王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

パチンコダイエー 破綻 負債600億円

2007-04-30 06:47:22 | 生活(地域)
パチンコダイエー破たん 東北など43店、負債600億(河北新報) - goo ニュース

爺の仕事場の近く、弘明寺商店街でも3軒パチンコ屋があり駐車場も無いのにここ30年以上も競い合いをしています 店の幹部クラスは黒の3ナンバーの乗用車を乗りつけ人の迷惑も顧みず違法駐車をしてますよ 中から坊主頭の腹の出た、一目で堅気でないとわかるオジサンが降りてきます

さてそんな店とは桁違いというか、報道によれば業界6位のパチンコダイエーが破綻したとの事
ここ数年でも(推計)30兆円の売り上げを巡って激しい投資競争が行われだんだん大手に集約される傾向が有ったようです

負債が600億円というのが凄いですね 夕張市の負債が350億円ですから
確かに一大ビジネスと言えそうです
破綻の理由が過大投資というから愉快ですね それ行けどんどんで田舎から都心に進出し投資に見合う売り上げが実現しなかったという事でしょう

別にパチンコ屋が破綻しても爺としては困る事はないけどここに出入りしていた業者は困るでしょうね 当面営業をつづける---そうですがどうやるのでしょう?---現金取引ですかね? 
これまでは30兆円産業といわれ陰りを知らないように言われて来ましたが、伸び止まりの始めでしょうか それともパチンコダイエーの経営の誤りでしょうか

爺の願いは堅気の人はパチンコを止めてその分自分や家族の為の消費に切り替えてください 内需がふえれば景気が回復します


河北新報:
パチンコ業界大手のダイエー(福島県会津若松市)は27日、民事再生法手続きの開始を東京地裁に申し立てた。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約600億円になるとみられる。東北の企業倒産としては、2003年の不動産業関兵精麦(仙台市)の674億円に次ぐ過去4番目の規模で、パチンコ業界では東北で最大。
 同社は1965年の創業。福島を中心に宮城、山形、栃木などでパチンコ店41店、カラオケ店2店を経営。宮城県内には仙台市泉区と名取市にパチンコ店がある。
 06年3月期には、業界で全国6位の2221億7700万円の売り上げを計上した。
 しかし、首都圏への積極進出が裏目に出て、過剰投資で借入金が増加した上、既存店の売り上げも振るわず、資金繰りが悪化した。
 同社によると、営業は今後も継続するという。パートも含めた約1500人の従業員には、「これから説明する」という。
 東北の企業倒産で負債額が最も大きかったのは、1999年の不動産業エフ・アール・イー(白河市)の1632億円。 (引用終わり)

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ゴールデンウイーク 始まる

2007-04-29 13:38:55 | 生活(地域)
昨日28日からゴールデンウイークが始まりました 昨日は横浜では朝からはっきりしない晴れ具合 天気予報では午後から雨のご託宣

爺も3時過ぎ新横浜に野暮用があって出かける支度をしていました
2時ごろから空模様が曇りがちになり風が強く吹き出しました
新横浜で3時になると空が暗くなり雨がぽつぽつ
 
なんと20分頃からは俄かに真っ暗になり風が吹き雷が鳴り出し始末
付近の(多分サッカー観戦)帰りの若者や結婚式に出席した若い娘さん方が着込んだ和装や洋装の晴れ着が雨でびしょびしょになり駅舎に駆け込んでくる

傘を持っている方も居るのですが風が強く吹くのでお猪口になってしまい役に立たないのです
まあざっと振出から1時間も荒れ狂うと軽い雨に変わり4時半過ぎには晴れ間も見えて雨もあがりました
ニュースでは足場が崩れたり物が飛んだりもっと大変な所もあったようです

今朝は気温は低いけど良く晴れて昼に向って気温も19度前後 風も余り無く絶好の後楽日和と成ったようです
   
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「鼓動」を読む

2007-04-28 08:45:23 | 本を読む
「鼓動」は新潮社の編集による5人の作家による警察小説の選集です
その中でも大沢在昌氏の「雷鳴」を紹介したい
解説を読むとこの作品は「短編というより掌編」と紹介があり「掌編」なる言葉に引かれて辞書を調べた 「短編の事」とある これでは言葉の言い換えではないか
でも文庫本で15ページ程の量であるからその意味を考えれば「たなごころ(掌)に乗る程の小編」つまり短編中の短編という意味であろう そういえば昔ショートショートという極々短い作品群が有った

ひどい雷の晩とバーテンの一人語りで始まる
新宿の場末のバーに一晩だけバーテンの交代を頼まれ店を開けている
こんなひどい雷雨の日には客など来ないであろうと思うところに濡れ鼠になった男が駆け込んでくる しきりに時間を気にしながら一杯飲む 問わず語り:小さなやくざの組員だったが親分が捕まり組は解散して大阪に流れ3年 又新宿に舞い戻ったらしい

やがてもう一人の男が雨の中入ってくる やくざ者は新客が「新宿鮫」と気づく
「新宿鮫」はやくざ者の元親分から本人が自首するよう頼まれたので説得に来た
実はやくざ者は関西で鉄砲玉として相手の親分を銃撃した物の弾は外れた 逃げ場が無くて元の古巣に立ち戻って依頼主の迎えを待っていたようで
鮫は説得する 今は両者で手打ちはすみ 邪魔なのは鉄砲玉で「消し去る」手筈を整えているようだと 「足を洗うのはシノギを続けるより辛い」との元親分の言葉を伝える 鮫が逮捕するより自首した方が裁判官の心証も良いだろう
男は雷鳴の聞こえる中ざんざ迷った末(自首のため)外に出てゆく

後に残るのはバーテンと鮫の二人
やくざは勘定をして行かなかった 待ち合わせの人に貰うというバーテンに鮫が答える 「待ち人はこない」と

鮫は続ける あいつはこの店を知らない 組の人間に言われて「いらなくなった鉄砲玉を消すプロが待っているとも知らず あんたはこの店の人間ではない この雨に傘立ての場所さえ知らなかった あんたはころあいを見てあいつの口を塞ぐつもりだったろう」
バーテンはエプロンの下で握っていたアイスピックの柄を離した
警官の前で男を消すには警官とも消す覚悟が必要です そこまでのギャラは貰っていない あんたとはもうあわないだろうといって鮫は出て行った
雷鳴は何処か遠くになっていた
新宿鮫こと鮫島はあの日二人の人間の足を洗わせたのです

その他4話もいけますよ
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イラン人 一家が帰国

2007-04-27 08:46:30 | 社会
国外退去処分のイラン人一家が帰国(朝日新聞) - goo ニュース

去年の暮れには国外退去を命じられたイラン人アミネ・カリルさん一家だが日本に残る長女の短大への入学式も終え(多分法務省の特別の温情もこれまでとの事で)夫婦と妹の3人は国外退去となり昨日成田から出国した

何処へ行くのであろうか? 帰国とあるからイランだよね それと木曜日の成田発には週一便イラン航空のテヘラン行きが有ったよね 多分これだな
出国費用は自分持ちだとか 格安航空券が買えたら良いのだけど刑事小説では正規運賃で買うと書いてあった

さて暮れにも書いたがもう一度書く この一家が不法入国やオーバーステイだとしても17年間日本で暮らしていて、暴力事件、売春、麻薬取引などに関係なく暮らしていたとしたら、最高裁まで「在留資格」を巡って争いをしなければいけない問題であったのか? 「在留資格」が無いとなって法務省の出した政治判断が「長女のみ暫時滞在許可」なのであろう パスポートコントロールという言葉が無かった平安時代ならこの一家は胡人一家として日本に溶け込んでしまったはずだ
ところで国外退去になると7年は再入国は認められないのではなかったか
実は3ヵ月後に再入国許可が出る様なら平成の大岡裁きとなるが今の法務大臣では駄目みたい 彼が駄目というより法務官僚が余分な責任を取りたくないのであろう
余談になるが「離婚後300日以内の子は前夫の子と看做す」規定の見直しも「婦人の貞操義務を疑わせしめる」とかで先送りになってしまった
今日本では法律の決まりを守る事が優先で実態に法律を合わせて改変する弾力的に運用するという姿勢が無い 法律を盾にとって庶民を苦しめる大泥棒・大悪人という意味で「法匪」という言葉があるが今では死語である でも実態は沢山ある

国民の難儀は続く 特に少数で力の無い者にとっては辛い


朝日新聞:
国外退去処分が確定した群馬県高崎市のイラン人、アミネ・カリルさん(43)一家が26日、成田空港からイランに向けて出国した。留学生として日本に残る長女マリアムさん(18)が、両親と小学5年の妹を見送った。

 17年過ごした日本を後にするカリルさんが「こういう結果になって残念。マリアムは不安だろうけど、これからも頑張ってほしい」と話すと、別れ際にマリアムさんも「ここに残してくれた家族の期待に応えたい」と応じた。(引用終わり)
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TVドラマ 「バンビーノ!」 を見る

2007-04-26 08:05:21 | 芸能
春からTVドラマが新しくなりましたね 昨晩爺は日本テレビの「バンビーノ!」を見ました 

老妻が先週第一話を見て嵌まってしまったとの事で第二話をお付き合いした訳

妻の解説によれば福岡のイタリアンレストランで中々の腕前の伴が店主の好意で東京は「六本木にあるイタリアンレストラン」に修行に来る 自信満々のはずが規模も設備も桁違いに立派でやる事なす事失敗ばかり スープを取るのに下処理を確りしなかったので客に出せないという大ミスを犯し先輩達からボコボコにされてしまう 挙句「バンビーノ」とあだ名を付けられてしまう

爺でも「バンビーノ」位は判る 昔チャオチャオ バンビーノという歌があった 原義は赤ん坊との事だからそこから引いて「可愛い物・愛しいもの・恋人」の意味で使われる このドラマの場合は「駆け出しとか半人前やひよこ」の様な意味であろう 日本語では「おいまわし」という用語がある 「パシリ」も近いかも

さて第二話はぼこぼこの後が顔に残る所から始まったようだ 前菜係りの娘の見習いが作る賄い料理を伴は先輩と共に「美味い美味い」と言って食べている
娘は「貴方は賄いを美味いと言って食べた居る場合で無いでしょう パスタ掛かりのアシスタントに何が求められるか考えて見たら」と注意される
そこでそうだ相手と競るのでなく相手が一番働き易い様段取りを整える事だと気づく そのおかげで仕事場は戦場の様に忙しくなるが順調に料理となって行く

さて忙しさも極めた時点で料理の内容の特注が入る これも伴の頑張りでこなせる目処がついた カニの下ごしらえを任される 快調な包丁使い だが好事魔多し なんと包丁で左手を切ってしまう 

「たいした怪我でないから頑張る」と泣いて言い張る伴にオーナーシェフが「ここは人間の働く職場であるから医者に行くように」と命じられる
仕事場の先輩は伴が医者に行ったままレストランに戻るか否か賭けをしている(どうやら前作でも) 幸い怪我は深くなかった 治療の際医師が「ここのレストランの人で娘さんは腱鞘炎を治療しながら頑張っている」との話(おいおい医師が他人の治療の状況を伴に語って良いのかよ?と思ったが)伴は更に努力をしなければとの思いで仕事場に戻る
店は既に営業は終わり 山の様な食器の洗い仕事にゴム手袋をして取り組む
頑張りを認められ今夜から社員寮での宿泊が認められた(今までは店のソファーで寝ていたみたい?) 同室になる先輩に今までは平日これからの週末金土日はこの3倍の忙しさになると告げられる 今まででもアップアップなのに 福岡に残した彼女との仲はどうなるのか 彼女がシェフに聞く「何故修行に出したのか?」シェフ「伴が何になるにせよ 男は自分で道を切り開かねばならない」と
大筋が一寸安易だけど歯切れの良い展開で50分が終わる
近頃の若者を見ると「プライドばかり山のように高く実力はまるっきりなし、忍耐心はガラスのように脆い」連中が多い 料理人の世界の様に腕前により整然と秩序が構成されている職場に耐えられるのであろうか そういう世界に住みたいのか いや出来ない話だから漫画の世界で若い人の感性に訴えたのであろう 若者に人気の漫画のドラマ化のようだ
第三話も面白そうですよ 一度ご覧あれ お勧めします

蛇足:出演者で顔と名前がわかったのはオーナーシェフ役市村正親、娘役内田有紀、伴の恋人役吹石一恵だけ 若い人は誰も知らなかった


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