皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

オリジナルミルクコーヒー

2019-07-26 23:28:58 | 食べることは生きること

一人勝ちだったコンビニが、営業時間と見切り販売の自制から世間で叩かれている。それでもコンビニ無しでは今の社会生活が回らないのも事実で、実際には毎日のようにその商品が入れ替わり立ち代り、消費者の嗜好に沿って選別されている。大手コンビニの定番品になるのは、大変なことだ。
ロングセラー商品でも同じことで、昔はあったが今は見かけないものも多い。
缶コーヒーの先駆けとなった、UCCオリジナルミルクコーヒー。発売は1969年というから、今年で50周年。懐かしの歴代パッケージの復刻版が販売されている。
中学の頃飲んだ記憶がある。甘くて美味しい記憶だ。
売られていたのは5代目のパッケージで販売は1993年。自分が大学生2年生の年だ。この年はまれに見る冷夏で、米が不作となり、外国産米が緊急輸入されている。当時レストランで働いていて、店ではタイ米が提供された。奇しくも今年は長い梅雨でこの年以来の日照不足と報道されている。
多くのメーカーの商品がコーヒーに香料を加えて、風味を出しているのに、このUCCオリジナルミルクコーヒーは無香料だ。しかも砂糖以外の甘味料も入っていない。
だから他のメーカーの缶コーヒーと明らかに味と風味が違う。昔の味がするのだ。今日久しぶりに飲んでみてその違いに改めて気づいた。
コーヒーは嗜好品の象徴的な商品で、味も時代とともに進化している。一品くらい昔からの変わらない味が残ってもいいだろう。
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