皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

小暑 初候~温風至

2022-07-09 20:26:17 | 生活

温風至(あつかぜいたる)。今年は例年になく早い梅雨明けと水無月の異常な猛暑によって季節感が前倒しに感じてしまいますが、本来であれば夏の暑さが本番を迎える時期に入ります。南から暖かく湿った空気が吹き込み、本格的な夏の到来を感じる季節です。
南風にも呼び名がついているようで、梅雨入りの頃に吹く風を「黒南風(くろはえ)」、中頃に吹くの「荒南風(あらはえ)」、梅雨の終わりに吹く風を「白南風(しらはえ)」と呼びました。
この時期は白南風により湿った空気が流れ込みやすく、それが上昇して山のように立ち上がり積乱雲を生みやすくなります。雷雲といわれ突然の激しい雨や突風、雷を呼び込みます。
七月十日は功徳日ともいわれ浅草寺ではほおずき市が開かれます。この日にお参りすると四万六千二日分の参拝のご利益が得られると言います。ほおずきや風鈴などが賑やかにお店に立ち並ぶそうです。

スーパーでは多くのスイカが売られています。糖度も高い季節の果実が美味しい季節となりました。

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紫陽花から麦わら帽子へ

2022-06-08 20:35:42 | 生活

庭の紫陽花が咲いています。
各地の寺社仏閣でも多くの紫陽花を見られます。桜の花から早二ヶ月。季節の巡りは早いものです。

種から撒いたマリーゴールドも咲いています。これから梅雨の合間に植え直し、夏に向けて麦わら帽子を広げていきたいですね。
雨上がりキラキラ輝く虹の色

梅雨時期こそ明るく澄んだ心持ちで毎日を過ごしたいと願います
輝く夏の青空を待つ気持ちです。お
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皮膚科の受け付け待っています

2022-06-08 15:33:31 | 生活

週半ばの水曜日ですが、子供の皮膚科受診の受け付けを待っています。午後3時の診察開始にたいして40分前から並びます。すでにお一人並んでいらっしゃいました。15分もすると、あれよあれよと20人ほどが並びます。それだけ受診される患者さんが多いようです。

最近多くの診察がインターネットを介した予約を導入していますが、こちらの皮膚科は時間前の順番待ちの形をとっています。どちらが患者さんにより良い仕組みかは判断しかねますが、診察開始時間には30人以上が院内にはいるようでした。



アレルギーや環境の変化で近年皮膚科の受診者が多いと聞きます。私も三十代前半に手にイボを患い仕事の合間を縫って半年ほど皮膚科に通いました。やはり一時間以上前からか並び、レジャー用の椅子を持って行き、座っていた記憶があります。今はもうその皮膚科は閉院しています。時の流を感じます。

皮膚科前の田んぼの様子です。半分ほど苗が植わっていますが、代掻きがこれからのところもあります。同じ忍領内でもここは城の辰巳方向で、私のすむ皿尾村とはちょうど反対方向です。下忍地区はその名の通り、藩主に支える家臣の地区でもありました。

所謂待ち時間の方が長いようで、30分以上並び、診察は5分かかりません。薬をもらうために定期的に診てもらっているようです。
コロナ禍も沈静化傾向ですが、これからこうした順番待ちの列が日常生活に戻って行くことがよいのか、時代と共に無くなるのか行く末を見守りたいと思います。





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玉ねぎ、筍のある日常

2022-05-11 23:53:04 | 生活

冬の間に蒔いた玉ねぎ。程々大きくなりましたので少しずつ収穫し始めています。スーパーなどの店頭販売ではひとつ150円近くしますので貴重な収穫です。梅雨入り前にはじゃがいもも掘れるようです。






自宅裏の竹藪からは筍も出始めました。芽がでるのが遅い品種のようで、これから一雨ごとに地表から顔を覗かせるでしょう。

皐月とはもともと早苗月といって苗を育てる時期です。各農家も苗代の準備も程々終わっています。立夏、八十八夜と瞬く間に過ぎ梅雨入りも沖縄から始まっていきそうです。
土、竹、水、緑、風、苗
身近にある自然の生気に触れ、今日、明日、明後日と日常は続きます。

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六節気 穀雨

2022-04-19 20:16:50 | 生活

地上の穀物を育てる春の雨が降る頃。穀雨とは百穀を潤す雨と言う意味です。煙るようにしとしとと降り続く長雨になる季節。新緑を濡らす雨によってよりいっそう緑も深くなるのです。

三日以上続く雨を「春霖」降ったりやんだりする雨を「春時雨」と呼びます。また「雨は花の父母」とも言われ穀物だけではなく、草花も潤い育てます。
穀雨は春の最後の二十四節気にあたり、次節は「立夏」となる季節のまさに変わり目でもあります。

ひと雨ごとに緑は深さを増してゆき、新緑の季節も本番を迎えます。

江戸時代から続く鯉のぼりの風習は『後漢書』の故事で龍門と呼ばれる激流を鯉が登りきって龍になったという伝承に由来します。『鯉の滝登り』から立身出世を願って上げられるようになったそうです。
『登竜門』も同じ逸話に由来します。当社においては五月初頭に厄神祭を迎えます。
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