王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

パスポート更新

2006-05-31 11:15:50 | 生活(地域)
今年の夏で10年物のパスポートが期限切れになるので春先から必要な書類を集め折を見ていた 昨日は朝から天気が良さそうなので半日を潰す積もりでパスポートセンターに出向いた
センターは港横浜のシンボル山下公園の近くにある 電車・地下鉄の駅が近くに無いので(と言っても1キロ程度)地下鉄関内の駅から歩く 地下鉄を出ると汗ばむ位気温が上がりよい天気になった みなと大通りのイチョウの新緑の下を県庁を横に見て大桟橋入り口を過ぎセンターに着いたら5分過ぎ、受付を済ませたら17番 待つこと10分、手続き5分 9時25分には海岸通りに立っていた 今回は偉く順調 前回は大変な混雑だった あの時は夏休みだったもんなー センターを背に通りの向かいが山下公園で海が見える

なにか感じが違う そうか そうなんだ 昔(と言っても10年目)は公園の中で通りよりを臨海貨物線の高架が走っていて景観を壊していた
それが撤去されているので通りから公園と海と空が見えるのだ

公園の北端は海 正面遠くの突堤に赤灯台 左が大桟橋

中型の客船が停泊している 写真の外うんと離れて右は氷川丸
公園の桟橋よりに貨物線の高架が残され遊歩道になっている すぐ上る
                            
遊歩道の目線でみなと未来地区を見ると写真の様な眺め
              
足元を覗き込むと船だまりにはモーターランチがひっそりと出番をまっている

爺が職場に戻るには左手の方向に行かねばならないのだが右手の方に行かざるを得ない ようやく高架が終わり平地に出る これがレンガ倉庫か
万国橋を左折して陸地に戻りこうなれば桜木町を抜け野毛に出て中央図書館で本を借りてその後弘明寺の仕事場に帰ろう                    
                                  
大岡川には屋形船が納涼シーズンを待ってもやってあった
この後図書館で本を借りて昼前に仕事場到着
爺の有意義な半日でした パスポートはICチップ入り¥16000円 6月6日出来上がり よし心おきなく海外に出られるぞ!
 
                 
            
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米原万理さん 逝去

2006-05-30 12:31:37 | 社会
ロシア語通訳の米原万里さん死去 エッセーなどでも活躍 (朝日新聞) - goo ニュース

朝日新聞の報道によればロシア語通訳として知られ、近頃では作家と紹介される米原万理さんが25日逝去されていた 死因はがんとの事 享年56歳 ご冥福を祈ります

爺は米原さんを知ったのは10年位前かエリツィン来日する前後通訳という事で顔をとお名前を知り彼女がロシア関連の通約業をされていた頃の話をエッセーに纏めたものを読んだことがある その中にアネクドートが出てくる

アネクドートとは小話とでも訳すのであろうか 機知とユーモアに溢れる
実物を一つ

先生 : 坊や、こないだのテスト、お隣の子と同じ間違えばっかりだったわね

     いったいどうして?

坊や : だって、僕らには同じ先生が教えるからだよ!

政治的アネクドートはもう少しブラックユーモアっぽい
通訳として活躍されていた経験談から「通訳は正しく通訳すればそれで良いという事でもない」と実話を一つ ソ連邦の時代日本の政府高官がアルメニア共和国とアゼルバイジャン共和国を表敬訪問した 両共和国はご多分にもれず競争意識が強い
そんな所で高官がアゼルバイジャンでアルメニアのコニャックは美味であると(アゼルバイジャンのコニャックを掲げ)誉めてしまった 言葉は判らぬがアルメニアは聞き取れるので接待側は顔が厳しくなる! そこで万理さんがアルメニアのコニュックは美味と聞いていましたが御地のコニャックはそれを上回りますなーと通訳
高官がアルメニアーと脳天気に叫ぶたびに御地はそれを上回るーとやったものだから接待側は大ニコニコ という話

そうだよなー そういう配慮は要るよなー それから万理さんの語り口と物の見方が好きになり週刊誌のエッセーなんかは読んだもんだ

通訳業のかたわら、ユーモアあふれる文章を発表 95年、「不実な美女か貞淑な醜女か」で読売文学賞を受賞とあるから爺の読んだエッセーはこれかもしれない
本棚をさがして政治的アネクドートのご紹介と先ほどの地名などの勘違いがあれば追加あるいは訂正版を出します
惜しい人は早死にしますね 重ねてご冥福を祈ります    合掌
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誰が犯人だ?

2006-05-29 14:50:42 | 社会
秋田女児「事故死」、警察側根拠は体内のプランクトン (読売新聞) - goo ニュース

秋田の女児水死事件ではかなり前から母親が「犯人でないだろうか」風に語られているらしい ブログの情報でも2チャンネルあたりでは盛んに犯人探しが行われているらしい 先週の週刊新潮には母親と名指しはしないものの「育児ネグレクト」「子供いじめ」「警察車両の尾行」「その後ろをマスコミ車両の追跡」とか状況証拠をあげ一方女児の代わりに母親の写真が掲載されていたと 読む人には母親が「犯人らしい」と推測できる仕組み

先ほど仕事場からコンビニに昼を買いに出たついでに週刊現代と週刊ポストを立ち読みした
前者はやはり買い物をする母親の写真、子供が出来てすぐ離婚とかろくに食事も与えなかった様な話を重ね「犯人」は母親を連想させる
後者は「母親は犯人でない」との親族の声を特集している

起きた当初は「事故」扱いで母親が目撃情報を求めていたのに 

豪憲君の殺害事件が一軒置いて隣の事故をゆり戻ししてしまった

週刊誌は事件と事故の関連づけ、犯人探し、疑惑者否定記事でかれこれ3週間話題に事欠かない 
TVのワイドショウ番組も当初は「犯人」は大分絞り込まれた風の発言を繰り返していたよなー 老妻も「あら母親が犯人らしいわよ」と言っていたよな ?
秋田県警もそろそろ重要参考人で誰かを呼ばないとあらぬ噂を広げるばかりだよ
どうなるのかなー?
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黒字亡国

2006-05-28 12:53:32 | 為替 ドル 株式
朝からTV報道2001を見ていた 
「働けど働けどわが暮らし楽にならざりじっと手を見る」と石川啄木の歌を引いて冒頭から日本は貿易黒字なのに生活が楽になった実感の無い庶民の感覚に重ね合わせていた

それもそのはず今朝は元経済同友会副代表幹事 三国陽夫氏による「黒字亡国」との著書を中心に内容の紹介 それに対し谷垣財務相と元ミスター円の榊原早大教授それに日本総研の呉主席研究が加わった

三国氏の主張は:(例として)日本企業が米国に車を売る 代金をドルで受取る 企業は給料の支払い他に使うためドルを銀行・投資家に売る 彼らはドルで米国債を買う そのドルを使って米国は住宅投資をしたり減税をしたり投資家は日本の株を買ったりする
つまり一所懸命働いたのに金は素通り、だから「働けど働けどーー」なのであると

いいぞ! ここまでは爺がいつも言っている事と同じでないか
三国氏は素通りを防ぐためもっと内需を拡大せよと主張する
爺が国際収支2005年 黒字のコラムに書いたように(番組は経常収支と言っていたが)19兆9千億円の黒字 その内貿易収支は9兆5千億円 所得収支は12兆5千億円に上る 一方米国は90兆円の赤字
そこで1995年円が79.45円/ドル時点の財務館榊原教授が反論する 米国の経常赤字と財政赤字の構造はこれは長続きしない いつか暴落の危機はあろう 三国先生に対しては米国の赤字こそが問題であると指摘する
しかし爺は榊原先生の意見はスーと頭に入らない 問題は確かに米国にあるけどその状態を日本がどうこう言って変えられるものではあるまいに?

谷垣財務相は85年以降(プラザ合意--ドル安の国際的容認)日本は内需を拡大してきた
今も内需中心である G7でも米国は赤字の解消,欧州は構造改革,日本は構造と財政の課題が解消の目標として合意されていると当り障りの無いご意見

中国人の呉さんは日本の黒字の問題は中国始めアジア地域でも成長と貧困という問題で捉えている 中国では貿易で企業が得たドルは全て国が買い上げ米国債を買って外貨準備になる 爺は気がついた その上元対ドルの為替相場を(米国の切り上げ要求に関わらず)事実上固定相場にしているのでドル買いを続ければドルは貯まるばかり 今年に入り世界一のドル保有国になったわけだ

内需の拡大せよとの三国氏の主張について榊原先生は日本では(ドルを売って円にしても)物があふれ買うものが無い或いは買いたいものが無いではないかと指摘されむしろドルを保有するよりユーロやアジア通貨で保有が方法であろうと これに対し三国氏は耐震住宅の建築を進めたりかっての大型団地の新所帯向け改装など新たな内需は十分あると応答した 谷垣財務相、呉さんも日本の住宅環境の改善には大きな需要があると賛成していた

コメント叔父さん 竹村氏も85年には1ドル80円割れまであったのであるからいつとは言えないがドルの暴落あるいは急激なドル安への調整場面がある事を考えてアンテナを張り巡らしなさいとすごく真っ当なご意見でした

この後2部は原油高・世界同時株安の話になったがこれは4月下旬のG7を受けてマーケットがドル安容認と受け止めた動きであって6月のもう一度米国の金利上げがあるとの情報に反応し下げ止まりやや戻りつつあると全員の見とおし 要するにドルの過剰流通プラス円の過剰流通(4月まで) 爺も賛成
ここで竹村氏:そろそろ局面が変りドル安があるかも 情報を集めよと再度のご注意

今朝は良くまとまっていて面白かった 「黒字亡国」をよんでみましょう


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幼い兄妹3人 焼死

2006-05-27 07:54:51 | 少子化問題
子供部屋の奥から出火か 兄妹3人死亡の火事 (共同通信) - goo ニュース 

昨晩TVをみていると和泉市の高層ビル6階で火事があり幼い子供さん3人が焼死してしまうという何とも痛ましい出来事を報道した 子供さん3人だけで留守番していた時の事らしい 7歳の長男から「お母さん お家が燃えている 怖いよ」との連絡が携帯電話であったのが最後となった


共同通信によれば「留守番中の3兄妹が死亡した市営住宅火災で、子供部屋として使っていた洋室の奥にある洋服掛け付近が特に激しく燃えていたことが27日、府警和泉署と和泉市消防本部の調べで分かった 子供部屋には普段火の気がないことから、出火原因の解明につながる可能性があるとして、和泉署などは同日、実況見分する」 「これまでの調べで、火災は26日午後4時50分ごろ発生、子供部屋と隣のトイレなどを焼いた。死亡したのは、会社員坂口正登さん(40)の長男で小学2年生の樹喜矢君(7つ)、二男亜夢瑠君(4つ)、長女で1歳7カ月の真衣ちゃん。3人に大きなやけどはなく一酸化炭素中毒しと思われる」

その後の報道等を合わせ考えると7歳のお兄ちゃんは携帯で母との応答「ベランダからお隣に逃げなさい」との指示で(逃げ出し)玄関近くの子供部屋からベランダに面した部屋で3人が折り重なる様に倒れていた様だ

7歳の坊やが携帯をかけながら4歳の弟ともうじき2歳になる(ようやく歩ける)妹をかばってどんな思いで窓まで逃げたのであろうか 4歳と2歳はさぞ怖かったであろう あともう一歩の所で力尽きてしまった 傷ましい 胸が詰まる思いである
慎んで3人のご冥福を祈ります 合掌

3名死亡の問題点は母親が7歳児に4歳と1歳児の面倒をまかせて働きに出かけた事である 父親も働いている様であるからよほど何かの事情があったのであろう

小子化担当なんちゃらのおばさんはつい最近もピンクのスーツをお召しで国会内を闊歩されていた 彼女の仕事には1兆円を超える予算が付いているが関連の役人達の給料に食われてしまって援助が必要な婦人達に渡る金は少ない
爺が繰り返し書いているように「少子化」の問題を考えるならまず子供が一人前になる為には母親による養育が欠かせない その為には(仮に)10歳までの子持ちの家庭は家賃もしくは住宅ローンの一部を国で援助する 一般的に主婦がパートもしくはアルバイトで稼げる金は13万~15万円/月位であろう 次に子供一人当り10歳まで定額10万円/月を補助する 条件は母親が家庭で子供を養育看護する事だけ
国策が決まればあとは予算編成である この10年で庶民の預金金利は300兆円も国と大企業のバブルの不始末に使われた 今度は子供達のためだ

当面 国債費20兆円/年の償還停止と国の冗費節約10兆円 国の在外公館半減 衆議院議員の比例区代表廃止 参議院議員の5分の1減(50人程度で充分)特別会計の廃止、統合 今話題の社会保険庁の倫理の無さ、衆参両院事務局の国政調査費による飲み食い等など方針さえ決まれば費用捻出の方法は山ほどある

政治とは50年100年を見とおして国民に行くべき方向を指し示す事である 経済とはその政策に基づき国民の苦しみを救うお金の流れである
子供達を残して両親が働きに出なければならない様な世の中はどこか歪んでいる
話は元に戻って返す返す傷ましい話だ 重ねて三人のご冥福をお祈りします  合掌
コメント (2)
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