花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

江戸小咄

2005年08月22日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
大変しつれいですが、本日書くことがありませんので、江戸小咄でも・・・
嫁の乳
嫁が有った。しごく器用でよく働き、おやぢの月代(さかやき)をそってやる。
髭をそるとき、美しい肌への乳が、おやぢの唇へ触った。おやぢ、我を忘れてなめる所を、息子が見ていて大いに腹を立て。「さてさて親人にはあるまじきなされ方。女房の乳をなめてのたわむれ、ご所存のほどが承りたい」と決め付ければ、親父開き直って「おのれはおれのが女房の乳を、五年くらったではないか」
吉原
このごろは久しくおいでなんせん、お心変わりかという。
「イイヤ、心変わりではないが、さんざん痔が起こって、それゆえ来なんだ」
「それは、さぞお困りなさんしたでござんしょ。殊に出痔のいぼ痔のはしり痔のと、色々あるそうでござんすが、おまえのは何痔でござんす」
「おれがのは親仁(おやぢ)だ」
神田祭
田舎の客、なじみの女郎と差し向かいで話している。女郎、おならが出そうなゆえ「ぬしや神田祭をみなんしたか」
客「たびたび江戸へ出れど、神田祭はまだみねエ」
女郎「賑やかな祭りでありんす。まず練り物、屋台ばやしして、このように太鼓をたたきんす」と、火鉢のふちをむしょうに叩き、その音にまぎらせ、おならをぽんとはずせば、客あきれた顔で「それほど結構な賑やかな祭りに、このようにあとから肥やしを持ち行くはどうだろう」
ネタが多い!お・そ・ま・つ