王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

26日 「中国武漢造船所で開発中の最新型『周』級原子力潜水艦が沈没」

2024-09-28 07:53:07 | 中国関連
表題の投稿は26日ですが「事件は5月か6月の話」とあります。
【中国が開発中だった最新型「周(Zhou)」級攻撃型原子力潜水艦が5月または6月に内陸都市の武漢の造船所で沈没したと、米ウォールストリートジャーナル(WSJ)が26日(現地時間)報じた。報道によると、長江(揚子江)流域の中国武漢武昌の国営造船所で建造されたこの潜水艦は5月末、出港を控えて最後に装備を整備している場面が観察された。 その後、沈没事故後の6月初め、大型クレーン船が到着し、潜水艦を引き揚げる場面が衛星写真で把握された】と報じています。
周級 原子力潜水艦とは以下の写真?(ネットから)

武漢といえば長江(揚子江)の入口、杭州湾から直線でもざっと500キロも内陸にあります。そこで「原子力潜水艦を建造」という驚くような戦略的発想を考慮しないとついて行けません。
中國当局はこの事故について「一切報道をしていない」そうですから、これもまた、日本では考えられない体制ですね!
原子炉からの放射能漏れはなかったのですかね? もちろんそんな情報が出てくるわけがありません。トホホ


写真: 原子力潜水艦引き上げのため武漢造船所に集まるクレーン船

中央日報:
中国が開発中だった最新型「周(Zhou)」級攻撃型原子力潜水艦が5月または6月に内陸都市の武漢の造船所で沈没したと、米ウォールストリートジャーナル(WSJ)が26日(現地時間)報じた。  WSJは米当局者を引用してこのように伝え、沈没した原子力潜水艦は核燃料を載せていた可能性が高いという見方を示した。 報道によると、長江(揚子江)流域の中国武漢武昌の国営造船所で建造されたこの潜水艦は5月末、出港を控えて最後に装備を整備している場面が観察された。 その後、沈没事故後の6月初め、大型クレーン船が到着し、潜水艦を引き揚げる場面が衛星写真で把握された。 この潜水艦は中国が米国の海上戦力に追いつくために意欲的に稼働するプログラムの一環として開発された。 沈没した潜水艦は最新型の周級のうち最初に建造された潜水艦で、機動力向上のために船尾が「X字」型に製作されたことが把握された。 この造船所で潜水艦沈没事故が発生したという疑惑は、商業用衛星写真に基づいて西側軍事専門メディアや台湾メディア、SNSで提起されたが、この潜水艦が中国で開発中だった最新型原子力潜水艦という事実が明らかになったのは今回が初めて。 これに先立ち台湾メディアは武昌造船所の沈没潜水艦が中国海軍の主力である039A型元級3600トンディーゼル潜水艦と推定されると報道していた。 中国政府は大都市近隣で発生した原子力潜水艦沈没事故に関していかなる内容も発表していない。 この事故による人命被害の可能性はあるが、実際の被害は確認されていないと、米当局者は伝えた。当局者によると、中国当局が放射能流出検査をする状況も感知されていない。 米ワシントンの保守性向シンクタンク「ヘリテージ財団」のセドラー研究員は「新しい原子力潜水艦の沈没は中国の原子力潜水艦艦隊拡張計画を遅らせるはず」とし「これはかなり重大な事件」と話した。 中国は2024年の国防予算を7.2%増やすなど海軍増強に重点を置いて軍事支出を拡大している。 中国は原子力潜水艦沈没事実を隠蔽していたが、米当局はこうした事実を把握していたと、WSJは伝えた。 米国防総省はWSJの報道について事実だと確認した。ただ、この潜水艦が核燃料を載せていたかどうかは確認されていないという。
(引用終わり)


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25日 海自護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を初通過、岸田首相が派遣指示…軍事的威圧強める中国をけん制

2024-09-26 07:02:03 | 中国関連
表題の記事は「よく読むと岸田首相の独断では無く「日本、豪州そしてニュージーランド」との緊密な打ち合わせの上、行われたようです。
【海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、自衛隊発足以来、初めて台湾海峡を通過したことがわかった。中国は8月の情報収集機による日本領空侵犯などで軍事的な威圧を強めており、それらの対抗措置として中国をけん制する狙いがある。岸田首相が政府内で検討を進めた結果、護衛艦の派遣を指示した。 
複数の日本政府関係者が明らかにした。さざなみは25日午前、東シナ海側から台湾海峡の通過を開始し、十数時間をかけて南方向に向けて航行して同日夜に通過を完了した。これに合わせ、オーストラリアやニュージーランドの海軍艦艇も台湾海峡を通過した。海自は26日から、南シナ海で両国海軍との合同演習を予定している。
】とこの記事は報じています。
「9月13日にはドイツのフリゲート艦と補給艦が同海峡を南下しました。ドイツの2隻はフランス、オーストラリア、イタリアの艦船による多国間演習にも加わった」と報じられていますから米国主導の「自由で開かれたインド・太平洋戦略」に日本も加わっての行動でしょうね。
「さざなみ」の雄姿をもう1度(ネットから)
 
排水量4650トン2003年就役の中型艦ですが、就役以来、海外の「航路安全」監視や維持のため活躍しています。
「言ってることを実行したか、しなかったか」との事実行為は中国の様な戦狼外交策をとる国に対しては大事です。
日本海上自衛隊の「さざなみ」は台湾海峡を通過しました。Well done !!!

写真:海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」(後方は「さみだれ」)=2009年6月撮影© 読売新聞 

読売新聞オンライン:
海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、自衛隊発足以来、初めて台湾海峡を通過したことがわかった。中国は8月の情報収集機による日本領空侵犯などで軍事的な威圧を強めており、それらの対抗措置として中国をけん制する狙いがある。岸田首相が政府内で検討を進めた結果、護衛艦の派遣を指示した。 
複数の日本政府関係者が明らかにした。さざなみは25日午前、東シナ海側から台湾海峡の通過を開始し、十数時間をかけて南方向に向けて航行して同日夜に通過を完了した。これに合わせ、オーストラリアやニュージーランドの海軍艦艇も台湾海峡を通過した。
 8月以降、中国軍は日本周辺での軍事活動を活発化させている。同月26日に情報収集機が長崎県・男女群島沖の領空を侵犯した。9月18日には、中国海軍の空母「遼寧」が与那国島と西表島の間を通過した。中国軍機の領空侵犯や、中国空母による日本の接続水域の航行が確認されたのはいずれも初めてだ。
首相はこのまま何も対応を取らなければ、中国軍の行動がさらにエスカレートする可能性があるとみて、海自派遣に踏み切った。
 台湾海峡は最も狭い部分でも幅が約130キロ・メートルある。国家の主権が及ぶと国際的に認められている水域は、沿岸の基線から12カイリ(約22キロ・メートル)の領海で、米国などは台湾海峡について、どの国の領海にも属さない国際水域だとの立場をとっている。
 ただ、中国は台湾海峡を国際水域と呼ぶことに反対しており、日本の歴代政権はこれまで、中国側の反発を考慮し、海自艦艇による台湾海峡の通過を控えてきた。これまでも東シナ海に展開する海上保安庁の船が台風接近を避けるため、台湾海峡の公海で待機することはあったが、海峡の通過はなかった。
 米国やカナダなどの各国軍艦は「航行の自由」をアピールするため、台湾海峡を定期的に通過している。ドイツの軍艦は今年9月、22年ぶりに台湾海峡を通過した。
日本の安全保障環境に危機感
 海上自衛隊の護衛艦が台湾海峡の通過に初めて踏み切ったのは、日本の主権を脅かす中国軍の活動に対し、 毅然(きぜん) とした態度を示すためだ。
 中国の 習近平(シージンピン) 国家主席は2027年までに台湾侵攻の準備を整えるように命じているとされ、中国軍の最近の活発な動きはその一環とみる向きもある。
 日本政府は軍事的緊張を高めるべきではないとして、海自艦艇の台湾海峡通過に慎重な立場を取ってきたが、岸田首相は日本の安全保障環境に危機感を強め、そうした姿勢では平和を守れないと決断したようだ。
 今月23日には、北海道・礼文島北方でロシア軍機も領空を侵犯し、航空自衛隊は強い光と熱を発する「フレア」を使用した警告を初めて行った。中露が緊迫度を高めているのは、首相の退陣表明後の「政治空白」を狙い、反応を試しているとの見方もある。
 今後は中国側の反発が予想され、対抗措置に出てくることも想定される。27日投開票の自民党総裁選で選ばれた新総裁は早速、対中政策のあり方を問われることになる。(政治部 谷川広二郎)
(引用終わり)

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24日 中国、日本の論調に反発 安全リスク「事実不一致」

2024-09-25 06:53:26 | 中国関連
19日中国広州の深センで「日本人男児刺殺」という何とも痛ましい事件が起き、現地在住の日本人は元より日本国内にも「事件を悼む気持ち」と「中国政府に対するもろもろの疑惑」が沸き起こりました。日本では「現地の中国人の中にも事件を悼む気持ちで現場に花束をささげる方が大勢いた」のを映像で伝えていました。
まだその衝撃が一掃されていない中、中国外務省の報道官が「(事件に関する)日本の議論に注文(クレーム)をつけたと報じられました。
【24日中国外務省の林剣副報道局長は記者会見で、広東省深センの日本人男児刺殺を巡り、交流サイト(SNS)の反日投稿と事件を関連付けたり、中国の安全上のリスクを騒ぎ立てたりする論調が日本で見られるとして反発し「こうした言論は事実と合致しない」と主張した。日本の論調を否定する根拠は示さなかった】と報じられました。
何とも恥の無い発言です。⤵ ⤵ 😰 
この事件が起きると直ぐに「個別の案件」と言い切り、事件の内容を一切「日本側に伝えなかった」のは中国の判断でした。そのうえ「中国国内は外国人委安全」とシレシレといってました。
従って、その対応に対し「日本人(現地或いは日本国内を問わず)どのように考えるか」は日本人が決めることで「中国がどうこう注文を付けける」話では有りません。しかし、それでも「事実不一致」何て言わざるを得ない所に「中国国内で何とか事件を鎮静化しないとまずい」との判断が起きている事を示している様に思えます。
無駄な脅し或いは恫喝ですね。

写真:中国外務省の林剣副報道局長© 共同通信

共同通信:
【北京共同】中国外務省の林剣副報道局長は24日の記者会見で、広東省深センの日本人男児刺殺を巡り、交流サイト(SNS)の反日投稿と事件を関連付けたり、中国の安全上のリスクを騒ぎ立てたりする論調が日本で見られるとして反発し「こうした言論は事実と合致しない」と主張した。日本の論調を否定する根拠は示さなかった。
 日本に対して恨みを抱かせるような教育を中国はしていないと改めて強調し、日本側に「個別の事件に冷静で理性的に対応する」ことを求めた。中国は外国人の安全を守るとし「(事件の)政治化を避ける」よう訴えた。
(引用終わり)
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22日 中国領海への誤侵入、艦長更迭 海自艦、位置把握せず

2024-09-24 06:43:48 | 中国関連
この記事を読んで少し考えました。
1:海自の護衛艦の航行能力がこの程度なのか?
2:領海と知って「故意におこなった」のか?
微妙な事件なので関連記事を読んでみました。その中で日テレNEWSは11日付けのニュースで「同日中国外務省が日本の護衛艦が4日に領海侵犯をしたことについて「違法かつ不適切と強く反発し再発防止を求めた」と有り7月の話ではないのですが同様の事件があった様です。
一般的には:
【22日 海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が7月に中国領海を一時航行したことについて、艦長が正確な位置を把握せず誤って領海侵入したと日本政府が中国側に伝達したことが22日分かった。海自は重大なミスがあったとして艦長を事実上更迭した】と報じられています。
11日の中国外務省による非難については言及されていません。
この後、18日に中国の空母「遼寧」が日本の領海に入ってきています。
どうやら日本の護衛艦は
「中国のこの時期、この海域での訓練行動をずっと監視していた」様です。
まあ、軍艦同士ですから「お互いに発砲する」訳にもいかず、対応策は微妙ですね! そしてこの報道がなされた翌日23日「ロシア偵察機の礼文島領空侵犯」に対し空自が「フレアー発射」と大胆な行動を取りました。
「日中どちらの言い分が正しいのか判りませんが、小競り合いが思わぬ先頭に繋がらないよう「ホットライン」程度の連絡網は必要なのかなと危惧しました。

写真:
海上自衛隊佐世保基地に停泊する護衛艦「すずつき」(右から2隻目)=9日、長崎県佐世保市(共同通信社ヘリから)

共同通信:
【北京共同】海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が7月に中国領海を一時航行したことについて、艦長が正確な位置を把握せず誤って領海侵入したと日本政府が中国側に伝達したことが22日分かった。海自は重大なミスがあったとして艦長を事実上更迭した。乗員の処分も検討している。複数の日中外交筋が明らかにした。海自の能力が疑問視される事態で、日本の安全保障にとって大きな不安要因だ。 
 海自艦が事前に通告せず中国領海に入ったのは1954年に自衛隊を創設してから初めてだった。日本政府は対中関係への影響を避けるため、領海への誤侵入だったと中国政府に非公式に伝えた。国家安全保障局を中心に調査報告書をまとめたが、部隊運用に関わるとして公表しない方針。  防衛省は共同通信の取材に対し「運用に関ることなのでコメントは差し控える」とした。 
(引用終わり)

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20日 中国 日本産水産物を輸入再開へ 2023年8月の“処理水”放出以来…追加モニタリング実施で

2024-09-21 06:54:15 | 中国関連
深センで起きた「日本人学童の刺殺事件」を宥めようかと思われるようなタイミングで「中国が日本産水産物の段階的な輸入再開」の話を持ち出したか? と思いましたが、すでに長いこと両国間で話し合いはなされていたようです。
また「合意したから(と言って)すぐに、輸入が始まるわけではない」と毛寧報道官 が言いましたから、強かです。
【福島第一原発の処理水放出を巡り、日中両国は20日午後、処理水の追加モニタリングを行うことを前提に、中国による日本産水産物の段階的な輸入再開に向けた発表を行う予定です】記事の時点では予定ですが、3時すぎ中国でも報道」しましたから確定ですが、問題解決はこれからです。
いつまで、強気或いは戦狼外交を続けるのか? 「中国における経済破綻の度合いを見ながら」冷静に見守る必要がありそうです。

写真:岸田首相とIAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長

FNNプライムオンライン:
福島第一原発の処理水放出を巡り、日中両国は20日午後、処理水の追加モニタリングを行うことを前提に、中国による日本産水産物の段階的な輸入再開に向けた発表を行う予定です。
岸田首相は20日午後、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長と電話会談し、処理水の安全性に関する追加のモニタリングの実施について合意する見通しです。
これを受け中国側は、基準に合致した日本産水産物の輸入を段階的に回復させていくことに同意する方向で、日中両国が今後の方向性を発表する見通しです。
輸入再開は2023年8月の処理水放出以来で、禁輸撤廃を求める日本と中国の間で調整が続いていました。
(引用終わり)
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