花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

恐怖の閉所恐怖症

2005年08月29日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
当店の従業員のおばさんが、旅行に行くから三日ほどお休みを取らせて欲しいといってきた。話の経過からお聞きすると、ご主人が変なのだ。とにかく変なのだ。
ちらへ出掛けるんですかと聞くと、東北とおっしゃる。2泊3日の旅である。
森まで初めての飛行機旅行。ご主人と水入らずで?と聞くと、友達と行くと答える。「主人は飛行機に乗れないんです」
はつらいよ」の映画で寅さんが乗れない飛行機に乗り、ふらふらでタラップを降りてくるシーンがあった。ご主人は、飛行機だけでなく、バスも電車も船もだめ、目がぱちぱちして気分が悪くなるそうだ。橋を渡ってもめまいがすることがあるとのこと。
ピードに対する恐怖心からかとお聞きすると、映画はよく観るらしい。自分への危機感が過敏なのだろうか。自分で運転する車は良いらしく、徒歩以外の唯一の移動手段だ。しかし高速はだめで、下の国道を走る。信号で停車するとほっとされるそうだ。お仕事は設計関係。デリケートで神経を使う仕事だからか。
ろんな過敏症の方が見えるそうで、トンネルのダメな方もみえるそうな。閉所恐怖症か。みんなでドライブに行っても、トンネルの手前で自分だけ降り、山越えをして、出口で待たせたみんなと合流しなくてはならない。昔の関所破りを彷彿とさせる。
所恐怖症といえば、家の下水が定期的に詰まる。猫たちが興味深そうに眺める中、床下へひとりでもぐる。廊下の下を懐中電灯の明かりを頼りに、兵士のように這い進む。それが怖い。今地震でも起きたらどうなるんだろうかと思ってしまう。上でのんびりと鼻くそをほじくるワイフに、大きな声で合図を送りながら必死の作業だ。自分はもしや閉所恐怖症か?と考えてしまう。
い家なので、年に2回は床下にもぐる習慣がついた。心配したこともなさそうで、いまやワイフのいない狭い床下のほうが落ち着く。仰向けに寝て廊下の床に穴を開け、そこからの景観でも楽しもうか。否、ワイフが通ると、かえって気分が悪くなりそうだ。
ッ!今通過したのは、あれはいったい、ナンジャ!
コメント
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