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嵯峨有心堂2 本邸、茶室(嵐山・嵯峨野散策30)


写真は、聴蝉亭(右)と草雨軒(左)

次は表門から階段を登った正面にある本邸に入ります。
正面の廊下を奥へと進みますが、廊下の途中が少し奥に向かって高く傾斜している部分があったり、廊下の途中がくり抜かれて手水鉢があったりします。

最奥には12畳半の座敷があります。
ここからの眺めが庭園の正面になります。

そしてこの座敷の奥から渡り廊下が、さらに奥のお茶室へと続きます。
渡り廊下から左手の階段を登った左手の、庭園に突き出した“聴蝉亭(ちょうぜんてい)”に入ります。6畳で櫛型欄干になっています。
ここは庭園の最奥になりさらに庭園近くに面しているので、庭園が一望できます。

そしてこの“聴蝉亭”の奥に階段が続きます。
もう1段高くなったところで廊下が終わり、屋外に出ます。
この正面に“自在庵”があります。
4畳の枡床(半間 四方)で、この床柱の手前が少し後退しているのが特徴的です。
これは正客から亭主を見えやすくするためだそうです。
そして廊下伝いの庭園側に茅葺きの“草雨軒”が連なります。
3畳の茶室に立礼席が併設されています。
またここの高さは丁度“枝垂れ桜の枝と同じ”なので、外に出ると満開の桜を背景にして記念撮影ができるそうです。

さらにもう1段高い奥には持仏堂があります。
釈迦如来像があり、格天井は花天井で、1マスずつに様々な花が描かれています。
そしてここからは遠く比叡山や大文字をも眺望出来ます。

各高さで違うものを見せる構造が“素晴らしい”の一言です。

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2013 夏 祇園甲部歌舞練場庭園 特別公開の案内(第38回 京の夏の旅2)


写真は、庭園

拝観期間:2013年7/13(土)~9/30(月)(ただし9/20~9/24は参観休止)。
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
京阪電車の祇園四条駅で下車し、南座の地下に当たる出入口6から地上に出ます。
出て右折し縄手通を渡り約220m直進すると、四条花見小路の交差点に差し掛かります。
ここを右折します。
右手角の紅殻の建物”一力亭”が目印です。

そして石畳の花見小路通を約200m進んだ左手に、”おばちゃんの聖地”「祇園甲部歌舞練場」があります。
その南隣は”おっちゃんの聖地”「ウインズ京都」です(笑)。

見所
毎年4月に「都をどり」が、ここで開催されます。
この建物の中に大きな池泉回遊式庭園があります。
また屋内の展示では、舞妓が「都をどり」で身にまとう衣裳や小道具なども特別展示されます。

公開の頻度:D-3
特別公開と称して公開されたのは記憶にないですが、都をどりに行かれた方にとってはあまり珍しくありません。
それにむしろ4月の庭園の方が、桜も咲ききれいです。
しかし未訪問の方なら十分に楽しめる庭園であると思います。
初訪問してよかったと思われたなら、次は是非桜の季節、都をどりに来てみてください(笑)。

・弥栄会館、祇園甲部歌舞練場
・都をどり1 概要
・都をどり2 お茶席
・都をどり3 舞台

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