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嵯峨有心堂1 庭園(嵐山・嵯峨野散策29)

写真は、庭園を奥から見た景色
ここは個人で所有されている邸宅で、一般公開などは一切しておられません。
場所は祇王寺から化野念仏寺に向かう道の途中、左手にあります。
表門は通りから入り込む砂利道の奥にあるので、分かりづらいです。
表門を入ると正面に庭園が位置するのですが、植え込みで見えないようになっています。
右手の砂利道の階段を登り左に曲がり、正面に向き直ります。
敷地全体を大雑把に述べると、左半分は庭園、右半分は建物で、奥に行くほど小高くなっています。
まずは左手の庭園です。
芝生の中に砂利の小路が続きます。
庭園の右手には本邸、中央は芝生、左手は築山です。
本邸は3段の雁行状に右手奥へと凹んでいくような感じで、中央辺りに小さな池があります。
庭園の奥から築山の裾野に沿って小川が流れ、この池に注ぎ、さらに小川が敷地手前へと流れ去ります。
非常に小さな川なので風景の中に主張して来ないのですが、せせらぎはしっかり聞こえてきます。
また築山の中央辺りには、見事な枝垂れ桜が咲きます。
これは敷地の外からも見えます。
そして庭園最奥は一段高くなっており、この上に後述の“聴蝉亭(ちょうぜんてい)”、もう1段高い左手に“草雨軒”と“自在庵”が、さらにもう1段高い右手に持仏堂が見えます。
本邸が奥に置く程に雁行状に凹んでいく分、芝生の庭園が拡がっていく感じがします。
さらに庭園も全体が手前に向かって微妙に傾斜しているので、奥から見ると広く見える気がしました。
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2013(平成25)年 第38回 京の夏の旅の分析

表は、過去1年間の京の夏(冬)の旅と、春秋の非公開文化財特別公開の一覧
さて年4回恒例の”表がイタイ”企画(笑)、「京の夏の旅」の分析です。
ここ数年の傾向ですが、正直「京の夏の旅」は気合が入っていないことが多いです。
そして、今年も・・・そんな感じです(笑)。
基本的な期間は、7/13~9/30です。
個々の細かな案内は、明日からの各論でご紹介します。
ここでは”公開の内容”ではなく、”公開の頻度”だけを評価します。
”今回見逃すべきではないもの”をあぶり出します(・・・あるのか(笑))。
頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ
拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶
まずは青色です。
これは過去1年間に上記の特別拝観で公開されたものです。
E-2 下鴨神社 神服殿・大炊殿
大炊殿は通常から有料公開しています。
神服殿も2~3年に1回は特別公開があります。
神服殿が比較的珍しいぐらいです。
C-2 金戒光明寺
確かに方丈庭園などは通常非公開ですが、1年に2回ぐらい(特に春と秋)は公開になることが多いです。
次は水色です。
これは上記の特別公開では公開してないが、定期的に独自に公開をしているところです。
要するに”実はそれほど珍しくない”ところです。
C-2 六道珍皇寺(8/1(木)~8/19(月)は見学休止)
毎年春と秋に独自で特別公開をされています。
今回、京の夏の旅で公開になったので、春の公開は中止になりました。
A-1 長谷川家住宅
昨年9月から土日だけ公開されていたようです。
D-3 大雲院 祇園閣(9/26(木)は拝観休止)
なんだかんだで不定期ながら、1年に1回は公開していることが多いです。
ただしない時は、1年以上ないこともあります。
今回は一昨年の秋以来ではないでしょうか。
そして赤色です。
ここは特別公開ではないが、入れる機会があるところです。
D-3 祇園甲部歌舞練場庭園(9/20(金)~9/24(火)は見学休止)
皆さんご存知でしょう。
通常は非公開ですが、都をどりに行けば必ず観ることができます。
最後に黄色です。
これはなかなか公開の機会がないものです。
E-2 大覚寺 心経宝塔
大沢の池のほとりに立つ心経宝塔(しんぎょうほうとう)の公開です。
実は昨年秋に1度独自公開をしていますが、”定期的”とまでは言えないので水色にはしませんでした。
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