昨日24日厚労省は「2019年の人口動態統計の年間推計」を発表しました。
それによると1年間に生まれた子供の数は、統計開始以来初めて90万人を下回るそうです!
国立社会保障・人口問題研究所のデーターによれば日本の新生児数が200万人を
超えたのが1920年以来(多少の落ち込みはりますが)産めよ増やせよ地に満てよとの富国強兵策に応えその勢いはなんと1952年まで続きました。
そういえば浜爺は戦後まもなく小学校入学でしたが「1クラス55人編成で10クラスで全校2500人」の規模でした!
低学年は2部授業、教室が足りないので「授業は午前番と午後番にわかれ登校でした」
それがついに2015年には100万人ぎりぎりそして2019年の推計が90万人を大幅に下回ったそうです。
日本の総人口も間違いなく人口は減っています。
しかしこの「少子化問題」のカテゴリーで書いているように、減ったからと言って日本民族が滅びるわけではありません。また外国人を受け入れるとしても、固有の問題が片付くわけでもありません。
日本人の減少は「国策による人口増が“昭和20年の敗戦とざっと330万人(公式発表その後の情報を入れれば400万人)の死者を出した事実で一時的に増え続けましたが、1952年を境に増えるのを止めた」との事実でそれを踏まえて国策、地方自治対策や地域策が人口減少に見合っただけ縮小しない所に危機があるのです!
そして日本の人口減を「官僚主導で弥縫策をとれば回復する」との信仰が間違っているのです。 人口減はこの日本列島に長く住む民族の遺伝子が「適正な数まで減る必要がある」と生き残りをかけて」発動している印なのです。
今でも人口の減少は「徴税基盤と徴兵基盤(今の日本では労働力基盤)の崩壊」です。
しかるに、国家予算の一般会計は100兆円超え、市町村合併はあっても「国会議員をはじめ地方議員の数は減らず」 目下騒がれている「年金制度」だって「人口が増える前提で基礎設計がされているのに“支給時期を遅らせたり、額を減らしたりする弥縫策を以て出された森内閣坂口力厚生大臣の時の100年年金プラン」が続いているのを見ればわかります。
労働力市場しかり! 国家予算1兆円の頃、学卒の初任給は13,800円なんて歌まであった時代ここをクリック⇒今の初任給は100倍の1,380,000円になってますか? ものすごく労使の取り分に偏り(資本側がとりすぎ)で、共産党ではありませんが、ここだけは大企業から税を取れとの主張はわかります。
要するに、日本の人口減を事実と捉え、民意を結集し撤退戦(縮小は苦しい戦いです)のための国策を決めねばいけません。その為には若く明るい勇者が必要です!
その様な素材を見つけ、育ててゆくのが「保守本流のキングメーカーならぬ首相メーカーの仕事」と思います。
若い人たち、ぜひ選挙には興味をもって投票所に行ってください。
支持政党がない 30% は最大の可能性を秘めています。 お願いします!
写真:厚労省の入る霞が関中央合同庁舎5号館
毎日新聞:
厚生労働省は24日、2019年の人口動態統計の年間推計を発表した。1年間に生まれた子どもの数は1899年の統計開始以降、初めて90万人を下回り、過去最少の86万4000人。死亡数から出生数を引いた「自然減」は51万2000人で初めて50万人を超え、減少幅は過去最大になる見通し。人口減は13年連続。
年間推計によると、出生数は前年(確定数)より約5万4000人減る一方、死亡数は前年より約1万4000人増えて戦後最大の137万6000人となった。出産数が減少したのは、人数の多い団塊ジュニア世代(71〜74年生まれ)が40代後半になり、出産期にあたる女性が減ったことが大きい。
国立社会保障・人口問題研究所の17年の推計では、19年の出生数を92万1000人と見込み、90万人割れは21年(88万6000人)としていた。想定より2年早まり、少子化のペースが加速している。
出生数は第1次ベビーブーム期の団塊の世代(47〜49年生まれ)が誕生した49年の約269万人をピークに、団塊ジュニア世代の73年には約209万人と再び増加。しかし、その後は減少傾向が続き、16年には出生数が100万人を切った。
1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は18年に1・42と3年連続で下落しており、政府が掲げる「25年度末までに出生率1・8」の実現には遠く、出生率が上がらなければ出生数の減少は止まらない。
一方、結婚は前年より約3000組減少し、58万3000組と戦後最少を更新。婚姻率は過去最少の昨年と並び1000人あたり4・7組を記録した。
年間推計は1〜10月の速報値などを基に1年分を推計している。【村田拓也】
(引用終わり)