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2013 7/28の拝観報告2 最終(妙心寺 龍泉庵)


写真は、檀那の間。

10:10頃、大徳寺から僕の車に4人で乗り込み、向かったのが妙心寺です。

ごんぎつねさまから龍泉庵は予約しておくと襖絵などの方丈の拝観が可能であると聞いたため、11:00に予約しておきました。
10:25頃には妙心寺に着いたのですが、さすがに早かろうということで花園会館で休憩して時間を待ちました。

そして10:50頃、南総門を入ってすぐ右手の龍泉庵にお邪魔しました。
内部の詳細は、近日本編で掲載します。

最初に応接間で、ご住職自ら事前の説明をして下さいます。
さらにお茶とお茶菓子まで出してくださいます。

説明の後は自由に拝観です。
妙心寺の中には四派があり、その1つが龍泉派ですので、1派閥のトップの塔頭です。
ですからここの方丈は見事な造り、大きさです。
既に室中で折上天井ですし、縁も広い。

襖絵は平成11年に作成されたもので新しいですが、いずれも見応えがあります。
書院が工事中だったのが少し残念。

最後にもう1度応接間に戻り、冷たいお茶が出ました。
拝観料については何の言及もありませんでしたが、ここまでして頂いたので、各自1000円ずつ志納してきました(笑)。

まあ普段は入れない塔頭ですので、僕は十分に満足しました。

そしてあんとんさまはそのままJR花園駅へ。
toganjiさまは帰り道の途中が自宅付近ですのでそこで下車され、WAN師匠は堀川通付近の僕の自宅前で降ろして烏丸まで歩いて行かれたようです。

そのまま帰宅し、午後からはお父さんモードです(笑)。
家族で藤森の青少年科学センターに行きました。
子供たちは、プラネタリウムや金属の炎色反応に夢中になっていました。

午前と午後でものすごい落差のある生活ですが、考えようによっては”1日2度オイシイ”のかもしれないなと思いました(笑)。

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西行庵2 予約拝観(東山中央散策21)


写真は、皆如庵と露地庭園

2名以上で事前に予約すると、母屋の浄妙庵と皆如庵を見学できます。
1人3000円です。
お庭の玄関から入り、露地庭園を通って浄妙庵の主室に入ります。
入口は2辺とも貴人口です。
主室は先の二畳台目のお茶室のさらに奥に当たります。
内部は四畳半ですが露地に面する2辺に畳縁があるので、実質8畳です。
竹の簀子天井は派手ではないですが、非常に趣があり全体の雰囲気にマッチしています。
ここで呈茶と西行庵の沿革などのお話があります。

露地庭園を挟んで南側(庭園奥)に皆如庵があります。
どうも元々は、高山右近が加賀滞在時に造ったものだそうです。
お茶室の正面左に貴人口、その右隣に躙口が並んでいるという非常に変わった造りです。
内部は3畳台目の道安囲いです。
道安囲いとは、点前座と客座の間に1枚の引き襖がある設えです。
そして正面には“円窓床”があります。
これはもちろん明り取りとして内部をほのかに照らす役目があります。
しかしその一方で円窓の桟を十字架に見立て、その神に対し皆が平等であるという意味で
貴人口と躙口が正面に並んで造ってあるという見方もあるそうです。

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