京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2013 6/30の拝観報告2(嵯峨有心堂)
写真は、庭園
さて13:00過ぎにJR嵯峨嵐山駅に戻り、hytさまとserimamaさまとも合流しました。
13:00過ぎには、当日のメインイベントを企画して下さった”ごんぎつね”さまとも合流しました。
以前から僕が行きたいと熱望していた場所に、有り難いことにごんぎつねさまが渡りをつけて下さりました。
そして13:30。
先方もお見えになり、みんなで向かったのが”嵯峨有心堂”です。
ここは数寄屋建築と池泉回遊式庭園があるのですが、全く個人所有のものですので、一般公開などは一切ありません。
しかしここの塀越しに見える立派な枝垂れ桜が、以前から気になっていました(笑)。
初めての内部・・・。
いやはや、こんな”見せ方”ってあるんだなと感心しました。
今回は3点述べます。
1点目。
そもそも敷地全体が奥から手前に向かって緩やかに傾斜しています。
ですから庭園の奥から振り返って見ると、心なしか広く見える気がします。
2点目は、小川の流れ方。
築山の裾野に沿って小川が流れてくるので、視覚的にはそれ程主張はないのですが、せせらぎの音はしっかり聞こえてきます。
ここも絶妙。
そして3点目。
お茶室が庭園最奥の築山の上にあるのですが、これが3段構え。
1段目の茶室からは、庭園がよく見える。
2段目の茶室の外は枝垂れ桜の枝の高さなので、満開の桜がそのまま背景に・・・。
そして3段目の持仏堂からは、遠く比叡山や大文字が望めます。
高さに応じて”見せる対象”を変えているんですね。
本当に”秀逸”のひとことでした。
こんな機会を設定して頂いた”ごんぎつね”さま、本当にありがとうございました。
コメント ( 20 ) | Trackback ( )
笠置寺2
写真は、貝吹岩からの景色
参道を少し戻って階段を降り、正月堂の下を通過します。
すると正面にまたもや巨石があります。
この右手に虚空蔵磨崖仏があり、こちらは今でもはっきりと姿が分かります。
こちらも12mあるのでなかなかの迫力です。
さらに進むと巨石のトンネルがあり、胎内くぐりといいます。
これをくぐることで身を清めるそうです。
さらに先にも太鼓石という巨石のトンネルがあり、叩くと音がするとありましたが、まあ普通の音でした(笑)。
ここから登りになります。
登っていくと眺めのよい展望台に到着し、大きなゆるぎ石があります。
倒幕に失敗した後醍醐天皇をかくまった当寺に幕府軍が攻めてきた際に備えていた名残です。
さらに上に登ると非常に眺めがいいですが、足もすくむぐらい高く足場の狭い平等石に着きます。
そして順路は信じ難いような巨石の狭間になります。
これが蟻の戸わたりです。
この先は再度登りの山道で、途中で少し平地になっている“二の丸あと”を経て、貝吹岩に達します。
ここも見晴らしのいい巨石で、30度ぐらいの傾斜なので登れますが少しコワいです。
さらに進むと苔のきれいな広い公園のような場所に出ます。
この辺りでお弁当など良さそうです。
この先の途中の階段の上に後醍醐天皇行在所がありますが、特に何かがある訳ではないです。
そして最初の大師堂に戻ってきます。
修行場ではありますがハイキングのようなもので、金胎寺とは比べものにはなりません。
ここは誰でも大丈夫です。
マイナー散策の索引
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 16 ) | Trackback ( )