菅首相「聞いてないとの意味」=「疎い」発言で釈明-野党は追及・国債格下げ(時事通信) - goo ニュース
27日夜菅首相は「日本の国債格下げについて」記者団から問われると「
その事については疎い」と発言して物議を醸しました。
「S&P」格付け会社が日本の長期債権の格付けを「AAからAAマイナス」に1段階下げた事についてどう答えたら野党やマスコミは満足したのでしょう??
「実に日本の経済の実態を表していないので強く憤りを感じる」或いは
「AAマイナス」ですんでほっとした。この間に財政再建に取り組む。
と答えたらどちらも強い批判を受けたでしょうね。
何度も書いていますが日本の国債と借入金の残高は平成22年9月末で900兆円を超えています。
ざっとGDPの2倍にも達しているのです。マスコミで判りやすく説明するのは年の税収が50億円としても18年分の借金を抱えている状態です。
個人なら当然「自己破産」して生活を立て直さなければいけません。
企業でも旧国鉄は解体しJRになり申請しました。最近では日航が解体され新体制に向け苦闘中です。
もはや日本国も解体し旧債を破産日本に残し借金の無い新日本で国の政策を立案しなければいけません。
日本だって昭和20年の敗戦を受け昭和21年に掛けて過去の戦時財政を預金封鎖と新円発行で整理しました。
国債その他の残高900兆円を整理解消するとの固い意志を示さない限り「財政再建」なんてその場限りの彌縫策に過ぎません。
地方財政についても事実上破産している自治体が出ています。
米国では州政府の財政悪化が深刻でシャワちゃんが知事だったカリフォルニア州なんかは公務員(消防士や教師他)の出勤を制限して支出を調整してましたよね。
この赤字の規模なんか日本の有名なタレント知事の県ほどの赤字でもありません。
その米国では「州といえども破産させることが出来る」様に連邦法を変えるそうです。
日本では自治体は破産出来ないとの規定が憲法?に有るそうですがそんな規定に縋っていては国民は飢え死にしてしまいます。
米国のやることなら何でも真似してやっではどう答えたら野党やマスコミは満足したのでしょう??
てきた日本政府なんですからせめて
‘「国債格下げ」は国際社会からの警鐘と思う’とか‘地方自治体の解体(倒産)を認める所から手をつける‘位は言って欲しかったですよ。
今朝もTVで与謝野経済財政相が消費税を上げてとか歯切れ悪く語っていました。
一般財政の赤字を止めることなく消費税を社会保障目的税に使うなんて絵に描いた餅に過ぎません。
民主党には随分期待をしたのですが駄目ですね。野党の自公も全く生彩有りませんので国民は悩ましい所です。繰り返します「赤字国債を垂れ流しながら消費税率アップ程度では日本の財政は救えません」
日本を救う人材はどこに眠っているのでしょうね。
時事通信:
菅直人首相は28日午前の参院本会議で、日本国債の格付け引き下げをめぐる27日の自身の「疎い」発言について、「(衆院)本会議場を出た直後で聞いていなかった、情報が入っていなかったことを申し上げた」と釈明した。その上で、「財務相時代にギリシャ危機に当たって、財政、国債がいかに重要かは、嫌というほど認識させられた。大切なのは財政規律、市場の信認を維持することだ」と強調した。公明党の山口那津男代表が「危機感に乏しく、それを乗り越える決意も浅い」と発言を批判したのに答えた。
首相の答弁を受け、山口氏は記者団に「本会議中であっても、情報が届いていなかったこと自体が問題だ」と指摘した。
参院本会議に先立ち、首相は閣僚懇談会で「詳しく聞いていないという意味だった。格付けに詳しくないということではない」と述べた。
自民党も首相の発言を厳しく追及していく方針だ。同党の石原伸晃幹事長は、党本部で記者団に「問題の重要性に気付いていない。国民がこの首相を仰いでいる限り、最大不幸社会だ」と厳しく批判した。(引用終わり)