王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

23日 空自、露軍機にフレア発射 対領空侵犯で初 北海道

2024-09-24 06:51:40 | ロシア関連
昨日23日北海道の礼文島沖を「ロシア軍の哨戒機1機が同日午後1~3時台の計3回にわたって北海道・礼文島沖で領空侵犯を繰り返したことを明らかにした」防衛省が発表しました。
いつもなら「遺憾の意を表しい厳重抗議」で終わるところさらに「警戒に当たった航空自衛隊の戦闘機が火炎弾(フレア)による警告を実施した。フレアの使用は1958年に対領空侵犯措置を開始して以来初めてとなる」そうです。
この発表の後、同日中に:
香田洋二・元海上自衛隊自衛艦隊司令官は「空自機はロシア機に対し、領空に入ってこないよう伝えるためにフレアを放ったと考えられる」と指摘する。
 領空を侵犯する恐れがある航空機に対し、通常は無線で警告したり、翼を振って伝えたりと段階を追って信号を送るが、「それでもコースを変えない場合にはフレアや機関銃を使って警告することはある。ただし、空自のスクランブル機も地上の司令部と連絡を取り、正規の手続きにのっとり、警告としての射撃を行ったはずだ」と解説する。
上記のように「警告としての射撃」「正しく対応」 と念押しのコメントを出しています。「空自」に関しては
ようやく「当たり前の対応」がなされるようになりました。

写真:北海道礼文島の北方を領空侵犯したロシア機=防衛省提供 

毎日新聞:
 防衛省は23日、ロシア軍の哨戒機1機が同日午後1~3時台の計3回にわたって北海道・礼文島沖で領空侵犯を繰り返したことを明らかにした。警戒に当たった航空自衛隊の戦闘機が火炎弾(フレア)による警告を実施した。フレアの使用は1958年に対領空侵犯措置を開始して以来初めてとなる。日本政府は外交ルートを通じてロシア側に「極めて遺憾」と厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めた。
 防衛省統合幕僚監部によると、哨戒機は日本海側から北東に向かって午後0時50分ごろに礼文島沖に飛んでくると、南北方向にジグザグに飛ぶ中で午後1時3分ごろから約1分間領空を侵犯した。その後もジグザグ飛行を繰り返しやがて東西方向に旋回するなかで午後3時31分ごろから約30秒間、午後3時42分ごろから約1分間領空を侵犯したという。午後5時50分ごろに現場空域を離れて、日本海を西に飛行した。
(引用終わり)


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2日 ロシア軍副司令官、収賄容疑で拘束 「前国防相派」粛清止まらず

2024-09-03 07:28:35 | ロシア関連
誤解のないように!写真は拘束された副司令官でなくショイグ前国防相です
【2日ロシア連邦捜査委員会は、レニングラード軍管区の副司令官に対し、収賄の容疑で捜査を始めたと発表した。ロシアメディアによると、副司令官はすでに拘束されたという。同委員会は8月末にも前国防次官を汚職の疑いで拘束しており、5月に退任したショイグ前国防相時代の幹部への「粛清」が相次いでいる】と報じられました。
ロ藍文中国のような「中央集権型で政治的地位が高い順に”賄賂”が懐に入る仕組みが有るようです。今回逮捕された副司令官も、前ショイグ国防相(今年5月に退任)一派の汚職疑惑一層の一環の様です。
戦争は武器を使って戦う表の争いもありますが、自国内部の戦争を支える人物に対する「汚職防止の戦い」である内政面の裏の仕事も大切です。
ウクライナも同様で、これまでに汚職の疑いで何人か幹部を更迭しています。
100%クリーンにするのは難しいことですが、「敵よりはまだまし」という状態は大切です。
ロシアで「汚職幹部を退けると後任に困るのでないか?」と思うのですが、清廉潔白な人物はいますかね? 興味深く見ています。

写真:モスクワ郊外で2024年8月12日、プーチン大統領も参加する国境地帯の状況に関する会議に出席するロシアのショイグ国家安全保障会議書記。スプートニク提供=AP© 朝日新聞社 

朝日新聞デジタル:
ロシア連邦捜査委員会は2日、レニングラード軍管区の副司令官に対し、収賄の容疑で捜査を始めたと発表した。ロシアメディアによると、副司令官はすでに拘束されたという。同委員会は8月末にも前国防次官を汚職の疑いで拘束しており、5月に退任したショイグ前国防相時代の幹部への「粛清」が相次いでいる。
 拘束されたのは、同軍管区で物資供給などを担当していたワレリー・ムミンジャノフ副司令官。ウクライナ侵攻向けを含む15億ルーブル(約25億円)以上の軍装備の契約に関連し、2千万ルーブル(約3千万円)以上の賄賂を受け取った疑いがある。
 ムミンジャノフ氏と家族は1億2千万ルーブル(約2億円)以上の価値がある不動産をモスクワなどに保有しており、事件との関連性を調べているという。
 同委員会は8月29日、ショイグ前国防相の側近だったポポフ前国防次官を汚職の疑いで拘束した。プーチン氏肝いりの「愛国者公園」の運営にからみ、他の幹部と共犯で横領したとしている。
(引用終わり)
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29日 ロシア大統領、モンゴル訪問へ 逮捕状発付のICC加盟国

2024-08-30 08:11:52 | ロシア関連
29日 ロシアのプーチン大統領がモンゴルを訪問すると発表したそうです。モンゴルはICC加盟国なので「原則通り処理すれば逮捕しなければいけません」。しかし実情は微妙なようです。
【ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が9月3日にモンゴルを訪問し、フレルスフ大統領と会談すると発表した。モンゴルはプーチン氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)の加盟国。入国しても逮捕しないことで事前合意したとみられるが、モンゴルが拘束の義務を果たさなければ国際的な批判が高まる可能性がある。
 プーチン氏はフレルスフ氏に招待され、旧ソ連・モンゴル軍が旧日本軍に勝利した1939年5〜9月のノモンハン事件の戦勝85周年を祝う式典に出席する】
別紙の情報と併せるとモンゴルは2002年ICC加入に関するローマ規程を批准しています。2019年にもプーチン大統領はノモンハン事件戦勝記念でモンゴルを訪問しています、同大統領がICCから逮捕状が出されたのが2023年でしたから、今回初めてモンゴルのレルスフ大統領と会談ですから逮捕しなければ国際的に非難される立場になりました。ロシアとモンゴルは複雑な華夏地で直線にして1500キロほど国境を接してますし、国力・軍事力ともロシアが圧倒的に有利です。何とも微妙な状態ですがどう乗り越えるのでしょう?
モンゴルん政権の権力が首相にあり大統領は元首として位置してるなら(会談後)そっと交代なんて手もあるかも反れません。
モンゴル政権の懐の深さを見たいものです。

写真:
昨年10月、北京でモンゴルのフレルスフ大統領(左)と握手するロシアのプーチン大統領(AP=共同)

共同通信:
【モスクワ共同】ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が9月3日にモンゴルを訪問し、フレルスフ大統領と会談すると発表した。モンゴルはプーチン氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)の加盟国。入国しても逮捕しないことで事前合意したとみられるが、モンゴルが拘束の義務を果たさなければ国際的な批判が高まる可能性がある。
 プーチン氏はフレルスフ氏に招待され、旧ソ連・モンゴル軍が旧日本軍に勝利した1939年5〜9月のノモンハン事件の戦勝85周年を祝う式典に出席する。
 ICCは昨年3月、ロシアのウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪容疑で逮捕状を出した。プーチン氏はその後も外遊を重ねているが、行き先は中国や北朝鮮、ベトナム、カザフスタンなどいずれもICC非加盟国だった。
 ICC加盟国はICCからの逮捕や身柄の引き渡し請求に応じる義務がある。
 プーチン氏はノモンハン事件から75年、80年となった2014、19年にもモンゴルを訪れた。
(引用終わり)



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4日 中ロ首脳、ユーラシア安保構想を表明 SCO 西側への対抗鮮明

2024-07-05 08:18:18 | ロシア関連
【4日カザフスタンの首都アスタナで開催された中ロ主導の地域協力組織「上海協力機構(SCO)」首脳会議で、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は4日、ユーラシア地域の国々の間で安全保障・政治・経済面での協力を強化すべきとの見解を表明した。西側諸国に対抗する狙い】と報じられました。
西側諸国の「冷戦的思考」に警告を発した事が主題ですが「インド、トルコやイラン」の思惑もあり、「反西側諸国に対抗」との括りには無理があるようです。ロシアとの協調の関係で多くの経済的利益を得るべく戦略的協調関係の構築が主眼の様です。

写真:中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(右)は4日、ユーラシア地域の国々の間で安全保障・政治・経済面での協力を強化すべきとの見解を表明した。(2024年 ロイター/Turar Kazangapov)

ロイター:
[アスタナ 4日 ロイター] - 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は4日、ユーラシア地域の国々の間で安全保障・政治・経済面での協力を強化すべきとの見解を表明した。西側諸国に対抗する狙い。カザフスタンの首都アスタナで開催された中ロ主導の地域協力組織「上海協力機構(SCO)」首脳会議で述べた。

中国国営新華社通信によると、習主席は「干渉と分裂という現実の課題に直面する中、SCO加盟国は団結を強化し外部からの干渉に共同で対抗すべきだ」と発言。西側諸国の「冷戦的思考」に警告を発した。

プーチン大統領はSCOでの演説で、「特定の国だけに一方的な利益を与えてきた時代遅れの欧州中心主義と欧州大西洋主義のモデルに代わる、ユーラシアにおける協力や不可分の安全保障、発展の新たな構造」を求めるロシアの呼びかけを再表明した。

また、ウクライナ戦争についても改めて西側諸国を非難し、ウクライナとその支援国がロシアの交渉条件を受け入れれば、紛争を凍結する用意があるとも述べた。

西側諸国の制裁によりロシアはアジアに軸足を移さざるを得なくなり、SCO諸国はロシア産石油やガスなどの主要な買い手となっている。

SCOには4日、ベラルーシが正式に加盟し、加盟国は10カ国となった。インド、イラン、カザフスタンも加盟している。
(引用終わり)



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14日 ロシア国防省幹部、汚職で逮捕相次ぐ 国防相も交代、刷新狙う動きか

2024-05-15 08:38:27 | ロシア関連
表題は「ロシア国防省幹部、汚職で逮捕相次ぐ」ですが、この前段には「12日 プーチン大統領がショイグ国防相を文民のベロウソフ氏に交代させることを決めている」と報じられ、その理由として部下の汚職問題が取りざたされていました。それと合わせ読むと「ロシア国防省のユーリ・クズネツォフ人事局長を収賄の疑いで逮捕した」のは関連があったようですね!
今度は文民の国防相との事ですが、ショイグ前国防相だって「プーチンのyes man」であるが故の登用と言われていましたからね。軍事専門知識より部下の汚職管理の方が重要問題なのかもしれません。
別紙の情報では「ロシアは戦時経済で好調」との情報が多いのですが、別紙の記事で「ロシアの欧州向けガスの販売が量的に伸びず、売り上げが計画倒れの反面、中国向けは量的に拡大も価格の面で(欧州向けより安く)これで欧州向けの落ち込みを底上げする絵にはなっていない」との記事をチラッと見ました。宇蔵ウナにしてもロシアにしても近代戦争が2年以上にもなるとどこか経済面で穴が開くのを埋めるのは大変なようです。両国ともに「不正が無いというより不正の程度の軽い方が戦時経済が続く」様な気がします。
もうしばらくは我慢比べの様に見えます。

写真:モスクワの「赤の広場」で2024年5月9日、軍事パレードを終えて退席するロシアのプーチン大統領(左)とショイグ国防相=AP 

朝日新聞デジタル:
 ロシア連邦捜査委員会は14日、ロシア国防省のユーリ・クズネツォフ人事局長を収賄の疑いで逮捕したと発表した。インタファクス通信などが伝えた。国防省では4月にも次官が収賄で逮捕されている。さらにプーチン大統領は国防相に文民を登用する人事を決めたばかりで、体制刷新を急いでいる可能性がある。
 委員会によると、クズネツォフ氏の自宅などから1億ルーブル(1億7千万円)相当を超える外貨や金貨などを発見した。参謀本部に在籍していた2021年〜23年、商業組織に便宜を図るため賄賂を受け取った疑いがあるという。
 プーチン氏は、「「。ウクライナ侵攻の長期化を見据えた改革の一環とみられている。
(引用終わり)
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