠牲者悼む人々

2021-03-11 10:54:45 | 東日本大震災
今日も又、東日本大震災から10年と言う事で各地で鎮魂の慰霊祭が行われる事と思います。先月末からずっと10年目との事で地震による被害の面と福島原発事故による被害の面と両面からの報道が有りました。
多分TVニュースでどこかの場所で地震発生の時刻にサイレンを吹鳴して犠牲者を悼む場面が出るかと思います。あのサイレンの吹鳴を聞くと「場面と関係なく浜爺の心拍があがるのです」。昭和19年ごろ横浜市の弘明寺市電の終点前にあった横浜国大工学部(当時は横浜工専)の屋上から空襲警報がのサイレンが鳴ると近くの防空壕に避難しなければいけなかったのを体が覚えているのですよ。嫌だなー、怖いなーとの思いが刷り込まれているのですね。😫 
震災復興の点からみると、一所懸命に作った高すぎる堤防、空き地の多い高台の新開地など反省する面が出て来てる様です。これには日本全体の地方に現れてきた少子高齢化による人口減が復興の掛け声で過小評価されて計画の根幹に打撃を与えた事が大きいような気がします。それと女川原発の再稼働をいち早く認めた地域の住人方の考え方。微妙な問題を含んでします。そして10年経つのに福島原発の何号機か忘れましたがデブリス(燃料の燃えカス)が除去できない炉心部の処理、毎日たまる冷却水の処分の問題などなど。政府が大ナタを振るわないと方向が決まらない問題が山積しています。安倍前首相が「福島原発はアンダーコントロール(私の抑制が効いている元にある)」と言って招待した東京五輪もついに外人観客の招致をあきらめたのですからね。
現在新型コロナウイルスに関する「東京都と近郊3県の勤給事態宣言の解除」も納得のゆく形では進みそうもなく思えてきました。あれやこれや10年の付けを菅政権が方向付けできると良いのですが。難問が続きそうです。

写真:【東日本大震災10年】海辺で気分転換しに来たという小名浜の四家(しけ)愛里さん(13)(左)と琴姫(ことみ)さん(11)姉妹。姉の愛里さんは「震災の時、すごい揺れだったのは覚えてます。また起きてほしくないが備えは必要だと思います」と話す=10日午後、福島県いわき市・岩間海岸(納冨康撮影 

産経新聞:
東日本大震災は11日で発生から10年。岩手、宮城、福島3県の海岸や慰霊碑などでは10日、犠牲者を悼む人の姿が多く見られた。新型コロナウイルスの影響で昨年は開催が見送られた政府の追悼式は11日、東京都内で行われ、被災地でも発生時刻の午後2時46分に合わせ、鎮魂の祈りがささげられる。
 平成23年3月11日に三陸沖を震源とするマグニチュード(M)9・0の地震が起き、最大震度7を観測、最大9・3メートルの津波が襲来した。
 警察庁のまとめでは岩手、宮城、福島の3県を中心に、死者は1万5899人で、行方不明者2526人(1日現在)。復興庁によると、避難生活中の持病悪化や自殺などで亡くなった計3767人が1都9県で震災関連死と認定された。
 東京電力福島第1原発事故により、福島県では最大11市町村約1150平方キロに避難指示が出た。現在も第1原発が立地する双葉、大熊両町を含む計7市町村の一部で避難指示が続いている。
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復興事業で裏金1.6億円大手ゼネコン幹部に過剰接待

2020-07-27 09:02:40 | 東日本大震災
2011年3月11日に起きた東北大震災による被害は、その時の一方です、ここをクリック⇒津波も福島原発も地域に甚大な被害を与えました。
うろ覚えですが、その年だけでも20兆円の追加予算が組まれたと思います。
従って、この年からhttps://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/096b545ee2a99dbaeae7c9cc78900d7f始まる「復興マネー」にゼネコンをはじめ建設業界からやくざまで絡んで、無駄使いがされたであろう事は想像に方くありません。
忘れてしまいかけましたが、ネットより:


みんなが胸を痛めたものでした。
この記事ではいつから何時にかけて行われたのか? はっきりしませんが 集めた金が「裏金で1.6億円」とされていますから、ここに名前の出た「清水建設、安藤ハザマ、鹿島、大成建設」などのゼネコンのもうけはすごいものだったのでしょう!

つい最近の、新型コロナ感染症にかかわる「対策室の丸投げ」を見ても大盤振る舞いには、後日確り税務監査をしないといけませんね。
新聞社も、も少し具体的な情報を出して欲しいものです。

写真:鹿島幹部が高額接待を受けていた仙台市中心部の歓楽街 

朝日新聞:
東日本大震災の復興事業を請け負った大手ゼネコンの支店幹部らに提供する目的などで、複数の下請け企業が不正経理による裏金作りを行っていたことがわかった。朝日新聞の取材で確認した税務調査内容などによると、裏金は少なくとも計1億6千万円にのぼる。こうした裏金の原資は、復興増税などを主な財源として投じられた国費だった。
 取材で確認できたのは、清水建設、安藤ハザマ、鹿島、大成建設(いずれも本社・東京)の幹部らへの提供を目的にした下請け企業の裏金作り。津波災害によるがれき処理工事や、原発事故災害の復興・再生事業など、巨額の国費が投入された。事業の現場で行われた裏金作りに幹部が直接関与するケースもあった。
 朝日新聞が入手した資料や複数の関係者の証言などによると、裏金は主に、工事費の水増しによって作られ、ゼネコン幹部らへの現金提供やキャバクラでの過剰な接待費、海外旅行費などに充てられていた。(引用終わり)

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津波被災地の8割、「内水氾濫」未想定ハード優先で遅れ東日本大震災9年

2020-03-11 10:49:43 | 東日本大震災
早いですね!ここをクリック⇒「東日本大震災」が起きてから今日で9年目です。
朝TVで池上氏が「この日生まれのお子さんは4月に何年生?」とクイズを出していました。
本当に恐ろしかったですね! (ネットより)



この大震災で思う事は、津波の被害が大きかった事を反省して内陸部に土地をかさ上げして、住宅地を造成した。 海の近くにはそれまでより高い堤防を設けた。
それには、生活面での使い勝手の悪さや景観の悪さなどが当初から意見が有りましたが、復興優先の声で頭で考えた計画が優先し実行されました。
9年目のいま改めて、見てみると「震災を機に外へ出て行った人が多く、計画の通り人が戻らない」「堤防の高さはストレスになるのは元より、一度入った水が外に出る時の障害になりこの」状態を内水氾濫と呼ぶようになった」 特に温暖化の影響で集中豪雨にやられるのは被災地も例外でなく、新しい対策を考えねばならない様です。
もう一つが、ここをクリック⇒「福島第1原発の処理」です。
未だに原子炉の燃えカス?(デブリス)が高温高放射能で残っているようで、冷やしているのか、地下水が入り込むのか放射能汚染水が増え続けその量200万トンとかで、海洋に流すしか方策が無い? 様な観測気球が前環境相から出され、いよいよ現実味を帯びています。
爆発当時の原子炉建屋です。(ネット)
立ち並ぶ放射能汚染タンク群(ネットより)

そしてこの春は、新型コロナウイルスの感染による経済的混乱というか不況になりそうで、それが被災者にかぶさっています。
国も県知事さんや市町村長さん方ももい一度、頭を冷やして復興の在り方を考える時かも知れません。 

写真:今年2月山田町で内水氾濫の片づけをする主婦

毎日新聞:
東日本大震災の津波で被災した岩手、宮城、福島3県の沿岸37市町村のうち、8割超の30市町村が、豪雨を処理し切れずに水路や中小河川の水があふれ出す「内水氾濫」を想定したハザードマップを作成していない。2019年10月の台風19号では復興事業で建設された一部の堤防周辺で内水氾濫が起き、堤防が水をせき止める要因の一つになったとの指摘がある。津波対策に主眼を置いてきた震災被災地だが、気候変動に伴う豪雨による「内水」対策も講じなければならない状況となっている。
 ◇台風19号、堤防が壁に
 19年秋の台風19号では、岩手県山田町で津波を防ぐために建設された堤防周辺で東京ドーム1・4個分の約6万5000平方メートル、住宅81戸が浸水した。山から崩れた土砂で排水管がつまり、堤防が壁のようになり排水が進まなかったことが原因とみられる。また宮城県石巻市では想定を超える大雨で仮設ポンプが止まり、復興住宅244戸が浸水した。
 毎日新聞は今年1〜2月、内水ハザードマップを作成しているかなどを尋ねたアンケートを3県の37市町村に実施し、全市町村から回答を得た。この結果、「作成していない」と答えたのは、山田町や石巻市など30市町村。理由について選択式の複数回答で尋ねたところ、「作成に多額の費用がかかる」が9▽「震災のハード整備終了後に着手」が8▽「過去に大きな浸水被害にあったことがなかった」が4――だった。震災からのインフラ整備に専念してきた被災地で、内水氾濫への備えが遅れた実態が浮かび上がる。
 「作成している」と答えたのは、岩手県久慈市▽同県田野畑村▽宮城県塩釜市▽仙台市▽同県亘理町▽福島県楢葉町▽同県いわき市――の7市町村のみだった。作成時期が決まっているのは、岩手県宮古市▽宮城県石巻市▽同県女川町▽福島県新地町――の4市町で、「台風19号で内水氾濫があったため」(宮古市)といった理由を挙げた。残り26市町村は未定だが、「(震災の)ハード整備完了後作成する」(宮城県東松島市)などと作成に向けて検討をしているケースが多かった。
 ◇東北でも増える台風被害
 国土交通省によると、過去に甚大な水害が発生し内水ハザードマップを作成する必要がある全国484市区町村のうち18年度末時点で4分の1の123市区町村が作成・公表していない。被災3県では27市町村のうち、半数に当たる14市町村が未作成・未公表で、全国と比べても作成が進んでいない。
 台風19号などの被害を受けて、国交省は19年10月、全国の自治体に内水ハザードマップの作成を進めるよう通知。東北地方はこれまで台風の上陸や接近が、西日本などと比べ少なかった。気象庁によると、18年の東北への台風接近数は4回の一方、九州南部(宮崎、鹿児島)8回、四国6回だった。だがここ数年は台風による被害が出ている。地球温暖化で台風の勢力が高まっており、被災地でも内水氾濫対策が求められる。【百武信幸、日向米華、安藤いく子】
 ◇ことば「内水氾濫」
 側溝や下水道などの排水能力を超えた大雨が降り、地表にあふれ出して浸水する現象。本川に合流する中小河川(支川)では、支川から本川へ大量の雨水を流すことができず地表に水があふれ出ることも内水氾濫と呼ぶ。対義語の「外水氾濫」は、川の水が堤防を越えるなどしてあふれ出すことを指す。(引用終わり)
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三陸鉄道 久慈・宮古 全通 !!

2019-03-23 10:36:24 | 東日本大震災
三陸鉄道の宮古―釜石間、8年ぶりの列車に中村社長「今日が第3のスタート」
東日本大震災で北リアス線と南リアス線に分かれてしまった三陸鉄道ですが今日23日朝10時JR東より譲り受けたJR山田線の一部、釜石と宮古が運転開始となり南北全線開通の運びとなりました。
これは試運転中の写真です

目出度く全線開通となりましたが地方の第三セクターとして安定した経営を続けるにはいろいろ問題がありそうです。
震災から8年、他の復興事業と同様にこの間地域の人口が減ってしまった事。地場産業の衰退そして自家用車の利用などで沿線利用者のみでは採算が難しそうです。
せめて観光誘致が上手く働いて鉄道利用が増えると同慶の至りですがどうなるでしょうか?
いろいろ知恵を絞って頑張ってください。
見守っています。


写真:今日JRより譲り受けた部分(ネットより)

スポーツ報知:
2011年の東日本大震災による津波で不通となっていたJR山田線の宮古―釜石間が23日、岩手県の第三セクター三陸鉄道に移管され、南北で接続する路線と合わせた全長163キロの「リアス線」として開通した。

 記念式典に先立ち、釜石駅で“一番列車”をバックに取材に応じた三陸鉄道の中村一郎社長は「ようやく再開の日を迎えられることを幸せに思います。沿線の方も待ち構えていることと思います」と感無量の表情。三陸鉄道は1984年に開業し、今年で35年となるが「(南北リアス線が)東日本大震災から復旧した時を第2のスタートとすれば、この日を第3のスタートとしたい」と今後の発展を誓った。

 秋には、沿線の鵜住居(うのすまい)復興スタジアムでラグビーのW杯が開催される。「大きなイベントを機会に、地元だけでなく首都圏の方々や海外の人たちにも三陸を訪れていただき、三陸鉄道に乗ってもらいたい。そのために、様々な企画を提案していきたいと思います」と中村社長。来賓や一般公募の乗客などを乗せ、同区間を8年ぶりに走る列車は、午前11時40分に釜石駅を出発。2時間弱かけて宮古駅に向かう。24日からは通常運転となり、1日に上下各11本が運行される。

 この日の開通により、東日本大震災の影響で不通のままなのは、福島県内のJR常磐線浪江―富岡間のみに。同区間は2020年3月末までの再開を目指している。
(引用終わり)
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