皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

五月雨をあつめて早し

2017-06-07 22:10:52 | 心は言葉に包まれて
5月の暑さが嘘のように、あっという間に梅雨入りしました。テレビ朝日の朝の番組が好きで、林先生の言葉検定を欠かさず見ています。「梅雨」と書くのは梅の実が熟する頃の雨だからかという説や、カビが出やすい頃の雨で「黴雨」と言った説があるそうです。
旧暦の五月に当たり五月雨の言葉もあります。今ではだらだらと続く様子をさす言葉です。松尾芭蕉の奥の細道に「五月雨を集めてはやし最上川」の句がありますが、元は「集めて涼し」と吟ったところを推敲の上の差し替えたそうです。実際に船に乗って流れが早いことにたいそう驚いたことを伝えたかったようです。
肌寒さが戻り、じめじめした気候の中でも一つの言葉の表現を大切にする。
そんな毎日でありたいと思います。
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