花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

蛭!

2005年08月20日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
蛭(ヒル)の攻撃に合うという、恐ろしい体験をしてしまった。18日、孫たちを連れて鈴鹿の山へ食事に出かけた、その先で出会った事件だ。
鹿山系のふもとにある料理旅館へ昼食を摂りに行った。食事まで時間があったので、近くの川で孫たちを遊ばせた。自然の涼感は気持ちがいい。岩場を渡れない孫たちを抱いては流れの向こうへ移していた。
この料理は、川魚を調理してくれる。新鮮で値打ちだ。ビールを飲んでいたら孫たちがすぐ横で騒いでいる。見ると、2センチほどの下半身を膨らませた物体が、のた打ち回りながら廊下から外へ出て行こうとしている。ナメクジにしては色が黒く異様だ。
おばさんがそれを見て、蛭だといった。ヒル!音感からして気味が悪い。なんでこんなもん飼っておくんや!おばさんに講義しようと思ったら、誰かが持ち込んだものだという。このメンバーの誰かが、蛭の餌食になっているという。それはいったい誰だ!
ばさんは触ってはいけないと孫たちに注意して、塩を持ってきた。塩に埋もれた蛭は、どす黒い血をにじませて萎んでいった。赤黒く染まった塩を見ていると、蛭が気の毒に思えてくる。「吸われると、血が止まらないんですヨ」おばさんはそう言って少し笑ったような顔をした。
供たちが犠牲になっていなければと思いつつビールを飲んでいると、オイラのズボンに血のあとがついていた。ヒエッ!犠牲者はオイラか。くるぶしのところが出血している。拭いても拭いても血はにじんでくる。酔いはさめてしまって脱力感すら感じる。ワイフが持っていたバンドエイドを貼った。塩の中の血とズボンについた血を合わせても、出血の量はたいした事はなさそうだ。しかし・・・
供たちでなくてよかったねえ。おばさんを交えてみんなで笑っている。孫たちが、わしのバンドエイドをめくっては、珍しそうに傷跡を覗きに来る。
んだぁ!子供たちがよければこのわしはどうなってもいいのか。わしが蛭の餌食になったことが、そんなに面白いのか。なんとなく興奮してきた。血を吸われた後遺症が、早くも出てきたのか。やがてくる満月の夜が恐ろしい。やたらビールを飲みたくなった。後遺症で週2回の休肝日が守れなくなりそうだ。
のおかげで、明日も飲もうと決めた。そうだ、昼(ヒル)に飲もう。
コメント (1)
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