小中学校とも一学期も終盤を迎え、まとめのテストの時期となった。来週から始まる期末テストに向け、中学2年の娘は遅くまで勉強しているようだ(そう信じたい)。
小学5年生の弟も漢字と算数のテストを受けてきた。5年生ともなると学習内容もこれまでとは一段上がった内容で、日々の勉強の大切さを実感している。これまでの音読、ドリル、漢字練習など読み書き、計算の基礎的なことの積み重ねがいかに重要であったか。またこうした基礎学力をつける毎日の勉強の習慣が何よりも大切であったと思う。
全校漢字テストは全50問。一問2点の百点満点で、90点以上が合格。例年漢字ドリルのページを範囲で教えてくれたそうだが、今年の先生は今までやった中から出しますと言っていたそうだ。本来そうした方がテストの意味はある。
連日よくノートに書いて覚えたおかげで、漢字は全てかけたそうだ。書き順の問題もでき、ほぼ満点の出来であった。が、振り仮名の問題5問を全く書かなかったらしい。
どうして振り仮名を書かなかったのかと聞いてみると、「問題にそう書いてなっかったから」と答えてくれた。
確かに、漢字テストと大きく書いてはあるが、ひらがなを漢字に、漢字は振り仮名を振りましょうとは書いていない。
大人の感覚からすれば、当然漢字テストであるから、ひらがなを漢字に、漢字は振り仮名を振るというのは常識と考えてしまう。しかし、普段から我が家の勉強法として、「問題をよく読んで解く」というのを徹底させていたため、確かに問題には振り仮名をふるとの指示は記入されていない。だから書かなっかったとう子供の理屈に共感してしまった。
だから彼にとって今回のテストは90点満点。但し、これからは問題についてどうしてもおかしいと思う時は、試験管(しばらくは先生になるはず)に聴いてみるようにすると約束した。答えを出すことはただ詰め込んだ知識や教養を書き出すことではなく、相手が求めることに対して、自ら考え行動し伝えることだと学んでほしい。
満点は100点とは限らない。でも大切なのは自分から考えて答えを出すこと。そんなことを彼は教えてくれた。