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2013 7/14の拝観報告4(祇園甲部歌舞練場庭園)


写真は、庭園

ゲリラ豪雨も収束し、晴れ間が出たので早速六道珍皇寺から移動します。

六道珍皇寺を出て右へ。
最初の小路を右(北)へ。
八坂通に出ます。
そして建仁寺の境内へ。
北門から出て、祇園甲部歌舞練場に到着です。

いつも”都をどり”で入る玄関から入ります。
中は都をどりの時と同じように、芸舞妓さんの写真やかんざし、着物などが展示されています。
そして都をどりの時は、お土産物屋さんや待合通路としてごった返す広間ですが、この日は毛氈を敷いた床几台がいくつか設置されているだけでした。

こんなに広かったんですね(笑)。
ここで五花街などの説明がありました。

そしてここの屋外が祇園甲部歌舞練場庭園です。

僕は初めてじゃなかったですが、初めての方は圧倒される規模の庭園ですね。
芝生に池、そして苔の緑。
これぞ小川治兵衛!という庭園です。

春と違うのは”芝生が青かった”ことですね。
しかしあの池の上のネット・・・景観を著しく損ないます・・・。
烏除けなど意味があるのでしょうけれど、残念です。

普段は都をどりに行かないと見られない庭園ですので、ここもおすすめですね。

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長谷川家住宅


写真は、前庭からみた玄関

築270年、二階建ての農家住宅です。
通常は土日だけ公開されていますが、2013年「京の夏の旅」で特別公開がありました。

アクセス
地下鉄烏丸線の十条駅で下車し、1番出口から地上に上がります。
出口を出て右折すると、十条烏丸の交差点があります。
ここを歩道橋に沿って信号を渡り、右折します。
約200m直進した最初の信号のある交差点、竹田街道十条に差し掛かります。
ここを左折。
さらに約200m直進した最初の押しボタン信号のある交差点を右折します。
この道の突き当りに長谷川家住宅があります。

参観
表門を入り、前庭を抜けた奥にある玄関から入ります。
玄関の奥は土間です。
修復されるまでは洋間だったそうですが、当時の図面を元に2011年の修復時に復元したそうです。
天井の梁は、同時のままのが残っていたそうです。

6畳の中の間から上がります。
右手には4.5畳の神台所と6畳の台所があり、そのさらに奥に裏庭があります。
裏庭には井戸があり、さらに奥が窪んでおり、その下にも井戸があります。

中の間を左手へ。
最初は6畳の表の間です。
窓は京町屋のような格子窓で、もともとは正式の玄関です。
古い置時計や測量器が展示されていました。
表の間の右手は8畳の仏間です。
お仏壇に衝立に飾り箪笥などがありました。

そして最奥にある10畳の座敷です。
蛤御門の変の際、ここに会津藩士が投宿したそうです。
床柱の傷はその際に武具が擦れた時についたものだそうです。
またその際の軍勢を10代当主 長谷川清之進が描いた“会津軍勢絵巻”や“高瀬川図”などが展示されています。
この外にL字型に表庭があります。

中の間をまっすぐに進むと五帖敷、その右手には2階への階段のある3畳の小間。
小間の奥には6畳の奥の間があり、この外も裏庭です。

階段で2階に上がります。
まずは北六帖、そして隣に南六帖。
南六帖に付属して三帖の小間があります。

さらに奥には板の間の屋根裏の様なお部屋があります
ここは前庭から玄関の上に見える虫籠窓の部屋にあたります。
内部には洋画家であった11代当主 長谷川良雄(よしお)の風景画や、歴代当主が収集した書籍や屏風などが展示されています。



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