王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

10日 JR貨物 貨物列車の車輪取り付けでデータ改ざんなど不正

2024-09-12 06:44:41 | ビジネス
浜爺もこの主題の場面がTVニュースで流れるのを見ました。
写真左の幹部が大写しになりました。「大きなネクタイを締めていますが、シャツの第1ボタンが見えるほどでネクタイがきちんとしまっていません」。説明する態度も「真摯に謝罪している様に見えなかった」様に見えました。
この記事にもありますが「7月に起きた山口市の新山口駅構内で起きた貨物列車の脱線事故を社内で調べる過程で発覚しました」原因が「貨物列車の車軸に車輪などをはめ込む作業で、圧力の検査データを改ざんする不正があった」事で、ある現場では作業員3人ほどが圧力不足に気づきながらデーターを捏造していた」事が長年行われていたようです。
不正の対象車両は564両に上りますが、念のため1700両すべてを停止し安全確認するとして、大手宅配業者や農産物の配送に遅れが見込まれています。
早急な対応が必要そうです。 

写真:記者会見するJR貨物の役員

NHK:
確認されたため、10日夜のうちに、これらの運用をすべて停止する予定だということです。
ことし7月、山口市の新山口駅構内で起きた貨物列車の脱線事故を社内で調べる過程で発覚しました。
会社の聞き取りに対し現場の作業員は「基準値の上限を少し超えても車両には問題がないと認識していた」などと話しているということです。
会見を行ったJR貨物の小暮一寿 取締役は「作業員の基準値に関する認識の甘さなどから不正を招き、お客様に心よりおわび申し上げます」などと陳謝しました。
国交省が11日に保安監査を予定
  JR貨物でデータの改ざんが行われていたことを受け、国土交通省は、11日、不正のあった3つの車両所に対し、鉄道事業法に基づく保安監査を行う予定です。
保安監査では、データの確認や作業員への聞き取りを行い、不正に関する事実関係や安全管理体制などを調べるということです。
また、国土交通省は9日、JR貨物に対し、今月20日までに緊急の調査結果や対策を報告するよう求めたということです。
国土交通省の担当者は「今回の不正行為は鉄道輸送の安全確保を根底から覆す行為であり、極めて遺憾だ」と話しています。 
(引用終わり)
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9日 セブン買収案巡り応酬=カナダ社「協議拒否に遺憾」

2024-09-10 11:42:49 | ビジネス
すでに8月の半ば過ぎから話題になっていることですがカナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」が7&アイホールディングに対しTOBの申し入れをおこなったそうで、同19日には7%アイの株価がストップ安になったそうで(もしその株価で買値を評価すると5兆6千億円になったそうです。
しかし「ブン&アイは特別委員会で内容を精査。今月6日買収額が企業価値に見合わない上、両社が店舗展開する米国で独占禁止法違反を避ける対策について説明が不十分だとして、賛同できないと回答した」と報じられました。
すると「8日アリマンタシォンは「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じる」と批判。引き続き買収に意欲を示しており、次の動きに注目が集まっている」となかなか諦める様子が見えません。
仮に更なるTOBをすると仮定した場合8兆円規模の投資が必要だとか。
一般的に「TOBを仕掛けられる側は(日本国内で)それなりのブランドネームなり業界で優秀な技術、機能を持っているが、大震災やコロナ禍孫田の事情で資金繰りに苦しんでいる企業が多いようです。
「セブン&アイ」について素人が見れば、投資ファンドが株主の上位を占め2023年の株主総会」では経営陣の総取り換え」が提案されています。しかし創業者の鈴木敏文氏(現名誉会長)の日本に於ける「コンビニ展開に異議を感じている」影響下で簡単に創業者利益が出るなら「身売りするか」となるかは見守らなければいけません。

写真:セブン&アイ・ホールディングス(写真左)とカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールのロゴマーク(AFP時事) 

時事エクイティ:
セブン&アイ・ホールディングスが、同社の買収を狙うカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールと激しい応酬を繰り広げている。「当社の価値を著しく過小評価している」と拒むセブン&アイに対し、アリマンタシォンは「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じる」と批判。引き続き買収に意欲を示しており、次の動きに注目が集まっている。
 アリマンタシォンは7月下旬ごろ、セブン&アイに全株式を現金で取得する6兆円規模の提案を持ちかけた。セブン&アイは特別委員会で内容を精査。今月6日、買収額が企業価値に見合わない上、両社が店舗展開する米国で独占禁止法違反を避ける対策について説明が不十分だとして、賛同できないと回答した。
 これに対し、アリマンタシォンは8日に声明を発表。米独禁法上の問題については「当局の承認を得るために必要となる場合には、事業の切り離しも検討」する考えを示した。買収資金に関しては「現金で実施するだけの十分な余力がある」と自信をみせたが、「提示額の低さ」への言及はなかった。
 セブン&アイは9日、この声明にすぐさま反論。適切な案が示されれば協議に応じる用意はあるとしつつも、現状では「実効性の伴う議論を行うだけの根拠・材料を提示していない」と切り捨てた。同社は「長期戦にもつれ込む可能性もある」(関係者)と想定しており、今後、攻防は激しさを増しそうだ。  
(引用終わり)

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23日 創業家会長、社長の辞任発表=小林製薬、「紅麹」問題で引責―記者会見開かず

2024-07-24 07:32:35 | ビジネス
【23日小林製薬は、創業家の小林一雅会長(84)とその長男である小林章浩社長(53)が辞任する人事を発表した。「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントによる健康被害の拡大を招いた経営責任は重いと判断した。後任の社長には山根聡専務(64)を充てる。創業家以外の社長は初めて。新たな経営体制で被害者への補償と問題の原因究明、再発防止に取り組むことになるが、トップ交代に伴う記者会見は開かなかった】とマスコミ各紙が報じました。
偉大な同族会社による不祥事が先行きが分らない中、記者会見も開かれず会社幹部の父子が表面から消えました。
保障の問題と今後の経営と二つながらビジネス継続に係る根本問題が残ったままの幕引きですがどうなりますかね? 白馬の騎士が現れて助かるような会社の内容なのでしょうか。
まだまだ一件落着には遠い気がします。

写真:創業家の小林一雅会長 

時事通信:
 小林製薬は23日、創業家の小林一雅会長(84)とその長男である小林章浩社長(53)が辞任する人事を発表した。「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントによる健康被害の拡大を招いた経営責任は重いと判断した。後任の社長には山根聡専務(64)を充てる。創業家以外の社長は初めて。新たな経営体制で被害者への補償と問題の原因究明、再発防止に取り組むことになるが、トップ交代に伴う記者会見は開かなかった。
 一雅氏の退任は同日付で、取締役も辞任し特別顧問となった。社長交代は8月8日付。章浩氏は代表権のない取締役として残り、補償を担当する。
 小林製薬は4月、外部弁護士で構成する「事実検証委員会」を設置し、客観的な調査を委嘱。今月22日に検証委からの報告を受け、23日の臨時取締役会で一連の問題に対する総括を行い、トップ交代を決議した。記者会見を開かなかった理由について「報道発表文に伝えたい内容はすべて盛り込んだ」(広報)と説明した。
 発表文によると、取締役会は経営の問題点について「健康被害の発生・拡大防止を最優先に考えることができず、消費者への注意喚起や製品回収の判断が遅れてしまった」と総括した。章浩社長については「危機対応においてリーダーシップを発揮できず、行政報告や公表の遅れを招いた経営責任は重大だ」と指摘した。
 章浩氏は役員報酬月額の50%を、山根氏は同40%を自主返上する。対象期間はいずれも今年1〜6月の6カ月間。 
(引用終わり)

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22日 ビッグモーター保険金不正請求、損保4社に全件調査の打ち切りを通知 

2024-07-23 07:35:14 | ビジネス
【22日 ビッグモーター保険金不正請求、損保4社に全件調査の打ち切りを通知 】との表題はマスコミ各紙が一斉に報じています。
BM社は伊藤忠商事などが買収して、新会社「WECARS(ウィーカーズ)」が主要事業を継承。不正の調査や損害賠償などに対応する存続会社「BALM(バーム)」と分割された。
 複数の損保関係者によると、BALMは7月中旬、「(修理箇所の)画像などから不正請求と判断するには限界があり、認定が困難だ」などとして調査を打ち切る方針を損保側に伝えた。
 だが、不正の事実認定や返金などでBALMと合意し、問題を終結させたのは、このうち2・6%の計約1700件にとどまっている。そのうえ、 BALMは22日の声明で、全件調査を終了することを損保側に通知したことを明らかにし、「裁判所の調停を通じ、保険金の返金範囲や割合などを協議・解決することを提案した」とした。これでは話が尻切れトンボですから「記事を読んだ読者から様々な批判が出ています」。
の話の側面を東洋経済社が解説しています。「BMを受け継いだ伊藤忠グループが後の保険を受けて当然だろうとの高圧的態度は問題」と大手保険会社の役員が話したと補足されいます。
事業基盤を整えるため、店舗の火災保険といった管財保険の手配を進めていた。 自管賠については時期尚早であり論外」  一方で、大手損保各社は管財保険「の引き受けについては慎重な姿勢だった。中でも、「自管賠(自動車管理者賠償責任保険)については、はっきり言って時期尚早であり論外だった」と同役員は話す。
と書かれています。伊藤忠グループによる恫喝まがいの自賠責保険の継続が大手4社で認められれば伊藤忠の筋書き通り、それが大手4社に受け入れられなければ伊藤忠の利益掃き出しと厳しい剣ヶ峰の争うの様です。


写真:看板の撤去作業が行われたウィーカーズ多摩店(19日、東京都多摩市で)© 読売新聞 

読売新聞オンライン:
中古車販売大手・旧ビッグモーター(BM)による保険金不正請求問題で、旧BMの存続会社が、大手損害保険4社に対し、不正請求が疑われる案件の全件調査を打ち切ると通知したことがわかった。損保側は現時点で約6万5000件で不正があったとみており、調査が終了すれば全容解明は困難になる。
 BMは、伊藤忠商事などが買収して、新会社「WECARS(ウィーカーズ)」が主要事業を継承。不正の調査や損害賠償などに対応する存続会社「BALM(バーム)」と分割された。
 複数の損保関係者によると、BALMは7月中旬、「(修理箇所の)画像などから不正請求と判断するには限界があり、認定が困難だ」などとして調査を打ち切る方針を損保側に伝えた。
 大手損保4社に対する過去5~8年の請求では、不正の調査対象は、損害保険ジャパンが取り扱った約11万5000件など計約23万6000件に上る。4社はこのうち約8割で調査を終え、計約6万5000件で不正があったと判断した。
 だが、不正の事実認定や返金などでBALMと合意し、問題を終結させたのは、このうち2・6%の計約1700件にとどまっている。
 BALMは22日の声明で、全件調査を終了することを損保側に通知したことを明らかにし、「裁判所の調停を通じ、保険金の返金範囲や割合などを協議・解決することを提案した」とした。
 BMは、2023年7月に不正の実態を明らかにした。その後、経営不振に陥り、伊藤忠が再建支援に乗り出した。
(引用終わり)



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4日 ウナギ人工種苗コスト半減、商業化に前進 水産庁、1匹1800円

2024-07-06 08:19:14 | ビジネス
うなぎの誕生は判らないことが多いようですが、南で生まれ日本近海でしらすうなぎになり、太平洋側の河川を遡上してウナギになるのに4-6年くらいかかるようです。ここ20年ほどはウナギのかば焼きも高くなったのは、ウナギの元のシラスウナギが取れなくなったのに原因の一つが会ったようです。神奈川県でも湘南から相模川にかけてしシラスウナギを季節により捕まえる人の話が出ています。念のためググると場所によるがシラス1匹2300円ほどとか!
さて【4日水産庁は4日、養殖ウナギの大量生産に向けた人工種苗の実証事業で、稚魚1匹当たりの生産コストを1800円程度まで下げることに成功した】と発表したそうです。2020年度の3700円程度から半減し、商業化に大きく前進した。ただ、現在主流の天然種苗は180~600円といい、さらなるコスト削減は必須だ。さらに技術の改良が有ればもう半値に下がると流通にも影響が有りそうですね! 来年の夏の「土用の丑の日」には国産養殖ものが手ごろに味わえるかもしれません!

写真:人工種苗のシラスウナギ

産経新聞:
水産庁は4日、養殖ウナギの大量生産に向けた人工種苗の実証事業で、稚魚1匹当たりの生産コストを1800円程度まで下げることに成功したと発表した。2020年度の3700円程度から半減し、商業化に大きく前進した。ただ、現在主流の天然種苗は180~600円といい、さらなるコスト削減は必須だ。
日本で食べるウナギのほぼ全てが、河川などで採捕した稚魚(シラスウナギ)を養殖池で育てたもの。ここ数年は供給量が不安定で、取引価格の高止まりが続く。水産庁は14年度から人工種苗の安定供給に向けた技術開発に取り組んでいる。


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