中国の第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が26日から開かれ29日、閉幕しました。
共産党首脳部の顔ぶれ〈ネットより)
BBCによれば「毛沢東の自力更生時代に戻る様だ」との手厳しいコメントが本質を見切っているかもしれません。日本のマスコミは中国の声明を翻訳するに留まっています。開幕の日に東シナ海方面で「利刀作戦」なる軍事訓練を行ってきた米日その他の同盟軍の行動と夏以来の米中の政治経済軍事と科技抗争を無視して声明を読み流すのはうぶでしょう!
浜爺の情報元台湾政府系のyoutubeを見ていると 発表された声明につき;大事な時期に(声明の)文字数が少ない、後継者の指名がない反面、習近平独裁の表現もない。これで習氏は満足か?、海外への進出が無いのは米国との抗争が底辺にある などなど厳しいコメントを加えています。
それを補足する話のいくつかに、失脚したと言われた王岐山と上海江沢民派の朱鎔基とが面談、月初に起きた州レベルの倒産で州債がパーになり怒り狂った住民による暴動が数十か所で起きていて、北京の全会警備も旅客にはソフトムード、李克強が重任なら地攤(露店商売)がはやる等、日本で報道されない話があります。また米大統領選に絡む話でバイデン側に習近平主席側から長年に亘り巨額の金が流れていたとの話もあります。北京による米国民主党幹部に対する買収、贈賄の話は大統領戦後のスキャンダルになりそうです。今朝土曜日のTVニュースショーではトランプ大統領の追い上げを控えめながら流す局も出てきました。現地時間4日の未明では選挙結果は出にとの報道も併せて出ていました。
この間が北京による台湾の侵攻のタイミングとの恐ろしい話もあります。
来週初めは海外の報道に注意しましょう。
写真:五中全会閉幕後、発表された習近平主席の映像〈ネットより)
東京新聞:
中国共産党の重要会議、中国の2021年~25年の経済運営目標「第14次5カ年計画」では米中対立の長期化をにらみ、成長の軸足を外需依存から内需主導型への移行を目指す新政策「双循環」が盛り込まれた。
公表されたコミュニケ(声明)によると、新5カ年計画では双循環を通じて国内市場の拡大を図る考えを強調。「経済構造、産業構造の高度化を図る」と言及した。また「科学技術を自力で向上させることは国家戦略の要だ」と、米国とのハイテク技術の覇権争いを念頭に、デジタル技術など研究強化も打ち出された。
35年までの国家戦略を先進発展国家の水準」に引き上げるとし、高齢化や環境問題、貧富の格差などを課題に挙げた。
35年までの長期目標の設定は習近平しゅうきんぺい党総書記(国家主席)の長期政権に向けた意欲を示した形。コミュニケでは「複雑な国際情勢」を乗り切るために、習氏を「核心」とする党中央への忠誠を求めた。指導部の人事には触れなかった。
このほか、軍の現代化を進める方針が確認され、米国との対立を念頭に「国家主権を防衛する戦略能力を高める」とした。二酸化炭素(CO2)排出量を60年までに「実質ゼロ」にする公約については「資源の利用効率を高める」などとしたが具体策はなかった。
(引用終わり)
公表されたコミュニケ(声明)によると、新5カ年計画では双循環を通じて国内市場の拡大を図る考えを強調。「経済構造、産業構造の高度化を図る」と言及した。また「科学技術を自力で向上させることは国家戦略の要だ」と、米国とのハイテク技術の覇権争いを念頭に、デジタル技術など研究強化も打ち出された。
35年までの国家戦略を先進発展国家の水準」に引き上げるとし、高齢化や環境問題、貧富の格差などを課題に挙げた。
35年までの長期目標の設定は習近平しゅうきんぺい党総書記(国家主席)の長期政権に向けた意欲を示した形。コミュニケでは「複雑な国際情勢」を乗り切るために、習氏を「核心」とする党中央への忠誠を求めた。指導部の人事には触れなかった。
このほか、軍の現代化を進める方針が確認され、米国との対立を念頭に「国家主権を防衛する戦略能力を高める」とした。二酸化炭素(CO2)排出量を60年までに「実質ゼロ」にする公約については「資源の利用効率を高める」などとしたが具体策はなかった。
(引用終わり)