ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

鶏豚骨魚介なのにストイック。放出「はな・3」。

2020-10-16 19:39:00 | うまいもん
京橋から5分ほど東西線に乗ると、放出(はなてん)という街につく。
放出の街は知らなくとも、関西人なら「ハナテン中古車センター」はTVCMで知っている。
余談だが、関西人は
「ハナテン中古車センター」
「関西電気保安協会」
「西沢学園」
などの文字を、歌わずには読めない(笑)。

放出駅北口から5分ほど歩くと、こんな店が。




「はな・3」と書いて「ハナテンスリー」と読むそうな。
ワンとツーはどうした?というツッコミもしたくなるが、グッとこらえて店外のメニュウを見やる。

ここは鶏豚骨魚介スープがウリで、ラーメン・つけ麺・油そばとひと通りある。

初めての店なら、ここはまずノーマルの「あっさりラーメン」にしよう。
着丼。

具は分厚いチャーシュー1枚、メンマ、ネギと至ってシンプル。
白く厚みのある器もカッコいい。

箸を上げてみる。

この瞬間、魚介の香りが立ち上る。
つけ麺をウリにしている麺はラーメンも太めで勝負の店が少なくないが、こちらもそのようだ。

そしてこのスープは、香りの割には魚介が控えめなのだ。
魚介のみならず、鶏豚骨のベースも本当に脂を感じない。
これだけ贅沢に素材を使っているラーメンなら「どうだぁ!」みたいな自己主張と自己主張のぶつかり合いみたいなラーメンもあったりするが、ここまでそれぞれの抑えが効いたストイックでウマいスープは、なかなかない。
塩分も控えめで、最後の一滴までゴクゴクいける。
口の中でホロホロとほどけるほどによく煮込まれたチャーシューは、ひと切れなのに抜群の存在感。
放出に用事を作ってでも、食べに来たい店である…