28日佐賀県の嬉野市が市長名で「50代の男性に対し、一部を除く市役所での窓口対応を拒否する通知書を出していた」事が判ったそうです。
その男性が代理人(恐らく弁護士)を通して市の行政法顧問に公開質問状を出した事で公になった様です。6月10日までに回答を求めている由。
通知書は3月13日付けで出されました。数年来の男性からの「農地に関するといあわせ」が業務に支障を及ぼすほどで会話の中には職員を怒鳴りつけることもあっての措置のようです。
勿論行政法の権威のコメントは「行政機関は窓口対応を拒否するのでなく話し合いで解決すべき」とのごもっともな事でこれでは解決つかないので嬉野市が一歩踏み込んだのでしょう!!
さてまず記事を読んで佐賀県ですがここは長崎新幹線誘致反対で問題となっているのとアーティスト?のはなわ君の活躍で福岡と長崎の間は分かっていました。さて佐賀の県庁所在地ははて? 唐津?伊万里? とか考えましたら考えすぎで佐賀市で良かったのですね。 すみません
次に嬉野市ですが確か嬉野温泉!嬉野茶!と聞いたことがあります。間違えるといけないので市のホームページを見ましたが間違えありません。
ついでに人口ですが3万人を少し超える程度、職員は190人前後で給与指数は全国類似団体より低く収まっていますからコンパクトに良くまとめてある印象を受けました。ついでながら嬉野がどこか地図で探しましたら県の南西部、武雄市の南10キロ位の鉄道に面していない場所のようです。
問題の男性は「弁護士を使える」のですから認知症とも極貧の方とも思われません?! 俗に言う「クレーマー傾向か気質」の様に見えます。
少ない人数で行政を切り回ししているのに「毎度毎度のご相談や注文」に市としては対応しかねる状態と判断したのでしょうね! なんとも微妙な問題です。 佐賀県人とか嬉野市民の納税者はどう考えているのでしょうか?
行政法の正論には刃向い難いですから「月に相談券(1時間有効)を2枚」とか妥協案はどうでしょう?
この質問状に対する回答或いは結論を知りたいところです。
写真:嬉野市役所(佐賀新聞より)
毎日新聞:
窓口対応はお断り――。佐賀県嬉野市が市内に住む50代男性に対し、村上大祐市長名で一部を除く市役所での窓口対応を拒否する通知を出していたことが、弁護士などへの取材で判明した。識者は「行政が窓口対応を断る通知を出すのは異例で、通知に法的根拠は全くない。大人げない対応だ」と話している。
3月13日付の通知書で、市は男性に対して「貴殿の市に対する質問、意見などは、回数、所要時間、内容において、市の業務に著しい支障を与えてきた」と指摘。そのうえで▽市への質問は文書に限り、回答は文書で行う▽住民票や戸籍、保険、年金の窓口交付以外の対応は文書の受け取りだけに限る▽電話には一切応対しない――の3点を通知した。
農業を営んでいる男性は農地の関係で市に相談していたといい、窓口対応の拒否に「市の対応は許せない」として法的措置を検討している。一方、市は「男性に数年間対応してきた中で職員に対する暴言が複数回あり、職員を守るために決定した」と説明している。
行政法に詳しい本田博利・元愛媛大法文学部教授は「行政機関として、窓口対応を断るのではなく、きちんと話を聞いて納得してもらう努力をすべきだ」と指摘している。
(引用終わり)